万博だより(5)
2005年5月24日
赤い三角形が目に鮮やかなワンダーホィール展覧車
マンモスと対面出来るグローバル・ハウス
1ヶ月ぶりに訪れてみた万博会場は、驚くほどの様変わりをしていた。
兎に角、人が多い。 朝、30分前にゲイトに到着したが、それでは日本企業の人気パビリオンを
見るには遅すぎる。
今日の第1の目的の日本自動車工業会のパビリオンであるワンダーホィール展覧車に直行してみたら、
流石に待ち時間零で案内して貰い、4人乗りのゴンドラに一人で乗せてくれてた。
ゴンドラが上昇する間の味気ない時間を「人類の文化の進化」の映像で楽しませ、突然、
高さ50mからの万博会場のパノラマを提供してくれるアイデアは賞賛に値する。
次に、冷凍マンモスを目指して、グローバルハウスに向かうも、直ぐ北にある北口からの
北エントランスは人が殺到して危険であるとの理由で、ハウス方向は通行止め。
グローバルループを延々と歩かされ、地面に下りてから逆に、今来た方向に戻らされてやっと辿り着く。
ブルーホールの整理券を手に入れ、EXPOドームに向かうも、今日は、11時の
ナショナルディーの催し物は、EXPOホールの方で挙行されるとの話。
類似の建物に、紛らわしい似たような名前を付けたものだと愚痴の一つも言ってみたくもなる。
このグローバルハウスで日本企業のパビリオンを全て観覧したことになる。
もっとも、ブルーホールの他にオレンジホールもあるからこれも見なければ全部とは言えないかも知れないが、
こちらの意志で指定できないのがもどかしい。
短時間で前をサーと通りすぎてしまうマンモスは、貴重なものである旨自分自身に教え込まなければ
こんなものかで終わってしまう。
寧ろ、縦10m横50mの大スクリーンの「レーザードリームシアター」の方が迫力があって一見に値する。
<愛知県長久手町にて>
グローバルハウス4(ヨーロッパ)にあるコーカザス共同館
アゼルバイジャンのガイド嬢
この時間になると人気のあるパビリオンは全て長蛇の列。 列ばなくても入場できる外国のパビリオンを目指し、
先回の来場時に未だ見残しが4つ残っているグローバルコモン4(ヨーロッパ)へと足を運ぶ。
北欧共同館、ポルトガル館、オランダ館は共に映像を使って本国の風景などを紹介し、
観光客誘致のPRに徹している感じである。
前回の大阪万博の時は未だ外国旅行が珍しく、外国館巡りで模擬海外旅行を楽しめたが、
多くの国に足を運んだことがある現在では、その時ほどの新鮮さは無い。
小さいパビリオンながら、地面をスクリーンにしたオランダ館の映像は見応えがあった。
最後に訪れたコーカサス共同館はグルジア、アルメニア共和国、アゼルバイジャン共和国の3国の共同出展である。
コーカサス地方と言えば、最近ではロシアとの関係で新聞紙面に屡々登場するが、
私にとっては昔から美女の産地としての認識があり、アラビアンナイトの美女達はここの出身だと思っている。
展示は小規模だが、アゼルバイジャンでは若い女性が来訪者に展示品の説明をしてくれていた。
彼女はコーカサス美女の一人と感じ、写真を撮らして貰った。
目鼻立ちが整いすぎて、寧ろ、ボーイッシュの感じで、カメラの前でやや緊張したこともあり、
彼女の魅力を十分引き出すことが出来なかった。
遅い昼食は、神楽坂のトルコレストラン「ソフラ」でシシカバブを食したが、まあ、話の種を得たと言うべきか。
<愛知県長久手町にて>
万博長久手会場 地図の中央「+」印が会場の有る場所です
万博だより(4) 2005年4月20日