ホルトとジャクソンからデトロイトへ  1989年6月28日

 
 ジャクソンのパルマにて建設中の工場

 6月28日、米国滞在4日目の朝を迎える、  今日の予定は、仕入先候補訪問で、仕入先として承認の可否を決める責任がある。  ジャクソンを経由して、州道127号線を北上し、ホルトの町にある会社「パーマー」へ。
 現地生産工場は、T社との共同出資で、一つの製品を製造するが、 日本では、半分を私の担当する工場で生産している。  会社間の実務作業は殆んど終わっており、最終的な承認を出すのが今回の訪問の目的である。  ジェネラル・マネージャーのジャーニスさんが品質的には絶対大丈夫だと力説する。  特に問題も見られないので、承認の方向で進める。
 塗装はジャクソンにある、エルモ・ペインティング・カンパニーで行うとのことで、 ジャーニスさんと共に、ジャクソンへ。  エルモ社では塗装の品質をコンピューターで管理していた。
 無事視察を終え、ステーキハウスで会食してから、建設中の現地生産工場に向う。  建設を依頼したアルバート・カーン・アソシエイテッドは、前回、私が担当した バトルクリークの工場建設時もお願いした会社で、社長とも会食させていただいた会社なので、 私には、十分予備知識のある会社である。  我が社からも、多くの支援者を派遣しているので、日本側支援責任者の立場で建設状況をチェックする。  工場建設現場の視察を終え、工場建設会社の本社があるデトロイトに向う。
   現地生産工場  地図の中央が現地生産工場です         <米国 ジャクソンにて>
 ホルトとジャクソンの風景を  下記の「ホルトとジャクソン」のボタンをクリックして、32枚のスライド写真でご覧ください。

 
 黄金時代のジェネラル・モータースの本社ビル

 デトロイトの中心部に来たら、先の尖ったフィシャービルが見えて来た。  アルバート・カーン・ビルディングとジェネラル・モータースの本社は並んで建っている。
 約束時間より早く着いたので、GMの本社ビルを見学する。  3年前に、ここに来た時は、ロビーにクリスマス・トリ―が飾ってあったショッピングセンターを通り、GM本社の2階へ。  1階に下りて、展示してあるGMの新車を眺め、米国車の大きさに圧倒される。
 アルバート・カーンでは、建設中のジャクソンの新工場の完成図を前に置き、顔馴染のスタッフから経過説明を受ける。  打ち合わせも終了したので、デトロイトの黄金時代に造られたフィーシャービルを覗いてみる。  フィシャービルの内部は大理石がふんだんに使われている。  ここで、前回、社長と会食したことを思い出した。
 夕食は、フォード・ロードに美味しい中華料理店があると云って連れて行って貰う。  デトロイトのホテルはマリオットが定宿だが、今夜は一人なので、ランクアップして、 フランクリンロードに面した「エンバシーホテル」に泊まる。
   GM本社ビル  地図の右下がGM本社ビル左上がフィッシャービルです         <米国 デトロイトにて>
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第4回米国視察旅行