神田川散策のため、東京メトロ有楽町線江戸川駅を出て、江戸川橋交差点へ向かう。
江戸川橋交差点から、新目白通りを西に望む。 右手に江戸橋交番がある。
江戸川橋へ向かう。 上に高速5号池袋線のガードが見える。
江戸川橋の上から、右手、東に、カミソリ堤防の神田川が見える。
南を見ると、江戸川橋交差点越しに江戸川橋通りが見える。
音羽通りから、西を望む。 通りの向こう側に江戸川公園の入口がある。
江戸川公園に入ると、直ぐに、神田川の治水に尽力した大井玄洞翁の胸像がある。
神田川沿いの細長い、江戸川公園を西に向かって歩く。
江戸川公園は関口台地の南斜面に広がる細長い公園である。
左手に、旧江戸川である神田川に架かる「一休橋」が現れた。
江戸川公園は桜の名所であり、時計塔や石組の池もある。
公園は1984年に、神田川の拡幅工事に伴い改修された。
斜面地には、樹木を傷めないように、浮き橋状の遊歩道もある。
左手前方に、大滝橋が見えて来た。 橋の北詰に神田上水取水口大洗堰跡がある。
神田上水は1590年に徳川家康の命により、大久保籐五郎により開かれた。
神田上水は日本都市水道の嚆矢と云われている。
江戸川公園を過ぎると、神田川左岸沿いに、ホテル椿山荘東京の長い塀が続いている。
右手前方に、ホテル椿山荘東京に隣接した、関口芭蕉庵の正門が見えて来た。
関口芭蕉庵の正門は現在閉鎖されていて、受付は西側の胸突坂側にある。
胸突坂の左手に、小さな社である「水神社」があるので参拝する。
胸突阪は神田川から目白台地に一気に昇る急坂で、別名「水神坂」とも呼ばれている。
胸突坂を登ると、右手に芭蕉庵の入口があり、門を入って石段を下ると、正門裏に「范石湖の碑」がある。
関口芭蕉庵は「竜隠庵」とよばれた水番屋が始まりと云われている。
松尾芭蕉は神田上水改修工事の際に当地付近に住んだと云われている。
資料室は立ち入り自由であり、資料を観覧することが出来る。
庭園内には、芭蕉の短冊を埋めて墓の「五月雨塚」と「東京の名湧水57選」に選定された瓢箪池がある。
瓢箪池には錦鯉が泳いでいる。
芭蕉句碑「ふる池や 蛙飛こむ 水のおと」を最後に芭蕉庵を出て、再び、神田川左岸を上流に歩く。
関口芭蕉庵
地図の中央の矢印が関口芭蕉庵です <東京都文京区関口2丁目11にて>
江戸川公園と関口芭蕉庵を、下記の「江戸川公園と関口芭蕉庵」の
ボタンをクリックして45枚のスライド写真でご覧ください。
塀沿いに歩くと、右手に、肥後細川公園の南門がある。
南門を入ると、直ぐに、中池が広がる。 南門の前から左手を見ると、中池越しに土橋が見える。
中池の東端には、石橋があり、その東に小池がある。
庭園内の池は土橋により、西側の大池と東側の中池に別れている。 土橋の前から、大池を西に望む。
新江戸川公園は、2017年3月に肥後細川庭園に名称が変更された。
肥後細川庭園は細川家下屋敷の庭園跡地をそのまま公園にした池泉回遊式庭園である。
庭園は目白台台地が神田川に落ち込む傾斜面の起伏を活かしている。
庭園では江戸時代の大名屋敷の回遊式泉水庭園の雰囲気を楽しむことが出来る。
大池の西側に、細川家の学問所だった「松聲閣」がある。
大正時代に改修された木造2階建ての建物で、松聲閣は2016年にリニューアルオープンされた。
松聲閣の南端には、休憩室になっている「椿」の部屋がある。
大池の北側には、湧水から流れ落ちる滝もある。
池の北側に広がる目白台台地に上がって、裏山から大池を望む。 高台の散策路の脇には十三塔が建っている。
肥後細川庭園での散策を終え、西門から出て右手の幽霊坂へ。
幽霊坂を北に向かって登り、目白通りに出て東西を望む。 幽霊坂の右手、目白通りに面して「和敬塾」がある。
和敬塾は首都圏の様々な大学で学ぶ男子学生のための学生寮である。
約七千坪の敷地には、東京都指定有形文化財の旧細川侯爵邸がある。
目白通りを東に進むとへの字に曲がり、目白台三丁目交差点に至る。
先程の胸突坂が目白通りに突き当たる地点まで来た。
目白通りを西に望むと、先程の目白台三丁目交差点が見える。 この辺りの通りの銀杏並木は見事だ。
肥後細川公園
地図の中央の矢印が肥後細川公園です <東京都文京区目白台1丁目1にて>
肥後細川公園を、下記の「肥後細川公園」の
ボタンをクリックして32枚のスライド写真でご覧ください。
胸突坂の右側に、目白通りに面して講談社野間記念館がある。
講談社野間記念館では、現在、横山大観と再興院展の仲間たち展を開催中である。
今日が、展覧会の最終日なので参観するために記念館に入る。
野間記念館の「野間コレクション」は横山大観を始めとする近代日本画家の収集で知られている。
今年は、横山大観の生誕150年、没後60年を迎えた年にあたる。
講談社の文化遺産と云える「出版文化資料」も見応えがある。
出品作品は、横山大観の「千与四朗」「霊峰」「春雨」「飛泉」「訪友」「大正大震災大火災」などであった。
講談社野間記念館は、講談社創業90周年事業の一環として、2004年に設立された。
野間コレクションは講談社初代社長の野間清治が収集した美術品が中核となっている
野間記念館の参観を終えて、再び、目白通りへ。
目白通りを東に進むと、前方に、文京区関口二丁目歩道橋が見える。
歩道橋の手前左手に、カテドラル関口教会がある。
正門を入ると左手に、カトリック東京大司教区「カテドラル関口教会」聖マリア大聖堂が聳えている。
教会の外装のステンレス張りの輝きは、人の心の闇を照らすキリストの光を思わせる。
8面の双曲放物面を垂直に近く立てた構造は、一大十字架形を形づくっている。
大聖堂の横に建つ、高さ61.mの鐘塔には、西ドイツから輸入された4つの鐘が付いている。
大聖堂は1899年聖母仏語学校の付属聖堂として建てられ、1964年に再建された。
カテドラル関口教会の聖マリア大聖堂に礼拝後、歩道橋に昇り目白通りを北西に望む。
歩道橋の南にはホテル椿山荘東京が広がっていて、右手に椿山荘プラザ入口が見える。
歩道橋の後に、東京カテドラル関口教会の鐘塔が見える。
更に目白通りを進むと右手に、キングレコードの関口台スタジオがある。
目白通りの「目白新坂」を東に望む、首都高速5号池袋線が見える。
目白坂下交差点に出て、音羽通りを北に望む。 目白通りは交差点で右折する。
目白坂下交差点から、目白通りを南に望むと、前方に、江戸川公園前交差点が見える。
江戸川公園交差点に到着、南に、首都高速5号池袋線が見える。
首都高速5号池袋線のガード下に到着し、江戸川橋の上から、神田川を西に望む。 左岸に江戸川公園が広がる。
江戸川橋交差点に到着する。目白通りは交差点で左折している。
江戸川橋交番の前にある東京メトロ有楽町線駅から帰宅に就く。
カテドラル関口教会
地図の中央の矢印がカテドラル関口教会です <東京都文京区関口3丁目16にて>
講談社野間記念館とカテドラル関口教会を、下記の「講談社野間記念館とカテドラル関口教会」の
ボタンをクリックして34枚のスライド写真でご覧ください。