エンバシーホテルにて、米国滞在5日目の朝を迎える。
初めてのホテルであるが気に入ったので、帰りに再びこのホテルを利用することにして、
トランクをフロントに預け、ホテルの車で空港に送ってもらうことにする。
ホテルの車がなかなか出ない、緑のズボンに花柄のワイシャツの男が、
割り勘でタクシーで行かないかと声を掛けらたので同乗する。。
医者と名乗る男と運転手との三人で、日本車の優秀性について話が弾む。
デトロイト空港に到着、搭乗口で待機していると、アナウンスがあり、
搭乗予定のノースウェスト機がマシーントラブルで欠航となったとのこと。
自動販売機でコインを確保し、公衆電話の説明書を読みながら、
バトルクリークの工場の人に、ノックスビル空港で出迎えて呉れる人への連絡を頼む。
次の便に乗ったら、ノックスビルには行かない、他の便でメンフィスで乗り替えれば行ける。
ファーストクラスの席が空いているからD10のゲートの便に飛び乗れと云われる。
飛行機の中でスチュワーデスに、この便はメンフィスに行くのですねと確認したら、
彼女は次の空港で降りるので知らないと云う。
メンフィスでノックスビル行きに乗換へる積りが、飛行機はインディアナポリス空港に降下。
飛行機を間違えたのかと傍にいた老夫婦に尋ねてみたら、この飛行機は、その後、メンフィスに向かうと云われる。
エジプトのメンフィスなら心当たりがあるが、米国ではは初めて聞く名前だ。
ようやくインディアナポリスから離陸し、2時間ほどでメンフィスの空港に到着する。
一人旅でパニックになっていたときに、色々アドバイスをしてくれた老夫婦にお礼を言う。
早速、ノックスビル行きのゲイトを探し表示板を見たら、既に、30分前に離陸している。
メンフィスは時差が1時間あることが分かってほっとする。
メンフィスを離陸し、1時間程でノックスビルに到着する。
出迎えてくれた人に、デトロイトから一日かけて来られた人は初めてだといわれる。
メンフィス空港
地図の中央がメンフィス空港です <米国 メンフィスにて>
デトロイトからノックスビルの旅を
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ノックスビルからアルコアを経由してメルビルに向かう。
アルコア市に入り、世界的に名の知られているアルミ会社のアルコアの前を通過、
現地事務所に寄って出向者に挨拶し、建設中の現地工場に到着する。
今日の視察の目的は、私が担当したバトルクリークに続き、他の事業本部が、
会社で2番目の米国での現地工場をノックスビル近郊のメルビルに建設し、更に増設中なので、
この際、その工場建設現場を見ようと単独旅行を計画した訳である。
この工場は担当外なので、今回は見学させて貰うのみである。
管理事務所には、腰に拳銃をぶら下げたガードマンが、
夜中に工場現場から資材が盗まれるのを警備している。
この辺りは、グレイト・スモーキー・マウンティンズ国立公園と呼ばれる地域である。
工場見学後、「ザ・ミルハウス・レストラン」で地元名物の「鯰料理」を御馳走になり、
今夜の宿のヒルトンホテルへ向う。
ザ・ミルハウス・レストラン
地図の中央の赤い屋根の家がザ・ミルハウス・レストランです <米国 メルビルにて>
メルビルの風景を
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