ザ・ウィンザーホテルで傘寿のお祝いの旅の4日目の朝を迎える。
窓の外は濃霧に包まれ全く視界が利かない。 朝食も、2階の「ギリガンスアイランド」にて洋食を頂く。
朝食も満足して終え、レストランを出て、エレベーターホールに飾られた花と共に記念撮影。
出発前の一時をロビーでゆったり過ごす。 流石に、傘寿の旅だけあって、日程は時間をゆっくりとってある。
この歳になると、時間的に余裕のない一般的なツアーは付いていけない。
最近は、専ら、インターネットを活用した個人旅行である。
出発の時間が近づいて来たので、ロビーに人が集まりだした。 外は激しい雨で歩けたものではない。
それでも、出発時間が来たのでバスに乗り込む。
バスはホテルを出て、洞爺湖交差点で右折して、三豊トンネルを抜けて内浦湾へ。
虻田洞爺湖インターから道央自動車道に入り、八雲パーキングでトイレ休憩。
大沼公園インターで道央自動車道を出て、大沼国道の横川交差点で左折すると右手に小沼が見えて来る。
線路を横切り右折すると月見橋の上に出る、右手に函館本線が並走している。
左手には大沼が広がっている。 大沼公園は曇天に覆われ、北海道駒ヶ岳も雲の中。
JR大沼公園駅の近くでバスを降りて、庭園風のエリアに連れて行かれる。
今日の昼食は、ホテル大沼鶴雅オーベルジュエプイのレストランである。
エプイのコンセプトは、美しく雄大な自然、ハープと花のガーデン、五感の全てが満たされるようなロケーションである。
「エプイ」とはアイヌ語で「樹々の花や実」を意味している。
大沼を中心とした半径50マイル圏内の食材にこだわった御料理「大沼50マイルスローフード」でおもてなす。
御料理「大沼50マイルスローフード」の品々。
ホテル大沼鶴雅オーベルジュエプイのレストランで食事を終え大沼湖へ向かう。
レストラン「エプイ」
地図の中央の矢印がエプイです <北海道亀田郡七飯町大沼町にて>
傘寿の旅の食事風景を、下記の「傘寿の旅の食事風景」のボタンをクリックして40枚のスライド写真でご覧ください。
島巡り遊覧船の旗を持った案内人に導かれて遊覧船乗り場へ。 大沼が見えて来た。
遊覧船乗り場のハウスも見えて来た。 大沼国定公園は1958年に全国で13番目の国定公園になった。
島巡りの遊覧船に乗船する。 大沼国定公園は南北海道唯一の国定公園である。
遊歩道の歩道橋である、西大島橋の下を潜って大沼に出る。 遊覧船乗り場の周りには、多くの島が点在している。
島々は橋で繋がれていて、遊歩道になっている。 天気の良い日に、遊歩道を散歩したら素晴らしい景色だろう。
1915年に大沼は、耶馬渓や三保の松原とともに「新日本三景」に入選した。
大沼国定公園の主役は北海道駒ヶ岳であるが、今日は全く姿を見せない。
2014年2月6日に大沼公園を通過した時は、全山の雄姿を眺めることができた。
北海道駒ヶ岳は激しい噴火をする活火山として知られている。
1640年の噴火では、南山麓の低地を埋めて、大沼や小沼が誕生した。
最近では、1996年の噴火で新しい割れ目が形成された。
遊覧船は点在する島々の間を縫って、大沼から小沼を目指す。
駒ヶ岳も姿を見せず、曇天の下で、湖面は灰色の光に沈んでいて、最悪のクルーズである。
遊覧船の周りを眺めるでもなく、ツアー客同士で談笑に耽る。 遊覧船は、突然、鉄橋の下を通過する。
先程、上を通過した月見橋である。 月見橋から東が大沼、西が小沼である。
小沼は島の少ないので、観光の見所が無い。 小沼では入口付近で直ぐにUターンする。
駒ヶ岳の麓らしい景色は見えるが、山の存在は全く感じられない。
再訪できる歳でも無いので、無念を心に納めて大沼を去る。 大沼を離れ、大沼国道を南下して北斗駅に向かう。
北海道新幹線の最北端駅である新函館北斗駅に到着。 お花畑の向こうに、新函館北斗駅が見える。
今回の旅行の最後のサプライズは、北海道新幹線の北斗駅から東京駅までのグリーン車の旅である。
JRの新函館北斗駅の東側は北斗市観光交流センターになっている。 新函館北斗駅に向かう。
新函館北斗駅の前には、峩朗鉱山の石灰石が並べられていた。 1911年に、旧渡島大野駅に設置された油庫もある。
北斗駅構内に入る、新幹線の最北駅である。 閑散とした構内は人影も疎らである。
新函館北斗駅14時44分発のはやぶさ30号グリーン車に向かう。 北海道新幹線の最北の地にある北斗駅から乗車する。
はやぶさ30号は19時4分に東京駅到着予定、日本橋口には息子が出迎えて呉れる。
「傘寿のお祝い旅」を終え、北海道新幹線で東京駅へ。
大沼公園
地図の中央の矢印が大沼公園です <北海道亀田郡七飯町大沼町にて>
大沼公園を、下記の「大沼公園」の
ボタンをクリックして47枚のスライド写真でご覧ください。