大沼公園        2018年6月29日


 ホテル大沼鶴雅オーベルジュエプイのレストランで昼食

 
 ザ・ウィンザーホテルで傘寿のお祝いの旅の4日目の朝を迎える。  窓の外は濃霧に包まれ全く視界が利かない。 朝食も、2階の「ギリガンスアイランド」にて洋食を頂く。  朝食も満足して終え、レストランを出て、エレベーターホールに飾られた花と共に記念撮影。  出発前の一時をロビーでゆったり過ごす。 流石に、傘寿の旅だけあって、日程は時間をゆっくりとってある。  この歳になると、時間的に余裕のない一般的なツアーは付いていけない。  最近は、専ら、インターネットを活用した個人旅行である。
 出発の時間が近づいて来たので、ロビーに人が集まりだした。 外は激しい雨で歩けたものではない。  それでも、出発時間が来たのでバスに乗り込む。  バスはホテルを出て、洞爺湖交差点で右折して、三豊トンネルを抜けて内浦湾へ。  虻田洞爺湖インターから道央自動車道に入り、八雲パーキングでトイレ休憩。  大沼公園インターで道央自動車道を出て、大沼国道の横川交差点で左折すると右手に小沼が見えて来る。
 線路を横切り右折すると月見橋の上に出る、右手に函館本線が並走している。  左手には大沼が広がっている。 大沼公園は曇天に覆われ、北海道駒ヶ岳も雲の中。  JR大沼公園駅の近くでバスを降りて、庭園風のエリアに連れて行かれる。  今日の昼食は、ホテル大沼鶴雅オーベルジュエプイのレストランである。  エプイのコンセプトは、美しく雄大な自然、ハープと花のガーデン、五感の全てが満たされるようなロケーションである。  「エプイ」とはアイヌ語で「樹々の花や実」を意味している。  大沼を中心とした半径50マイル圏内の食材にこだわった御料理「大沼50マイルスローフード」でおもてなす。  御料理「大沼50マイルスローフード」の品々。  ホテル大沼鶴雅オーベルジュエプイのレストランで食事を終え大沼湖へ向かう。

     レストラン「エプイ」 地図の中央の矢印がエプイです      <北海道亀田郡七飯町大沼町にて>
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     曇天で全く見栄えしない新日本百景の大沼公園

 島巡り遊覧船の旗を持った案内人に導かれて遊覧船乗り場へ。 大沼が見えて来た。  遊覧船乗り場のハウスも見えて来た。 大沼国定公園は1958年に全国で13番目の国定公園になった。  島巡りの遊覧船に乗船する。 大沼国定公園は南北海道唯一の国定公園である。  遊歩道の歩道橋である、西大島橋の下を潜って大沼に出る。 遊覧船乗り場の周りには、多くの島が点在している。  島々は橋で繋がれていて、遊歩道になっている。 天気の良い日に、遊歩道を散歩したら素晴らしい景色だろう。  1915年に大沼は、耶馬渓や三保の松原とともに「新日本三景」に入選した。
 大沼国定公園の主役は北海道駒ヶ岳であるが、今日は全く姿を見せない。  2014年2月6日に大沼公園を通過した時は、全山の雄姿を眺めることができた。  北海道駒ヶ岳は激しい噴火をする活火山として知られている。  1640年の噴火では、南山麓の低地を埋めて、大沼や小沼が誕生した。  最近では、1996年の噴火で新しい割れ目が形成された。  遊覧船は点在する島々の間を縫って、大沼から小沼を目指す。
 駒ヶ岳も姿を見せず、曇天の下で、湖面は灰色の光に沈んでいて、最悪のクルーズである。  遊覧船の周りを眺めるでもなく、ツアー客同士で談笑に耽る。 遊覧船は、突然、鉄橋の下を通過する。  先程、上を通過した月見橋である。 月見橋から東が大沼、西が小沼である。  小沼は島の少ないので、観光の見所が無い。 小沼では入口付近で直ぐにUターンする。  駒ヶ岳の麓らしい景色は見えるが、山の存在は全く感じられない。  再訪できる歳でも無いので、無念を心に納めて大沼を去る。 大沼を離れ、大沼国道を南下して北斗駅に向かう。
 北海道新幹線の最北端駅である新函館北斗駅に到着。 お花畑の向こうに、新函館北斗駅が見える。  今回の旅行の最後のサプライズは、北海道新幹線の北斗駅から東京駅までのグリーン車の旅である。  JRの新函館北斗駅の東側は北斗市観光交流センターになっている。 新函館北斗駅に向かう。  新函館北斗駅の前には、峩朗鉱山の石灰石が並べられていた。 1911年に、旧渡島大野駅に設置された油庫もある。  北斗駅構内に入る、新幹線の最北駅である。 閑散とした構内は人影も疎らである。  新函館北斗駅14時44分発のはやぶさ30号グリーン車に向かう。 北海道新幹線の最北の地にある北斗駅から乗車する。  はやぶさ30号は19時4分に東京駅到着予定、日本橋口には息子が出迎えて呉れる。  「傘寿のお祝い旅」を終え、北海道新幹線で東京駅へ。

   大沼公園 地図の中央の矢印が大沼公園です      <北海道亀田郡七飯町大沼町にて>
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