風車の村と聖セルファース教会    2003年5月6日


 キンデルダイクの風車(左)

 今日最初の旅は、ロッテルダムから南に約20km、 ノールド川沿いのキンデルダイク村の運河沿いに並んでいる、世界遺産に登録された、19基の風車である。  ノールド川に流れ込む、運河との接続地付近に、巨大なポンプ小屋があり、運河の水を汲み上げている。  それを眺めて、運河沿いに並ぶこれらの風車は、干拓地の排水用として造られたことが分かった。
 両側を運河で挟まれ、菜の花が咲いているいる、モーレンカテ・ネーテルワールト通りを歩くと、 運河沿いに風車が並んで見える。  オランダと云えばチューリップと風車だが、往時の風景はここしか見られないと云う。
  風車と云えば、カルフォルニアの丘を埋め尽くす、スマートな白い風車が雲霞のように並んでいるのを 思いだした。 青山高原でも、淋しく動ていた風車に、最近仲間が増えたのが嬉しい話題になっている。
,  風車が見えるモーレンカテ・ネーテルワールト通り  地図の中央がモーレンカテ・ネーテルワールト通りです  <キンデルダイクにて>
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 フライトホフ広場から聖セルファース教会を望む(左)

 午後からの訪問地のマーストリッヒは、オランダの最南端にある国境の町で、 マーストリッヒは欧州連合条約であるマーストリッヒ条約が締結された町でもある。  紀元前50年、ローマ軍が「マースの渡し場」と呼ぶ居留地を築いたことから始まる。
 今夜の宿の「バッション・ホテル」に荷物を置き、マルクト広場に向かう。  広場の中央には、1664年に建設された市庁舎が建っている。  オランダの最古の町の一つである市街地には、城壁や古い建物が残っている。  フレイトホフ広場に出ると、オランダ最古の司教区教会である、  二つのタワーと大きな礼拝堂からなる聖セルファース教会が見える。   教会内に入ると、中庭には重さ6トンの聖セルファースの鐘が置かれていて、市民から「おばあちゃん」の名で親しまれている。   宝物殿では金でできた聖セルファースの胸像と聖骨箱が拝観できる。
 外に出て、聖セルファース・クロスター教会の脇を通り、再び、フライトホフ広場へ。
 聖セルファース教会  地図の中央が聖セルファース教会です      <マーストリヒトにて>
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 1229年に建設された市の城壁の門である地獄門(左)

 フレイトホフ広場には、聖セルファース教会の他に、赤い突塔がある聖ヤンス教会がある。  ブレーデ通りからランタール通りへ右折するとマーストリッヒ大学がある。
 セント・ヤコブ通りを南に進むと、タウル通りに突き当たる。  この辺りは、古い城壁があるので観光客が溢れている。  ラング・グラハトジェ通りには、13〜14世紀に構築された城壁がある。
 更に進むと、ペスト患者が追い出された地獄門に出る。  地獄門から出されたペスト患者が収容された隔離所のペストハウスがある。  マース川左岸から城壁を見ながら、要塞のような聖母マリア教会へ。
 マース川越しに、聖セルファース橋と聖マールテンスラーン教会が見える。  聖母マリア教会広場を通り、フンデル通りを西に歩くと、マルクト広場に出る。  市庁舎を眺めて、ホテルに戻る。
 地獄門  地図の中央が地獄門です       <マーストリヒトにて>
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