大和三山(199m)             2007年1月14日

 
    耳成山の山頂から畝傍山(199m)を望む(左)

 以前から、万葉集の舞台でもある大和三山に登りたいと思っていたが、偶然、近鉄の「てくてくまっぷ」の 「大和三山回遊コース」の パンフレットをサイトから入手できたのと、天気も良さそうだとのことで、大和の国に足をのばした。
 「橿原神宮」に参拝し、 「上村敦之」 が描いた干支の大きな絵の前で 記念写真を撮ってから、マップに従って北神門を出てスタート開始。
 畝傍山登山口の標識に導かれて山道を歩く。 低山とはいえ山頂近くは結構きつい。  予想に反して朝から雲が垂れ込めていたが、行き交う人の多さに驚く。  一組のアベックに会っただけの先日の「竜ヶ石山」の登山とは大違いだ。
 標高199mの山頂に到着。 ここも登山者で埋まっている。 山頂には山名を示す標識が無いのが残念だ。  山頂からは西側に、先日登頂した「二上山」「葛城山」 が見える。
 山頂に祭られた、畝傍山口神社の奥社の前で記念写真を撮って下山する。  山腹の分岐点から、北西への「畝傍山口神社」への道に向かう。  静かに佇む神社に参拝してから、次の目的地の香久山へ。
 畝傍山 地図の中央「☆」印が山頂の場所です             
 <奈良県橿原市大谷町にて>
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 藤原京の八条大路沿いにある紀寺跡から香久山(152m)を望む(右)

 畝傍山口神社を出て、石燈籠を目印に右折すると高取川に出る。  更に右折し、大師堂を過ぎると、風致保安林がある。
 その先に神武天皇陵がある。  「神武天皇陵」に参拝後、橿原考古学研究所付属博物館の横を通り、 畝傍御陵前駅の中を潜り抜けて、更に東に進むと、右手に「本薬師寺跡」がある。  飛鳥川に出て、上飛騨橋を渡ると、左手に「紀寺跡」がある。
 香久山への標識に従い、左折して直進すると、天岩屋神社がある。  高千穂にある「天岩屋神社」と比べると簡素なものである。  引き返して、更に東に進むと、「てくてくまっぷ」が無ければ躊躇しそうな山道になる。  でも、山頂に到着したら、数組のハイカーで賑わっていた。
 山頂からは、西側に先ほど登った畝傍山が優美な姿を見せていた。  それを眺めていると、香久山と耳成山が畝傍山を取り合ったとの話にも納得できた。  この香久山は多武峰、音羽山につづく竜門山塊の一部で、死火山である畝傍山や耳成山と比べて、 その山容は劣るが、持統天皇の和歌で最も有名な山になっている。
 山頂には、古事記や日本書紀に出てくる国常立尊が祀られている国常立神社がある。  山頂から、耳成山を目指して北麓に下ると、山麓に香久山神社がある。
   香久山  地図の中央「☆」印が山頂の場所です
 <奈良県橿原市南浦町にて>
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    耳成山公園から耳成山(134m)を望む(左)

 天香山神社を参拝してから、耳成山を目指して北へ。  天香山神社参道の入口を示すらしい「天香山埴安伝称地」の石標、「八釣山地蔵尊」の入口を示す石標、 太神宮石燈籠などを眺めながら、前にも訪れたことがある 「藤原宮跡」に到着する。
 北側には真正面に耳成山が見える。  池の横を通って、耳成山を目指す。
 耳成山公園の前にある登山道から急坂を登ると、八合目に 「耳成山口神社」がある。  神社参拝後、山頂に上るとここでも多くの人に出会う。  山頂からは、葛城山を背景に畝傍山が望める。
 下山後、大和八木駅まで歩き、近鉄橿原線で橿原神宮前駅まで乗車して、スタート地点の橿原神宮まで戻る
 耳成山 地図の中央「☆」印が山頂の場所です             
 <奈良県橿原市木原町にて>
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