有馬温泉と清水寺      2010年10月07日


 射場山の中腹にある有馬稲荷神社の本殿(左)

 有馬温泉散策の最初の訪問地は、 太閤秀吉が「いくら見ても飽きない」と誉めた日暮らしの庭がある瑞宝寺公園へ。  伏見城から移築した瑞宝寺の山門や秀吉が碁を楽しんだという石の碁盤などを見る。
 宝寺公園から、杖捨橋を渡り鼓ヶ滝公園に向かう途中に地獄谷がある。  公園があり炭酸泉が湧き出ている。  炭酸水はサイダーのようで、外国でのガス入り飲料水に相当する。
 歴史の散歩道を進むと有馬稲荷神社の鳥居がある。  石段を登ると、射場山の中腹に本殿がる。  社殿の前の大パノラマが目玉となっている。
 歴史の道を更に進むと、鳥地獄や炭酸地獄がある。  虫地獄の石碑の周りには虫の死骸が多く見られたのだろう。
 ロープウェイの駅を通り過ぎると、滝のある鼓ヶ滝公園に出る。  鼓ヶ滝は高さ8mの直瀑で、以前は、滝の瀑音が山々に響いて、まるで鼓を打つように聞こえたと云う。  紅葉の名所でもある有馬川沿いの道を歩き、愛宕山を目指す。
有馬稲荷神社    地図の中央赤い「+」印が神社です             < 兵庫県神戸市北区有馬町 にて>
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 1413年に再建された、国宝の朝光寺の本堂(左)

 有馬温泉から、清水寺に行く途中でパーキング・エリアの「ハーブス赤松」に寄る。  一服後、西国第二十五番霊場の播州御岳山清水寺へ。
 開山した法道仙人は印度の僧で、1800年前の景行天皇の時に中国から来たと云われている。  最初に現れるのは、池の禅尼が創建した薬師堂、次いて西国二十五番の札堂である大講堂、  寺務所がある本坊、地蔵堂、鐘楼、根本中堂、宝篋印塔などを参拝する。
 清水寺の後は、国宝の本堂がある朝光寺へ。  参道の途中に、落差10mのつくばねの滝がある。  長い石段を登ると、朝光寺の山門がある。
 国宝の本堂は1413年に再建、1428年に屋根の瓦葺きが完成した記録がある。  国宝建築にも拘わらず、境内には人影は全く見られない。  本堂は和様に禅宗様の要素を加味した折衷様建築の代表例と云われている。
 多宝塔、鐘楼、鎮守社、護法社の参拝を最後に、六甲山周辺の散策を終える。
清水寺    地図の中央赤い「+」印が清水寺です           < 兵庫県加東市平木 にて>
朝光寺    地図の中央赤い「+」印が朝光寺です           < 兵庫県加東市畑にて>
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