乗鞍岳(3026m)      2008年7月30日


 不動岳(2857m)と恵比寿岳(2831m)に囲まれたお花畑(左)

 平湯温泉の宿から、平湯トンネルを抜けて、ほうのき平駐車場へ。  シャトルバスで乗鞍畳平まで登り、バスターミナルで食べ物を補給して剣ヶ峰に向かう。
 朝から雲ひとつなく、朝日に輝く、不動岳と恵比寿岳に見送られて、鶴ヶ池へ。  池畔にはコイワカカミが咲いていたので、カメラに収めたが、突然後ろから、テレビカメラを担いだテレビ局らしいグループから、 花は萎んで元気がないようですねと話しかけられる。
 車道の日本最高所、標高2710mの県境広場に出て、富士見岳は往路に登頂することにして、西麓を巡り、 不動岳東麓にある不消ヶ池、別名氷食湖を眺めて歩く。
 富士見岳を過ぎると、突然、左手が開け、前方に、家族で遊んだ大雪渓の向こうに、主峰の剣ヶ峰が見える。  三重県の菰野町からやってきた中学生の一団に声を掛けられながら、 剣ヶ峰を目指して歩くと、大雪渓の上に出て、肩の小屋に到着する。
  乗鞍岳畳平   地図の中央の赤い「+」印が山頂の場所です         <岐阜県高山市丹生川町岩井谷にて>
 畳平から肩の小屋までの風景を、下記の「畳平から肩の小屋」のボタンをクリックして、30枚の写真でご覧ください。


 蚕玉岳(2980m)の山頂から権現池を望む(左)

 肩の小屋を過ぎると、本格的な登山道になる。  赤い宇宙線研究所の建物や、ドーム型のコロナ観測所を見下ろしながら、朝日岳の東麓を登る。
 高度が揚がって行くと、富士見岳の向こうに、北アルプスが見えてきた。  槍ヶ岳から裏銀座に延びる所に双六岳、一番左が笠ヶ岳だろう。
 蚕玉(コダマ)岳の山頂に着くと、右手下に権現池が見え、南側に、剣が峰(3026)、その右手に、 大日岳(3014m)、屏風岳(2968m)、薬師岳(2950m)と連なっている
 権現池の北側には、右手から朝日岳(2975m)、水分岳(2896m)がのびる。  山頂小屋からは、岩がごろごろした登山道になり、乗鞍本宮奥宮の裏に出ると、剣ヶ峰山頂である。
  乗鞍岳剣ヶ峰   地図の中央の赤い「+」印が山頂の場所です         <岐阜県高山市丹生川町岩井谷にて>
 肩の小屋から剣が峰までの風景を、下記の「肩の小屋から剣が峰」のボタンをクリックして、29枚の写真でご覧ください。


 剣ヶ峰登頂の帰りに富士見岳に登る(左)

 剣ヶ峰山頂から右手に、大日岳、屏風岳、薬師岳、左手に、高天ヶ原(2829m)を眺めた後、蚕玉岳を経て、 肩の小屋へ。
 朝は雲一つない青空も、湧き上がるガスに覆われ、今登って来た剣が峰が見え隠れする。  富士見岳南側登山口から登る。 左下に、不消池が見え隠れし、富士見岳の山頂も、ガスに包まれたり、晴れたりの繰り返し。
 県境広場に下る頃には、畳平のガスは消えて、バスターミナルも姿を現す。  最後に、銀嶺荘前の魔王岳登山口から登り、前山(2761m)山頂にある魔王園地に寄り、魔王岳(2763m)山頂へ。  最初に乗鞍岳に来た40数年前に宿泊した銀嶺荘でお土産を購入し、帰りは東海北陸自動車道で帰宅する。
  富士見岳   地図の中央の赤い「+」印が山頂の場所です         <岐阜県高山市丹生川町岩井谷にて>
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