袖ヶ浦公園の花菖蒲が見頃を迎えたとの情報を入手したので、
館山自動車道の姉崎袖ヶ浦インターから袖ヶ浦公園へ向かう。
公園の中に入ると、花菖蒲を目当てに訪れた人々の姿が見える。
菖蒲園に向かう途中で、満開の南アフリカ原産の「ツルバキア」の花が目に付く。
小さな祠を発見、ご神体は蛇体人頭の弁天様で大蛇の化身と云われている。
菖蒲園に到着、花菖蒲は確かに見頃である。
袖ヶ浦公園の花菖蒲は下池の一角に広がり、3600平方米の広さである。
花菖蒲園では、1万5000株の花菖蒲が栽培されている。 花菖蒲を見ながら、花菖蒲園の中の木道を歩く。
花菖蒲園の鑑賞は後でゆっくりすることにして、先ず、展望台へ向かう。
公園の西端にある展望所は、標高43.2mの丘の上にある。
標高差30mの展望所は、袖ヶ浦市の眺望ポイントになっている。
展望所からは、広域農道沿いに広がる田園風景と街並みが一望できる。
丘の上には鏡峯神社があり、脇に、神社は、飯富区の保有である旨を記した碑がある。
丘の上には、大樹が枝を伸ばしていて、その奥に、神社と展望台がある。
高さ25mの展望台に昇る。 最上階からは、富士山や東京湾が一望できると云う。
展望台から東を望むと、公園の北東に広がる上池が見える。
展望台から360度のパノラマを楽しんだ後、再び、花菖蒲園へ。
休憩所の前に花菖蒲園が広がっている。
花菖蒲園の前を通り過ぎて、上池へ向かう。 上池の池畔を右回りに一周する。
上池は溜池である。 上池を一周すると、1760mである。
袖ヶ浦公園の上池ウォーキングコースを歩いて、西岸から東岸へ向かう。
東岸には、旧進藤家住宅やアクアラインなるほど館がある。
1982年開館の袖ヶ浦市郷土博物館に到着、入館する。
1階の映像展示室では、袖ヶ浦市の5つの地区のトリビアを紹介している。
歴史展示室では、袖ヶ浦の歴史を原始から近現代まで展示している。
2階には、昔の暮らしや道具を展示する「情報提供室」や上総掘りを展示する「産業展示室」がある。
袖ヶ浦市郷土博物館を出て、再び、ウォーキングコースへ。
袖ヶ浦公園の展望台やうえ池を、下記の「袖ヶ浦公園」の
ボタンをクリックして45枚のスライド写真でご覧ください。
隣接した古代住居の広場には、西ノ窪遺跡で発見された住居が復元されている。
復元された住居は、弥生時代と奈良時代の竪穴式住居である。
奈良時代の住居は形が方形で、壁の中央に竈が設けられている。
広場には、上総掘りの復元模型が展示されている。
ウォーキングコースの最後に、万葉の里があり、万葉の歌と歌にある植物が植えられている。
最初は作者不詳の歌に因んだ、枝垂れ「柳」である。 次は、大伴の家持の歌と藤の木。
続いて、柿本人麻の歌とさねかずら、真葛(サネカヅラ)は「後も逢う」の枕詞である。
次も、柿本人麿の歌と檜、最後は、大伴旅人の歌と「むろの木」である。
7年前の2011年4月6日に、鞘の浦で、巻3-446の大伴旅人の「むろの木歌碑」に逢ったのを思い出した。
万葉の里の林を抜けると、右手に上池が再び見えてきた。
上池を一周したことになる。 最後に、再び、花菖蒲園へ。
この時期に、黄色い花を見ると、車山のニッコウキスゲを思い出す。
花菖蒲園へ入り、花菖蒲園の中の木道を歩く。 休憩所に入って一服してから再び、花菖蒲園の中を歩く。
花菖蒲を満喫して、袖ヶ浦公園を後にする。
袖ヶ浦公園
地図の中央の矢印が袖ヶ浦公園です <千葉県袖ケ浦市飯富にて>
袖ヶ浦公園の花菖蒲園を、下記の「袖ヶ浦公園の花菖蒲園」の
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