富良野     2018年6月27日


 ばんえい競馬の面影を伝える、橇を引いた馬の像が見られる岩見沢サービスエリア

 6月27日の朝、目を覚ますと、フェリーは既に小樽港の勝納埠頭に着いていた。 目の前に太平洋セメントの中央サイロがある。  フェリーが接岸し提出いる勝納埠頭を望む。 右手に、荷物用のスロープが見える。  中央埠頭には、右から太平洋セメント、フタバ倉庫、木村倉庫と建物が並んでいる。 空は曇天で今にも降りそう。  船の降船口から新日本海フェリ-ターミナルまでスカイウォークが延びている。   朝食会場へ、一般乗客は一般食堂スタイルであるが、ツアーの一行は指定席の特別メニューである。  朝食後、中央フロワーで一服する。 フェリー船なので、乗客の殆どがドラーバーと同乗者である。  搭載車両は一斉に下船するので、乗客の殆どは既に車に向かっている。
 「あざれあ」の旅客定員は600名、車両搭載数は、12mトラック150台、乗用車22台である。  フェリーの出力は22,000KW、速力は25ノットである。  ツアー一行も集合し、下船の準備をする。 フェリーからスカイウォークに渡り、フェリーターミナルを目指す。  外は雨が降り出したようだ。 明日訪れる小樽は3度目の訪問だが、前回の天気は晴天だった。  スカイウォークは勝納埠頭の岩壁に沿って延びているので、窓の外に「あざれあ」が見える。  リバークルーズは欧州の主な河川や、ハドソン川、ナイル川、ガンジス川、それに地中海など経験したが、 クルーズで宿泊したのは、飛鳥Uに続いて二回目である。 今回の旅行で、フェリーとクルーズ船の違いが分かった。
 フェリーターミナルに到着。 窓から、今歩いて来たスカイウォークが見える。  フェリーターミナルから雨の中の勝納埠頭に出て、バス乗り場に向かう。  勝納埠頭のフェリー「あざれあ」を後にして、札樽自動車道を東に走る。  札幌西インターで、右手を見ると、白い恋人パークの時計塔が見える。  札幌ジャンクションで、札樽自動車道から道央自動車道に入り岩見沢サービスエリアへ。  2014年2月7日にこの辺りを走った時は、国道12号線沿いの道の駅「つるぬま」に寄った。  エリア内には、「ばんえい競馬」の面影を伝える橇を引いた馬の像が見られた。  雨の日の旅行は、道の駅で地元特産のお土産を見つけるのが楽しみの一つになる。
 今回の旅行のメインスポットである富良野に到着する。  外は傘だけでは雨を凌げない程の風雨で最悪の状態である。  添乗員さんに勧められて、温室のグリーンハウスに飛び込む。  今回のツアーのテーマは「最盛期のベランダー咲く富良野4日間」である。  北海道旅行で残された観光地「富良野」が参加目的の最大の動機だった。  他の観光地、小樽、定山渓温泉、洞爺湖は、既に個人旅行でゆっくり訪れた場所である。  ツアー旅行でよくあることだが、ここに来たと云う記憶だけを求めて園内を歩く。

     富良野のファーム富田 地図の中央の矢印がファーム富田です      <北海道空知郡中富良野町中富良野基線北にて>
 小樽から富良野までの風景を、下記の「 小樽から富良野」の  ボタンをクリックして39枚のスライド写真でご覧ください。


  富良野のファーム富田と美瑛の北西の丘展望公園にて

 ファーム富田のグリーンハウスがある「花人の畑」を右回りに歩き、ポプラ並木を進む。  ポプラ並木の右側は「花人の畑」、左側が4種類のベランダーが咲く「倖の畑」である。  花人の畑と倖の畑は合わせて、ファーム富田の敷地の十分の一程度である。  今回はプレミアムな旅行であったが、悪天候に災いされ最低の旅行になる。  若い時と比べて、又訪れるチャンスが無いのが残念である。 駆け足で園内を巡り、「ドライフラワーの舎」に飛び込む。  ドライフラワーの舎は雨天用に設けられた施設と思うが、それなりに見応えがあった。
 国内旅行は、北海道以外は、レンターカーも含めて、車による個人旅行がメインである。  北海道も、2012年に8泊、2013年に6泊のレンターカーでの旅行をした。  最近は個人では行き辛い、雪まつりを2014年、利尻・礼文を2015年にツアーで参加した。  個人旅行では、天候に合わせて訪問先を変更することができる。 今回は、天候の良い季節を狙ってツアーを申し込んだのに残念だ。  北海道で、残された訪れたい場所と云えば、襟裳岬か大雪山の紅葉ぐらいか。  ファーム富田での時間の大部分をドライフラワーの舎で過ごして集合場所へ。
 昼食は、「アラカンパーニュふらの」にて、地元の富良野野菜や食材を使用した富良野フレンチを頂く。  ファーム富田から美瑛町の北西の丘展望公園の駐車場へ。  北西の丘展望公園は、夏はベランダーが咲き誇り、大雪山連峰を望むことができる。 園内にはピラミッド型の展望台と飛翔の石碑がある。  ピラミッド型の展望台に昇り、北西の丘展望公園の駐車場を望む 公園内のベランダー畑は、この曇天では見栄えがしない  展望台からは、丘陵地帯の全景、それに十勝岳連峰が一望できる。  晴天ならば、正面に標高2077mの十勝岳、その左に標高2052mの美瑛岳が見える。  この北西の丘は、約110万年〜190万年前に起きた巨大噴火に伴う火砕流による軽石、火山灰、礫等で出来た。  美瑛町北瑛にある「セブンスターの木」の前を通過。 この木は観光たばこのパッケージに採用された。
 美瑛から定山渓温泉に向かう途中で、道中自動車道の砂川サービスエリアに寄る。  砂川サービスエリアには、砂川ハイウェイオアシスが併設されている。  ハイウェイオアシスには、お城の様な「砂川ハイウェイオアシス館」があり、お土産を買う。  今夜の宿の章月グランドホテルに到着、部屋の中には客室係の友成恵美さんの「祝傘寿」のメッセージがあった。  章月グランドホテルは、ツーリストがプレミアムの旅のホテルとして今回選定したホテルである。  このホテルは、2013年7月7日の七夕の日に、レンターカーで乗り込んで宿泊した、懐かしい宿でもあった。

     美瑛の北西の丘展望公園 地図の中央の矢印が北西の丘展望公園です      <北海道上川郡美瑛町字大村にて>
 富良野と美瑛の風景を、下記の「富良野と美瑛」の  ボタンをクリックして32枚のスライド写真でご覧ください。

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