春のような陽気に誘われて、古代ロマンの時代を訪ねに、古代大和が息づく「山の辺の道」を目指して、伊勢湾道路、
東名阪道を経て、天理東インターへ。
邪馬台国時代の土器が出土する「布留遺跡」にある布留交差点から、インターネットで入手した、近鉄沿線ハイキングマップの
「山の辺の道コース」を片手にスタートする。
若い信者の団体さんで賑わう、天理教本部を右手に眺めながら、天理駅へ。
JR桜井線で、桜井駅まで南下し、最初から寄り道して
「桜井茶臼山古墳」へ。
この先は、現地点が分からなくなり、三輪山を目指して歩いたら、大和川の堤に、
近畿遊歩道である「歴史街道」の道標を発見し、馬井手橋を渡って、
「仏教伝来の地」に出る。
山の辺の道の南端になる、日本で一番古い市があった海柘榴市(ツバイチ)観音堂や、天平末期頃の作とされる
「金屋の石仏」に参拝する。
昭和になって復興された、真新しい「三輪山平等寺」や「三輪成願稲荷社」にも参拝し、
参拝客で賑わう
「大神神社」へ。
次は、三輪山の唯一の登山口がある「狭井神社」へ。ここには、「狭井の御神水」が湧き出る井戸と、
三輪山に登頂した三島由起夫が書いた「清明」の石碑がある。
神社に参拝後、次の目的地である「大美和の社・展望台」へ。
仏教伝来の地地図の中央「+」印が伝来地の場所です
<奈良県桜井町大字金屋にて>
布留交差点から狭井神社までの山の辺の道を、
下記の「山の辺の道1」のボタンをクリックして、 18枚の写真でご覧ください。
「大美和の社・展望台」は狭井神社と
「久延彦神社」
の中間にある。 展望台からは、
大和三山が望め、背後には三輪山が聳えている。
久延彦神社参拝後、狭井神社まで戻って、
「玄賓庵」から
三つ鳥居が立っている
「檜原神社」へ。
梅の香りに包まれた、東海自然歩道にもなっている「山の辺の道」を進むと、大きな古墳がある。
この古墳は
「景行天皇陵」である。
その先には
「崇神天皇陵」もあり、
この辺りは歴史的風土特別保存地区に指定されている。
<奈良県天理市にて>
山の辺の道の風景を、下記の「山の辺の道2」の
ボタンをクリックして、20枚の写真でご覧ください。
古墳を過ぎると、山の辺の道のPR施設である、立派な
「トレイルセンター」があり、その横に、
「長岳寺」がある。
初期大和王権時代の
「中山大塚古墳」を眺め、
念仏寺の前を通り、波多子塚古墳を望み、
「夜都岐神社」に参拝する頃には、
流石に疲れを感じて、天理観光農園で一服する。
永久寺跡の池の傍を通り、芭蕉の句碑を過ぎれば、間もなくスタート地点の石上神宮になる。
今日のウォーキングは寄り道もあり、20kmほど歩いただろうか。 梅の花にも恵まれ素晴らしい一日であった。
峠の茶屋「天理観光農園」
地図の中央「+」印が茶屋の場所です
<奈良県天理市園原町にて>
山の辺の道の風景を、下記の「山の辺の道3」の
ボタンをクリックして、15枚の写真でご覧ください。