葛城古道の散策は九品寺からスタート。
九品寺にて、ずらりと並ぶ石仏に参拝した後、南に向かう。
石仏や「番水の時計」の脇を通り、駒形大重神社を過ぎると、道の真ん中に、
極楽浄土を願って村人が彫った六体の地蔵がある。
鴨一族の氏神として祀られた鴨山口神社や早良親王(祟道天皇)を祀った祟道神社に参拝してから、
御所駅まで歩き、タクシーで、長柄街道と水越街道の交差点にある龍正寺まで走る。
慶長年間(1596〜1615)に建てられた中村家住宅を覗き、日本書紀に天武天皇が流鏑馬を見たと書かれている
長柄神社神社に参拝する。
葛城一言主神社で樹齢1200年の御神木である乳銀杏を仰ぎ、
第二代綏靖天皇の都「葛城の高丘宮」の跡を示す石碑を過ぎると、
目の前に
大和三山が現れる。
間もなく、九品寺の山門が見えて、スタート地点に戻る。
九品寺
地図の中央赤い「+」印が九品寺の場所です <奈良県御所市大字楢原にて>
葛城古道北部の風景を、
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九品寺から、葛城古道を車で南下し極楽寺へ。
門の上に鐘楼がある鐘楼門から入り、本堂に参拝する。
葛城古道を南下し、神話の故郷である高天原に向かうも、古道は、山中の急坂で、道を間違えたかと思う。
突然、視界が開け、田圃が見える平野に出る。
橋本院の鐘楼、観音堂、本堂があり、観音堂には毎月21日に公開されると言う秘仏の十一面観音立像が納められている。
天照大神が統治した神々の里だということを示す「史跡高天原」の碑を過ぎると、
杉の巨木に覆われた参道の奥に、神々が暮らした高天原の旧跡地に建つ高天彦神社が見える。
高天原彦神社の祭神、高皇産霊尊は、仁徳、履中、雄略天皇に皇后を送った葛城氏の祖神である。
神社参道の入り口には、若死にした小僧の悲運が伝わる「鶯宿梅」がある。
紅葉の到来が近づいたことを感じながら、今日の葛城古道の散策を終える。
橋本院
地図の中央赤い「+」印が橋本院の場所です <奈良県御所市大字高天にて>
葛城古道中部の風景を、
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