三岳山(467m)と滝沢山(394m)   2005年12月10日




  宗良親王が居城とした三岳城跡がある三岳山山頂(左)        石灰岩が風化して奇岩が突出した岩場の立須展望台(右)

 天気予報によると、静岡県だけが太陽のマークがついているので、軽い山歩きを期待して、 浜松市郊外にある三岳山と滝沢山へ。  三岳山の山頂には南北時代の宗良親王が居城とした三岳城跡があり、滝沢山には風媒社発行の 「素晴らしき絶景100」で紹介されている「滝沢展望台」がある。  三ヶ日インターで降りて、三岳山の麓にある 三岳神社を目指す。
   カーナビによると、三岳神社への道の表示はないので、三岳の集落の慶蔵院を目的地に 入力して、国道257号線から先ず慶蔵院へ。  そこから三岳神社への標識に従い、林道を先に進む。 カーナビの矢印は道路のない所を走っているが、 確実に近づいている。  林道の脇に石段があり、三岳神社への標識があるので、そこで車を降り、石段を登ったら、 三岳神社があった。
 神社脇にある整備された登山道を登ると、三岳城本丸跡のある山頂に到着する。  山頂からは西側に浜名湖、前面に浜松市内が広がっている。  浜名大橋は霞んで見えるが、東名高速道路の赤い浜名湖橋は良く見えるので、 そこからいつも眺める富士山はもし天気が良ければ、この山頂からも素晴らしい姿が眺められるだろう。
 浜松市街地の中央にはアクトタワーが聳えて見える。  再び、三岳神社まで戻り、石段には下らず、滝沢展望台への林道に向かうと、川名の集落と 立須展望台との分岐点がある。  登山道を一気に登ると、石灰岩が風化して奇岩が突出した岩場に到着する。  狭い山頂の足場は御嶽山の摩利支天山のようだが、 寧ろ、北八ヶ岳の高見石や縞枯山展望台を思いだした。

 三岳山 地図の中央「+」印が山頂の場所です

< 静岡県浜松市引佐町三岳にて>



     滝沢山に置かれたよく見掛ける緑色の彫り込み字の標識板(左)  

 立須展望台で展望を堪能した後、駐車場まで戻り、林道を滝沢町に向かうと、突然、滝沢展望台に出る。  ここでも、遠州灘を背景に浜松市内が広がっていて、その中心にアクトタワーが聳えている。  案内板によると、展望台の奥に、御嶽神社跡のある394mの浜松最高地点である滝沢山がある。
 展望台があるピークを越えて、更に奥のピークに登ると、山頂らしき所に「御嶽峠(角地峠) 浜松市最高地点394m」の標識が 建っている。  勿論、最近の合併以前の旧浜松市の最高地点で、ここが滝沢山だろうと推測したら、近くの木に「滝沢山」の札が架かっていた。
 再び、展望台に戻り、次は案内板にある滝沢キャンプ場近くの「仙巖の滝」に向かう。  道路にある「仙巖の滝」への標識に従い、滝沢キャンプ場を捜すも、場所が分からずに集落の中をウロウロしていたら、 自動販売所があり、覗いてみたら、蜜柑と柿が列んでいたので、9袋も買ってしまった。
 やっとのことで、落差7mの 「仙巖の滝」 に到着、冬場の渇水期なので水量が少ないと危惧したが、予想以上に水量が多く、 見応えがあった。  滝の写真を撮った後に、県道68号浜北三ヶ日線を走り 「都田川ダム」 の「いなさ湖」によってから帰路に就く。

 滝沢山 地図の中央「+」印が山頂の場所です

< 静岡県浜松市滝沢町にて>



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