飯道山登頂は、先ず信楽高原鉄道の紫香楽宮址駅からスタート、貴生川駅まで乗車して、
紫香楽宮址駅へ歩くコースに挑戦する。
貴生川駅前から、飯道山登山口まで、2.5km。
杣川に架かる北杣橋を渡り、飯道寺の五色椿を鑑賞し、
白鳳年間の創建と伝えられる日吉神社境内にある樹齢六百年余りの御神木の欅を仰ぐ。
飯道山の登山口には鉄柵があり、錠を外して中に入るが、地元の人のアドバイスが無ければ、迷っただろう。
飯道山山頂まで、2kmの標識を過ぎると間もなく飯道山休憩所があり、横の石段を登ると、岩壺不動尊がある。
岩がごろごろした今日の最難所である佐羅坂最難所を登ると、杖の権現休憩所に到着する。
飯道山の山頂に到着、結局、一人の登山者に会うこともない静かな山行であった。
山頂からは比良山地、湖南の山々、鈴鹿山系の山々が見え、中央に、
近江富士と云われる
三上山が見える。
大規模な石垣が残っていている飯道寺跡の遺構を過ぎると、
1650年に再建された重文に指定されている本殿のある飯道神社に到着する。
飯道山
地図の中央の赤い「+」印が飯道山の山頂です <滋賀県甲賀市水口町牛飼にて>
金華山の登山風景を、下記の「貴生川駅から飯道山」のボタンをクリックして、50枚の写真でご覧ください。
飯道神社に参拝する、飯道山は古くから修験者の山として知られている。
本殿の裏には巨岩が乱立し、行場コースになっている。
延長350米で、本殿の前の石段の左が入り口であり、裏山の巨石群がゴールになっている。
裏山の巨岩群からスタートし、行者コースを逆方向に歩く。
逆コースは下りのロープや鎖場がが続き、登山道と比べて難路の連続になる。
「胎内くぐり」や「蟻の塔渡り」など、他の行場と同じような名前の修行場が見られる飯道山の行者コースを歩く。
信楽側に下山し、「金亀水」を通り、飯道神社の鳥居がある宮町登山口に出る。
近年の発掘で紫香楽宮跡と推定されている宮町遺跡に寄る。
次に、現在では甲賀寺跡となった国指定の紫香楽跡へ。
遺跡を見学し、飯道山の登頂を無事終えて紫香楽宮駅に帰りつく。
紫香楽宮跡
地図の中央の赤い「+」印が紫香楽宮跡の山頂です <滋賀県甲賀市信楽町黄瀬にて>
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