双六岳(2860m)      2003年8月16日

 双六小屋越しに、鷲羽岳(2924m)を望む(左)

 鏡平山荘を6時前に出発して、弓折岳から縦沢岳へと続く尾根に登る。 昨日、鏡平からは見えなかった 御嶽山が焼岳、乗鞍岳の右手に姿を現す。 左にには、さらに穂高連峰、槍岳が連なり、長々と続く西尾根の 向こうに、鋸の歯を思わせる北尾根が見える。 

 稜線のお花畑を見ながら、双六谷側に下ると、縦沢岳と双六岳の間にある双六小屋越しに、 百名山の鷲羽岳が姿を現す。 双六小屋から双六岳(2860m)を目指す。 

鷲羽岳の場所 地図の中央「+」印が山頂の有る場所です





 双六岳(2860m)山頂から北に薬師岳(2926m)を望む(右)

 双子岳へ登る途中で、丸山(2854m)や三俣蓮華岳(2841m)、鷲羽岳の向こうに水晶岳(2978m)、 遥か後方に、半世紀前に登った剱岳(2998m)を見つける。 双六岳山頂へ到着。  山頂ではガスが流れ出し、瞬く間にガスに覆われる。 下山時に、写真でお馴染みの緑の丘の向こうに 聳える槍岳が、その尖った先端を雲の上から一瞬披露してくれる。

 双六岳を下山して、双六小屋で名物のおでんを楽しむ。 帰路に就き、キャンプが並ぶ双六池を 通り過ぎ、稜線に向かう途中で、黒百合の密集地に遭遇、花の多さに驚く。  午前中は雲一つなかった北アルプスの山々も山頂はガスに覆われ、刻々と姿を隠し始める。  鏡平到着後の一杯のかき氷はとても美味しかった。 夜から雨が激しくなり、次の日の下山は 再び雨の中の行進であった。

双六岳の場所 地図の中央「+」印が山頂の有る場所です

<長野県大町市にて>

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21世紀からの山歩き