聖バーブ大聖堂とグラン・プラス    2003年5月8日


 観光地オステンドの海岸に並ぶホテル群(左)

 ベルギー最大のリゾート地オステンドで4日目の朝を迎える。  ホテルを出て朝の散歩に出かける。
 玄関を出て、レオポルドUラーン通りを北西に歩くと、通りの突き当たりにカジノがある。  カジノの裏には、ビーチが広がっている。  海岸に出ると、流石にベルギー一の観光地だけあって、ホテルが並んでいる。
 オステンドはドーバー海峡に面していて、対岸はイングランドである。  カジノの前から左のファン・イセフェムラーン通りを行くと、ジェームス・アンソールの家がある。
 ホテルまで戻り、更に、南東に歩くと、レオボルド公園がある。  公園から、レオポルドUラーン通りを北西に望むと、突き当たりにカジノが見える。  公園の池を巡り、花時計を眺めてからホテルに戻り、ゲントに向かう
   オステンドのカジノ  写真の中央の建物がカジノです   <ベルギー オステンドにて>
 オステンドの風景を、下記の「オステンド」のボタンをクリックして21枚のスライド写真でご覧ください。


 聖バーブ広場から鐘楼と繊維ホールを望む(右)

 24年ぶりにゲントの街に入り、 オットグラハト通りを走ると、見覚えがある聖ヤコブ教会の突塔が見えてきた。
 車を降りて、ポーテルマルクト通りを歩くと、高さ91mの鐘楼や市庁舎が見えて来た。  聖バーブ通りに出て、15世紀に建てられた、繊維ホールの前から、 漁師と船乗りの守護聖人である聖ニコラスの聖ニコラス教会を望む。
 聖バーフ広場の北には、フラマン語で劇が上演される王立劇場がある。  コーレンマルクト広場に面した老舗「ホーム・リネン」の前を通り、聖ミヒール橋に出る。  橋が架かるレイエ川の両側には、ギルドハウスなど中世の建物が軒を連ねている。
     聖バーブ広場 写真の中央の建物が聖バーブ広場です   <ベルギー ゲントにて>
 ゲントの風景を、下記の「ゲント」のボタンをクリックして26枚のスライド写真でご覧ください。


 「神秘の子羊」で有名な聖バーフ大聖堂(左)

 ゲント訪問の目玉であるバーフ大聖堂へ。  大聖堂はバーフ寺院とも呼ばれ、12世紀に建設が始まり、16世紀に完成した。
 大聖堂にはゲントの貴族だったユース・フェイドが1432年に連祭壇画を寄進した。  フランドル絵画の最高傑作である、ファン・アイク兄弟の三連祭壇画「神秘の子羊」である。
 1979年10月30日に、ここを訪れたときは、礼拝堂にさり気なく置かれていたのに、 今回は、頑丈なケースの中に隔離されていたのには驚いた。  無料の日本語のインターホンも提供されていて、時代の流れを感じた。
   兎に角、この絵に触発され、私の国内外の美術館巡りがスタートした。  最近は、旅行の目的の大きなポイントは、私の頭の中にある絵画に再会する事である。  国内で見た絵画を予期しない美術館で再発見したときは思わず笑みが零れる。
   聖バーフ大聖堂 写真の中央の建物が聖バーフ大聖堂です   <ベルギー ゲントにて>
 聖バーフ大聖堂を、下記の「聖バーフ大聖堂」のボタンをクリックして16枚のスライド写真でご覧ください。

グラン・プラス王の家
 グラン・プラスに面した王家の家(右)

 ブリュッセルの街に入り、リングからシャルル・クワン大通りを進む。  パンテオン通りに入るとナショナル・バシリカ・チュ・サクレ・クールが見えてきた。
 市庁舎の突塔が見えると、間もなくグラン・プラスに到着。  グラン・プラスの中央に立ち、市庁舎の正面に建つ「王の家」を望む、左側には「兜」「孔雀」などのギルドハウスが続いている。  右側にも、「執政官」「画家の同業組合の鳩の家」などのギルトハウスが並んでいる。
 更に右手に目を移すと、ブラバン公爵の館があり、その右に「星」「白鳥」などのギルトハウスがあり、 その横に、ブリュッセルのシンボルである市庁舎がある。  市庁舎の右手、広場の北西にも、「パン屋の家」「猫車」などのギルトハウスがあり、これで広場を一回りしたことになる。
 12世紀以来、政治・経済の中心であるグラン・プラスは欧州の代表的な広場であり、四半世紀前に 初めて訪れた時は、その華麗で壮大な雄姿に圧倒された。  その後、シエナ、ローデンブルグ、プラハなど名だたる広場を歴訪した後では、どれも画一的に見えてきてしまった。
   グラン・プラスの王家の家 写真の中央が王家の家です   <ベルギー ブリュッセルにて>
 グラン・プラスの風景を、下記の「グラン・プラス」のボタンをクリックして13枚のスライド写真でご覧ください。


ムール貝で有名なレストラン「シェ・レオン」(左)

 グラン・プラスを出て、ミディ通りに面したブリュッセル証券取引所の前に出る。  フリピエール通りからグレトリー通りへ右折して、昼食のムール貝で有名なレストラン「シェ・レオン」へ。
 昼食後は、小便小僧に再会するためにエチューブ通りへ。  小僧を背景に記念写真をと構えていらた、突然背中に水を掛けられた。  間もなく、係りの人が飛んできて、小便小僧のオシッコの具合を調整し始めた。
 再びグラン・プラスに戻り、像を左から右に触れると幸せになると言うセルクラースの像に触れる。  像の隣にあるお店「N.Toebar」でお土産にベルギーレースを買う。
 店を出て、ギャラリー・サンチュベール、ホテル「ノボテル」、マドレーヌ教会の前を通り、アンペラトリス通りに出ると、 目の前に中央駅がある。  駐車場で待つバスに乗って市外観光に出発。
   小便小僧 写真の中央が小便小僧の場所です   <ベルギー ブリュッセルにて>
 小便小僧の周りの風景を、下記の「小便小僧」のボタンをクリックして42枚のスライド写真でご覧ください。


 サンカントネール公園の凱旋門(右)

 バスはブリュッセル公園の脇を通り、王宮、王立美術館、 ゴットフラワの騎馬像、聖ヤコブ教会などを車窓から眺め、ロワ通りを東に進む。  中央に凱旋門があるサンカントネール公園へ。
 門の左翼奥には王立軍事歴史博物館、右翼奥にはサンカントネール博物館がある。  凱旋門の屋根には勝利の馬車の像が乗っている。  市内のブリュッセル公園に戻り、王宮を背景に記念写真を撮った後、公園内を散策してロジェ広場に面した、 今晩の宿のヒルトンホテルに着く。
 見覚えのある風景だと思ったら、ロジェ広場を挟んでヒルトンの向かい側に、24年前に宿泊したシェラトン・ホテルを見つける。  広場に面したジャルダン・ポタニック通りを散策し、ベルギー名物のシェルのチョコレートをお土産に買う。
   サンカントネール公園の凱旋門 写真の中央の建物が凱旋門です   <ベルギー ブリュッセルにて>
 サンカントネール公園などの風景を、下記の「サンカントネール公園」のボタンをクリックして36枚のスライド写真でご覧ください。

次のページへ

ベルギーを歩く