袖ヶ浦公園の花菖蒲     2018年6月07日


 標高43.2mの丘の上にある袖ヶ浦市の眺望ポイント

 袖ヶ浦公園の花菖蒲が見頃を迎えたとの情報を入手したので、 館山自動車道の姉崎袖ヶ浦インターから袖ヶ浦公園へ向かう。  公園の中に入ると、花菖蒲を目当てに訪れた人々の姿が見える。  菖蒲園に向かう途中で、満開の南アフリカ原産の「ツルバキア」の花が目に付く。  小さな祠を発見、ご神体は蛇体人頭の弁天様で大蛇の化身と云われている。  菖蒲園に到着、花菖蒲は確かに見頃である。  袖ヶ浦公園の花菖蒲は下池の一角に広がり、3600平方米の広さである。  花菖蒲園では、1万5000株の花菖蒲が栽培されている。 花菖蒲を見ながら、花菖蒲園の中の木道を歩く。
 花菖蒲園の鑑賞は後でゆっくりすることにして、先ず、展望台へ向かう。  公園の西端にある展望所は、標高43.2mの丘の上にある。  標高差30mの展望所は、袖ヶ浦市の眺望ポイントになっている。  展望所からは、広域農道沿いに広がる田園風景と街並みが一望できる。  丘の上には鏡峯神社があり、脇に、神社は、飯富区の保有である旨を記した碑がある。  丘の上には、大樹が枝を伸ばしていて、その奥に、神社と展望台がある。  高さ25mの展望台に昇る。 最上階からは、富士山や東京湾が一望できると云う。  展望台から東を望むと、公園の北東に広がる上池が見える。  展望台から360度のパノラマを楽しんだ後、再び、花菖蒲園へ。  休憩所の前に花菖蒲園が広がっている。
 花菖蒲園の前を通り過ぎて、上池へ向かう。 上池の池畔を右回りに一周する。  上池は溜池である。  上池を一周すると、1760mである。  袖ヶ浦公園の上池ウォーキングコースを歩いて、西岸から東岸へ向かう。  東岸には、旧進藤家住宅やアクアラインなるほど館がある。  1982年開館の袖ヶ浦市郷土博物館に到着、入館する。  1階の映像展示室では、袖ヶ浦市の5つの地区のトリビアを紹介している。  歴史展示室では、袖ヶ浦の歴史を原始から近現代まで展示している。  2階には、昔の暮らしや道具を展示する「情報提供室」や上総掘りを展示する「産業展示室」がある。  袖ヶ浦市郷土博物館を出て、再び、ウォーキングコースへ。

  袖ヶ浦公園の展望台やうえ池を、下記の「袖ヶ浦公園」の ボタンをクリックして45枚のスライド写真でご覧ください。


 1万5000株の花菖蒲が栽培されている袖ヶ浦公園の花菖蒲園

 隣接した古代住居の広場には、西ノ窪遺跡で発見された住居が復元されている。  復元された住居は、弥生時代と奈良時代の竪穴式住居である。  奈良時代の住居は形が方形で、壁の中央に竈が設けられている。  広場には、上総掘りの復元模型が展示されている。
 ウォーキングコースの最後に、万葉の里があり、万葉の歌と歌にある植物が植えられている。  最初は作者不詳の歌に因んだ、枝垂れ「柳」である。 次は、大伴の家持の歌と藤の木。  続いて、柿本人麻の歌とさねかずら、真葛(サネカヅラ)は「後も逢う」の枕詞である。 次も、柿本人麿の歌と檜、最後は、大伴旅人の歌と「むろの木」である。  7年前の2011年4月6日に、鞘の浦で、巻3-446の大伴旅人の「むろの木歌碑」に逢ったのを思い出した。
 万葉の里の林を抜けると、右手に上池が再び見えてきた。  上池を一周したことになる。 最後に、再び、花菖蒲園へ。  この時期に、黄色い花を見ると、車山のニッコウキスゲを思い出す。  花菖蒲園へ入り、花菖蒲園の中の木道を歩く。 休憩所に入って一服してから再び、花菖蒲園の中を歩く。  花菖蒲を満喫して、袖ヶ浦公園を後にする。

     袖ヶ浦公園 地図の中央の矢印が袖ヶ浦公園です      <千葉県袖ケ浦市飯富にて>
袖ヶ浦公園の花菖蒲園を、下記の「袖ヶ浦公園の花菖蒲園」の ボタンをクリックして39枚のスライド写真でご覧ください。

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