葛城古道            2009年10月20日


 葛城古道にて大和三山を望む(左)

 葛城古道の散策は九品寺からスタート。  九品寺にて、ずらりと並ぶ石仏に参拝した後、南に向かう。
 石仏や「番水の時計」の脇を通り、駒形大重神社を過ぎると、道の真ん中に、 極楽浄土を願って村人が彫った六体の地蔵がある。
 鴨一族の氏神として祀られた鴨山口神社や早良親王(祟道天皇)を祀った祟道神社に参拝してから、 御所駅まで歩き、タクシーで、長柄街道と水越街道の交差点にある龍正寺まで走る。
 慶長年間(1596〜1615)に建てられた中村家住宅を覗き、日本書紀に天武天皇が流鏑馬を見たと書かれている 長柄神社神社に参拝する。
 葛城一言主神社で樹齢1200年の御神木である乳銀杏を仰ぎ、 第二代綏靖天皇の都「葛城の高丘宮」の跡を示す石碑を過ぎると、 目の前に大和三山が現れる。
 間もなく、九品寺の山門が見えて、スタート地点に戻る。
    九品寺    地図の中央赤い「+」印が九品寺の場所です           <奈良県御所市大字楢原にて>
 葛城古道北部の風景を、  下記の「葛城古道北部」のボタンをクリックして、40枚の写真でご覧ください。


 橋本院の秘仏である十一面観音立像(左)

 九品寺から、葛城古道を車で南下し極楽寺へ。  門の上に鐘楼がある鐘楼門から入り、本堂に参拝する。
 葛城古道を南下し、神話の故郷である高天原に向かうも、古道は、山中の急坂で、道を間違えたかと思う。  突然、視界が開け、田圃が見える平野に出る。
 橋本院の鐘楼、観音堂、本堂があり、観音堂には毎月21日に公開されると言う秘仏の十一面観音立像が納められている。
 天照大神が統治した神々の里だということを示す「史跡高天原」の碑を過ぎると、 杉の巨木に覆われた参道の奥に、神々が暮らした高天原の旧跡地に建つ高天彦神社が見える。  高天原彦神社の祭神、高皇産霊尊は、仁徳、履中、雄略天皇に皇后を送った葛城氏の祖神である。
 神社参道の入り口には、若死にした小僧の悲運が伝わる「鶯宿梅」がある。  紅葉の到来が近づいたことを感じながら、今日の葛城古道の散策を終える。
 橋本院    地図の中央赤い「+」印が橋本院の場所です           <奈良県御所市大字高天にて>
 葛城古道中部の風景を、  下記の「葛城古道中部」のボタンをクリックして、23枚の写真でご覧ください。

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