メンフィス経由ノックスビルへ       1989年6月29日

 
 飛行機の中で色々アドバイスしてくれた老夫婦

 エンバシーホテルにて、米国滞在5日目の朝を迎える。  初めてのホテルであるが気に入ったので、帰りに再びこのホテルを利用することにして、 トランクをフロントに預け、ホテルの車で空港に送ってもらうことにする。
 ホテルの車がなかなか出ない、緑のズボンに花柄のワイシャツの男が、 割り勘でタクシーで行かないかと声を掛けらたので同乗する。。  医者と名乗る男と運転手との三人で、日本車の優秀性について話が弾む。
 デトロイト空港に到着、搭乗口で待機していると、アナウンスがあり、 搭乗予定のノースウェスト機がマシーントラブルで欠航となったとのこと。  自動販売機でコインを確保し、公衆電話の説明書を読みながら、 バトルクリークの工場の人に、ノックスビル空港で出迎えて呉れる人への連絡を頼む。  次の便に乗ったら、ノックスビルには行かない、他の便でメンフィスで乗り替えれば行ける。  ファーストクラスの席が空いているからD10のゲートの便に飛び乗れと云われる。
 飛行機の中でスチュワーデスに、この便はメンフィスに行くのですねと確認したら、 彼女は次の空港で降りるので知らないと云う。  メンフィスでノックスビル行きに乗換へる積りが、飛行機はインディアナポリス空港に降下。  飛行機を間違えたのかと傍にいた老夫婦に尋ねてみたら、この飛行機は、その後、メンフィスに向かうと云われる。  エジプトのメンフィスなら心当たりがあるが、米国ではは初めて聞く名前だ。
 ようやくインディアナポリスから離陸し、2時間ほどでメンフィスの空港に到着する。  一人旅でパニックになっていたときに、色々アドバイスをしてくれた老夫婦にお礼を言う。  早速、ノックスビル行きのゲイトを探し表示板を見たら、既に、30分前に離陸している。  メンフィスは時差が1時間あることが分かってほっとする。  メンフィスを離陸し、1時間程でノックスビルに到着する。  出迎えてくれた人に、デトロイトから一日かけて来られた人は初めてだといわれる。
   メンフィス空港  地図の中央がメンフィス空港です         <米国 メンフィスにて>
   デトロイトからノックスビルの旅を  下記の「デトロイトからノックスビル」のボタンをクリックして、25枚のスライド写真でご覧ください。

 
 地元名物の鯰料理が自慢のザ・ミルハウス・レストラン

 ノックスビルからアルコアを経由してメルビルに向かう。  アルコア市に入り、世界的に名の知られているアルミ会社のアルコアの前を通過、 現地事務所に寄って出向者に挨拶し、建設中の現地工場に到着する。
 今日の視察の目的は、私が担当したバトルクリークに続き、他の事業本部が、 会社で2番目の米国での現地工場をノックスビル近郊のメルビルに建設し、更に増設中なので、 この際、その工場建設現場を見ようと単独旅行を計画した訳である。  この工場は担当外なので、今回は見学させて貰うのみである。
 管理事務所には、腰に拳銃をぶら下げたガードマンが、 夜中に工場現場から資材が盗まれるのを警備している。  この辺りは、グレイト・スモーキー・マウンティンズ国立公園と呼ばれる地域である。  工場見学後、「ザ・ミルハウス・レストラン」で地元名物の「鯰料理」を御馳走になり、 今夜の宿のヒルトンホテルへ向う。
   ザ・ミルハウス・レストラン  地図の中央の赤い屋根の家がザ・ミルハウス・レストランです         <米国 メルビルにて>
 メルビルの風景を  下記の「メルビル」のボタンをクリックして、15枚のスライド写真でご覧ください。

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第4回米国視察旅行