竜ヶ石山(351m)       2007年1月10日

 
    竜ヶ石山の山頂から今年初の富士山を望む(左)

 東の空は上天気との予報に、今日は富士山が見えるのではないかと期待して、東名高速道路に入り浜名湖の北にある竜ヶ石山に向かう。  豊川の検札所の手前で、いつものように富士の姿を捉えて、幸先が良いと微笑む。
 竜ヶ岩洞の駐車場に車を止め、「竜ヶ石山へ」の案内板に従って田畑林道に入る。  見落としそうな小さな案内板に導かれて、林道を奥に進むと、右手に登山口の案内板がある。
 山道を少し登ると分岐点がある。 左手の急坂を登ると、見晴岩があり、呆気なく山頂に到着。  山頂からは、南に浜松の市街地や井伊直弼縁の井伊谷、南西に尉ヶ峰が見えるが、南側以外は樹木に覆われて、 展望が利かない。
 別名「三国一の山」と名付けられた山にしては、名が勝ちすぎている。  最も、その名は標高が359.1mに由来しているという。  幸い、山頂にはパラグライダーの監視塔らしき物見台があり、最上階まで上がってみると、東に富士山、 北東に南アルプスの一部が望まれて、これで満足する。
 下山は、石灰岩の露頭が点在するカルスト地帯を通り、山びこの丘と名付けられた標高297mの三合山に寄る。  三合山の山頂から見る竜ヶ石山は優美な二等辺三角形をしている。  竜ヶ石山頂からは樹木で遮られて見えなかった富幕山も姿を現した。  下山後、開園直後に訪れた竜ヶ岩洞に20数年ぶりに入園してみた。  設備は充実していたが、入館者の人影は疎らだった。
 竜ヶ石山 地図の中央「☆」印が山頂の場所です     
 竜ヶ岩洞 地図の中央「☆」印が鍾乳洞の場所です     
 <静岡県浜松市引佐町田畑にて>
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