大国魂神社の初詣のため、京王線の府中駅で下車して北口に出る。
府中駅から北を望むと、国道20号甲州街道の府中駅北口交差点が見える。
府中駅北口交差点迄歩いて、甲州街道を西に望むと、右手に、朝日生命府中ビルが見える。
甲州街道から、府中駅を望むと、左手に、褐色の府中駅前ビルがある。
府中駅北口交差点から左折して、甲州街道を西に進む。 前方に、歩行者専用道路の府中スカイナードが見えて来た。
府中スカイナードを潜ると、左右に、馬場大門のケヤキ並木が広がる。
けやき並木は、けやき並木北交差点から南に延びている。 左折して、けやき並木を南に歩く。
正面が京王線のガードが迫る。 天然記念物馬場大門けやき並木石垣完成記念の石碑があり、けやき並木の由来が書いてある。
天然記念物大国魂神社欅並木の石柱も立っている。 けやき並木は大国魂神社の参道でもある。
馬場大門の文字が見えるがこれは、けやき並木北交差点から大国魂神社前交差点の間の古称である。
馬場大門は本道の馬場中道(大門)と側道の東馬場・西馬場から構成され、馬場中道両側に並木道が存在する。
京王線のガードを潜ると、ガードに沿って、国際通りで西に延びている。
京王線の南、けやき並木の東側にはショッピングモールの武蔵府中ル・シーニュがある。
全長約500mの馬場大門に沿って、150本のけやきが並木を構成している。
並木の起源は古く、平安時代の植樹から始まったとも云われている。
竹あかりで府中の正月を祝う、竹細工のモニュメントを発見。 隣には、小さな祠もある。 中に、石碑と石仏が見られる。
けやき並木の中には、「天然記念物馬場大門欅並木」の石柱も見える。
ル・シーニュに隣接した、伊勢丹の前で、人の輪が出来ていた。 猿回しの大道芸である。 左手前に、源義家の像が見える。
けやき並木の起源の一つに、源頼義・源義家父子が前九年の役の凱旋時に苗木を寄進した説がある。
けやき並木の終点である、旧甲州街道の大国魂神社前交差点に到着。 左手に万葉歌碑がある。
万葉歌碑には「武蔵野の草は諸向き、かくかくも、君がまにまに、吾は寄りにしを」の文字が見える。
旧甲州街道越しに、大国魂神社の境内を望む。 伊勢丹の前には、府中けやき並木の専門店街の「フォーリス」がある。
今日は1月7日であるが、参拝者が続々とやってくる。 私たちも、大国魂神社に向かう。
けやき通りの源義家像
地図の中央の矢印が源義家像です <東京都府中市宮町1丁目41にて>
大国魂神社の参道でもあるけやき通りを、下記の「大国魂神社の参道のけやき通り」の
ボタンをクリックして39枚のスライド写真でご覧ください。
けやき並木を通り、大国魂神社大鳥居に到着。 大鳥居には、慶祝天皇陛下御即位30年の幕が見える。
大鳥居を潜ると、多数の提灯が出迎えて呉れる。 大国魂神社では、色々な行事があるたびに、提灯が掲げられる。
この提灯は大国魂神社例大祭のくらやみ祭りに由来していいるらしい。
その大国魂神社例大祭は武蔵国の国府祭りに由来しているとのこと。
くらやみ祭りは、かって夥しい数の提灯が所狭しと建てられ、「提灯祭」、「出会い祭」と呼ばれた。
最後の提灯を潜ると、大国魂神社の随神門がある。 随神門は2011年に大国魂神社御鎮座1900事業として改築された。
大国魂神社の起源は、景行天皇の西暦111年に、大神の信託に依って造られた。
大国魂神社は大国魂大神を武蔵国の守り神としてお祀りした神社である。
大国魂大神は出雲の大国主神と御同神で、大昔、武蔵国を開いたと云う。
随神門を潜ると、中雀門がある、拝殿まで行列が出来ている。
中雀門の向こうに拝殿が見えて来た。 大国魂神社の拝殿は、明治18年に改築された。
拝殿の後ろに、本殿ある。 現在の本殿は家綱の命で、1667年に完成した東京都有形文化財である。
1182年には、源頼朝の命により、政子の安産の祈願が行われた。
1590年徳川家康は、江戸へ入城してから、武蔵国の総社として、造営に心力を尽くした。
初詣の参拝記念として、大国魂神社神楽殿の猪の絵馬の前で写真を撮る。
神社の案内によると、厄年は数え62歳で終わりだが、八方除は91歳まで祈祷推奨されている。
昭和13年生まれの人は、八方除の御祈祷を受けることを薦めている。
大国魂神社の初詣の参拝を無事終了して、随神門を出る。 随神門を出ると、再び、提灯の一群が出迎えて呉れる。
北に向かって参道を帰る。 本殿が北向きなのは、源頼朝が奥州に睨みを利かせるために逆転したと云う。
提灯の下を歩いて、正月気分の名残を楽しむ。 益々賑わってくるけやき通りを、京王線の府中駅に向かう。
駅のレストラン街で軽食をとってから、電車に乗る。
大国魂神社
地図の中央の矢印が大国魂神社です <東京都府中市宮町3丁目1にて>
大国魂神社を、下記の「大国魂神社」の
ボタンをクリックして39枚のスライド写真でご覧ください。