東の空は上天気との予報に、今日は富士山が見えるのではないかと期待して、東名高速道路に入り浜名湖の北にある竜ヶ石山に向かう。
豊川の検札所の手前で、いつものように富士の姿を捉えて、幸先が良いと微笑む。
竜ヶ岩洞の駐車場に車を止め、「竜ヶ石山へ」の案内板に従って田畑林道に入る。
見落としそうな小さな案内板に導かれて、林道を奥に進むと、右手に登山口の案内板がある。
山道を少し登ると分岐点がある。 左手の急坂を登ると、見晴岩があり、呆気なく山頂に到着。
山頂からは、南に浜松の市街地や井伊直弼縁の井伊谷、南西に
尉ヶ峰が見えるが、南側以外は樹木に覆われて、
展望が利かない。
別名「三国一の山」と名付けられた山にしては、名が勝ちすぎている。
最も、その名は標高が359.1mに由来しているという。
幸い、山頂にはパラグライダーの監視塔らしき物見台があり、最上階まで上がってみると、東に富士山、
北東に南アルプスの一部が望まれて、これで満足する。
下山は、石灰岩の露頭が点在するカルスト地帯を通り、山びこの丘と名付けられた標高297mの三合山に寄る。
三合山の山頂から見る竜ヶ石山は優美な二等辺三角形をしている。
竜ヶ石山頂からは樹木で遮られて見えなかった
富幕山も姿を現した。
下山後、開園直後に訪れた
竜ヶ岩洞に20数年ぶりに入園してみた。
設備は充実していたが、入館者の人影は疎らだった。
竜ヶ石山 地図の中央「☆」印が山頂の場所です
竜ヶ岩洞 地図の中央「☆」印が鍾乳洞の場所です
<静岡県浜松市引佐町田畑にて>
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