快晴の空の下、西穂独標を目指して、西穂山荘を出発。
標高2385mにある西穂山荘は森林限界にあるので、山荘を出ると周りの風景が一変し視野が開ける。
最初から大きな岩が露出した山道を登ると、背後に赤茶けた焼岳が見える。
西穂高ロープウェイの西穂高口駅の後ろに大木場ノ辻が見える。
右に小山の錫杖岳、笠岳、抜戸岳、
弓折岳が続く。
更に、右下に大ノマ岳、右手奥に
双六岳が見える。
ケルンのある丸山に到着、左手に、上高地と霞沢岳、左後に
乗鞍岳が見える。
正面を見上げると、三角形の山頂のピラミッドピークと台形の山頂をした西穂独標が見える。
45年前は、霧に包まれ、登頂をギブアップしたガレ場を通過。
右手には、梓川に沿って、明神池、河童橋付近、帝国ホテル、大正池などが見渡せる。
西穂独標の下に辿り着き、本格的な岩場を登りきると西穂独標になる。
北を望むと、ピラミッドピーク、西穂高岳、間ノ岳、天狗ノ頭、ジャンダルムが連なっている。
西穂独標から西穂高岳への道は、いきなり垂直に近い岩場となり、多くのピークが続いている。
行ける所までと、更に進んだが、下りの方が危険であると感じ、体力のある内に引き返す決断をする。
再び、西穂独標に戻り、人影が全く見られない登山道をゆっくり下る。
雲ひとつなかった青空も雲が湧き出し、周りの山々の山頂が覆われだす。
西穂山荘に着いた頃には、周りの山の山頂が見えなくなる。
ロープウェイで新穂高温泉郷まで下り、消毒・循環が無い掛け流しの本格的な日帰り温泉「ひがくの湯」で
汗を流してから帰路に着く。
西穂独標
地図の中央の赤い「+」印が山頂の場所です
<岐阜県高山市奥飛騨温泉郷神坂にて>
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