聖母大聖堂と古都ブルージュ   2003年5月7日


 朝日を浴びてマルクト広場に建つ市庁舎(右)

 昨日は天気が悪かったが、今朝は上天気なので、朝食を済ませて朝の散歩に出かける。  先ず、ホテルの南のセント・テウニス通りを東に歩くと、マース川沿いのビーセンワル通りに出る。  ノールデル橋の向こうに、セント・マールテンスラージ教会の突塔が見える。
 右折してマルクト広場に出ると、露店の準備中、広場では、水曜日と金曜日に露店市が開かれる。  店を覗いて歩くと、食料品から、家庭用品の小物まで何でも売っている。
 広場からスピル通りに入り、フローテ通りを東に進むと、フレトイホフ広場に出る。  朝日に浮かぶ聖セルファース教会や聖ヤンス教会を眺めてから、 聖マリア教会の横を通り再びマルクト広場へ。
 露店市は準備完了、八百屋、魚屋の店を覗き、朝日に輝く市庁舎を後にしてホテルに戻る。
 市庁舎  地図の中央が市庁舎です
<オランダ マーストリッヒにて>
 朝のマーストリッヒの風景を、  下記の「朝のマーストリッヒ」のボタンをクリックして、41枚の写真でご覧ください。


 マルクト広場に建つ市庁舎とブラボーの像(左)

 オランダのマーストリッヒから世界最初の都市と云われているベルギーのアントワープへ。  市内に入り、ペリカン通りを北上すると、アントワープ中央駅がある。
 スヘルデ川の右岸に車を停め、スティーン城と前庭に立っている道化師ラング・ワーペルの像を眺めながらマルクト広場へ。  中央広場であるマルクト広場には、ギルドハウスが軒を連ねている、
 広場で一番目立つのは、1565年に完成したイタリア・フランドル・ルネッサンス様式の豪華な市庁舎である。  突塔の上には、ドイツの鷲が羽根を広げ、その下に完成した年の1564の文字が見える。
 広場の中央には、シーザーの将校だったブラボーの泉と立像がある。  北側に並ぶ、中世ギルトの五棟の建物は往時の盛況を偲ばせる。  広場から、123mの突塔を眺めながら、ノートルダム大聖堂へ。
 大聖堂はベルギー最大の教会であるが、日本人には、「フランダースの犬」の舞台として良く知られている。  しかし、英国人ウィーダ夫人が書いたこの小説が、現地では余り知られていないのも面白い話である。
 ネロ少年が一目見たいと憧れたルーベンスの三連祭壇画をじっくり鑑賞し、ステンドグラスに暫し見とれてから 大聖堂を出て、フルーン広場へ。
 市庁舎  地図の中央が市庁舎です
<アントワープにて>
 マルクト広場と大聖堂を、  下記の「マルクト広場と大聖堂」のボタンをクリックして、53枚の写真でご覧ください。


フルーン広場からノートルダム大聖堂を望む(右)

 大聖堂を出て、ルーベンスの像が立つフルーン広場へ。  フルーン広場から眺めるノートルダム大聖堂は、アントワープを代表する風景であると云える。
 広場からスクーンマルクト通りに出て、東へ歩く。  ブレーントーレンと呼ばれている、ヨーロッパで一番最初に建てられた高層ビルである、農協ビルが見える。  やがて、ショッピング街であるマイル通りに入る。
 ワッパー通りへ右折すると、ルーベンスが住んだ家がある。  当時、貴族や芸術家が多く訪れたと云う。  グラン広場の近くで食事をし、アントワープの散策を終えて、スヘルデ川岸に戻る。
   フルーン広場  地図の中央がフルーン広場です
<ベルギー アントワープにて>
 フルーン広場とルーベンスの家を、  下記の「フルーン広場とルーベンスの家」のボタンをクリックして、48枚の写真でご覧ください。


 古都ブルージュの運河を巡る(左)

アントワーフブルージュ愛の湖ミニワーテルペギン会修道院カーテライネ通りメムリンク美術館
 アントワーフから水の都のブルージュへ、最初の訪問地は「愛の湖」。  水面に映える水門や教会を思わせるミニワーテルを見ながら市街地へ。
 ベガインホフ通りに入ると、ペギン会修道院がある。  ワインガールト広場通りからワインガールト通りへと進むとカーテライネ通りに突き当たる。  左折して、北西に歩くと聖母教会の突塔が見えてくる。
 教会の手前に、運河クルーズの船乗り場があり、運河巡りに出発する。   50以上の橋(ブルージュ)が運河に架けられた「水の都」であるブルージュは町の中を縦横に運河が 流れていて、北のヴェネツィアと呼ばれている。
 緑が少ない海水の運河を巡るベニス、 建物の中を縫うセーヌ、テームズやネヴァ川の川下り、城を眺めるライン下りなど、欧州の遊覧船巡りは どれも魅力的だが、緑の映えたブルージュの運河は又違った味わいがある。
 メムリンク美術館の前で乗船し、水門手前で引き返し、聖母教会の横を通り、グルートフーズ博物館の下を潜り、 グルーニング美術館の前を通り、ヤン・ファン・アイク広場の前まで行き、引き返す。
 ヤン・ファン・アイク広場  地図の中央がヤン・ファン・アイク広場です
<ベルギー ブルージュにて>
 運河クルーズの風景を、  下記の「運河クルーズ」のボタンをクリックして、67枚の写真でご覧ください。


 マルクト広場にあるブルージュ最古の建物の市庁舎(右)

 運河クルージングの後は、聖母教会へ。  この教会の目玉はヴァチカンのピエタに披見される、ミケランジェロの聖母子像である。
 教会を出て、先ほど遊覧船で航行した運河を眺めながら歩く。  グルーニング美術館が面したダイフェル通りを歩くと、ブルージュのシンボルである鐘楼が見える。
 ブリント・エーゼル通りの門を潜ると、ブルグ広場に出るる。 右手にブルージュ最古の建物である市庁舎がある。  市庁舎の東には旧古文書館がある。 ブルグ広場からブレーデル通りを歩いて、マルク広場に向かう。
 広場に出ると、郵便局、州庁舎が並んでいる。  広場には、高さ88mの鐘楼が面し、中央にヤン・ブレーデルとピーター・ド・コニング像が聳えている。
 広場からウォレ通りに入り、老舗「ロココ」でレースを買い、ステーン通りを進んで救世主大聖堂へ。  ザンド広場から、今晩の宿があるオステンドに向かう。
 マルクト広場  地図の中央がマルクト広場です
<ベルギー ブルージュにて>
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