あしかがパークの藤     2018年4月20日



 藤とツツジの花が見頃を迎え、「ふじのはな物語」と称する藤まつりが行われている「あしかがフラワーパーク」

 カンデオホテルッズで朝を迎える。  カンデオホテルズはシティホテルなみの機能性とラグジェアリーを凝縮したホテルである。  2011年4月4日にカンデオホテルッズ福山に連泊したことがある。  ホテルの前に出て、県道2号線を東西に望む。  ホテルがある佐野市から、あしかがフラワーパークがある足利市へ向かう。  ゲートは正面と西があるが、駐車場に近い西ゲートより園内に入る。  現在、「ふじのはな物語」と称する藤まつりが行われている。
 藤の花物語は、第一幕の「うす紅藤」から「白藤」、「大藤・むらさき藤」、「きばな藤」へと展開する。  西ゲートの南には、小さな池があり、その池の東で、最初に出会った藤に見とれる。  藤色の藤から池の東側を更に南に行くと、今度は、白い藤がある。  小さい池の南には小振りの藤がある。 池の南端から北に望むと、後方に大長藤が見える。  更に東に行くと、木橋で区切られた池に出る。 池の向こうに、大長藤の藤棚が見える。  池には、花で飾られた四角錘の舟が浮かんでいる。 四角錘は池の中に5個ほど見られる。  池の中の木橋の上を人が歩いているのが見える。 四角錘の花壇に近づいてみると、その大きさに驚かされる。  藤の藤色だけでなく、ピンク、赤、緑などの取り合わせが良い。 ツツジの海と呼ばれる、南の丘へ向かう。  南側の丘の上に登る、白藤が並んでいる。 白藤の横に、ツツジに挟まれた藤がある。  藤の西側から、花壇が浮かぶ池が見える。 南の丘の「ツツジの海」の中を歩く。
 カフェ「マロニエ」の南側にある、「むらさき藤棚」に到着する。  むらさき藤棚の中に入って、むらさき藤を観賞する。 色とりどりの躑躅と藤の花の間を歩く。  園内随一の藤をフラワーパークの東端から眺める。 一服して、休みながらアイスクリームを頂く。  パークの東端の丘の上にも、見事な藤の木を見つける。 紫の藤に隣接して西側にも白い藤がある。  藤の花も躑躅の花も今が見頃である。 東端の長屋の前にも、見事な白い藤や紫色の藤がある。  長屋を離れて、フラワーステージの前にある「うす紅の棚」に向かう。  藤棚の南端から、藤棚が作る半月状の中心部を眺める。  フラワーステージに対してうす紅の棚が半円形に向き合っている  うす紅の藤棚の下にはベンチが並んでいる。 フラワーステージからうす紅の藤棚に向かう。

  あしかがフラワーパークの風景を、下記の「藤と躑躅の競演」の ボタンをクリックして90枚のスライド写真でご覧ください。




 弧を描く「うす紅藤」の藤棚の下のベンチに腰掛けて、フラワーステージを眺める、               長さは76.5mの「白藤のトンネル」

 「うす紅藤」の藤棚に来る。 藤棚が大きな半円形に作られていて、棚からうす紅藤が垂れ下がっている。  半円形の南端に来て、弧を描いている藤棚を中央部から北端まで眺める。 藤棚に沿って、中央部へと移動する。  半円形の藤棚の前には、フラワーステージが広がっている。 藤棚の北端近くに、空いた席を見つけたので移動する。  藤棚の下のベンチに腰掛けて、正面のフラワーステージを眺める。  園内マップを広げて、次の目標は白藤のトンネルに決める。 藤のトンネルに向かう途中にも目を引く藤がある。
   白藤のトンネルの前に来る。 藤のトンネルの正式名称は「足利のフジ 白フジのトンネル」である。  「白藤のトンネル」は栃木県指定天然記念物になっていて、トンネルの長さは76.5m、高さ2.m、花房は50cmである。  白藤の樹齢は80〜90年、開花時期は5月上旬から上旬であるが、今年は4月下旬に咲きだした。  1997年の開園時に、庭木仕立ての藤25本を左右に植えて造作されたのが始まりである。  現在、トンネル仕様としては、世界唯一と云われている。 美しい純白のトンネルの世界は、甘く、優しい香りに包まれている。  純白の世界は、この世のものとは思えぬほどの美しさと云われている。
 長いトンネルをやっと抜ける。 白藤のトンネルの次は、白藤のトンネルの南にある「八重藤」へ向かう。  「足利のフジ 八重黒龍藤」は栃木県指定天然記念物(天第85号)である。  八重藤は樹齢150年、開花時期は例年は4月下旬から5月10日頃で、500畳もの広さに花を付ける。  南北34.5m、東西25.4m、幹廻り30cm、花房30cmで甘い香りを放つ。  八重藤から、むらさき藤のスクリーンの前を通り、大藤へ向かう。
 高さ8m程の藤がスクリーンの様に、弧を描く池畔を覆っている。  スクリーンは、夜やイルミネーションの時に、池面に姿が映る。 むらさき藤のスクリーンの左には、白藤の滝が続いている。  白藤の滝やむらさき藤のスクリーンは、じゃくなげの小路を歩いて、背後から眺めることもできる。  あしかがフラワーパークはCNNが選ぶ「世界の夢の旅行先10ヶ所」に、日本から唯一選ばれた。

     あしかがパーク 地図の中央の矢印があしかがパークです      <栃木県足利市迫間町にて>
   半円形の藤棚から垂れさがる「うす紅藤」と白藤のトンネルを、下記の「うす紅藤と白藤のトンネル」の ボタンをクリックして36枚のスライド写真でご覧ください。



 樹齢は150年である大長藤の「足利のフジ ノダナガフジNO.3」、                                    観光客で超満員の「うす紅橋」

 白藤の滝から、大長藤の「足利のフジ ノダナガフジNO.3」に来る。  この大長藤も、栃木県指定天然記念物(天第85号)で、樹齢は150年である。  寸法は、南北34.5m、東西30m、幹廻り3.95mで、花房最長1.8mである。  1996年2月に、この地に移植された、山と川、平野が接する足利の地を象徴する藤である。  大長藤の前には、入園して直ぐに見た池が広がっている。 池には、四角錘の花壇が浮かんでいる。  南の丘には、ツツジの海が広がっている。 きばな藤トンネルの南を通ってうす紅橋へ。
 うす紅橋の東詰南に広がる白と紫の藤が見えて来た。 左に目を移すと、橋の上は観光客で超満員である。  うす紅橋の西詰のきばな藤のトンネル側から橋を渡る。  うす紅橋の上から、右手に広がる八重藤を眺める。 うす紅橋の上から北を望む、左奥に、むらさき藤のスクリーンが見える。  うす紅橋の上から右手を望む、背後に、八重藤が広がっている 右側奥に行くと、二本の大藤がある。  うす紅橋東詰に降りて、最後に見残した二本の大藤に向かう。
 最初の大藤は、「足利のフジ ノダナガフジNO.1で別名野田9尺藤」である。  大藤の寸法は、南北36.3m、東西33.4m、幹廻り4.05mで、花房最長1.8mである。  樹齢は150年で、栃木県指定天然記念物(天第85号)である。 例年の開花期は4月下旬から5月上旬で、今年は開花が早かった。  早川庭園で育成された藤が、1996年2月にこの地に移植された。  幹にギブスを付け、吊あげてトレーラーに乗せ、20kmの道のりを移送された。  移植のための移送時には、50畳であった棚も、現在、600畳まで拡大した。  あしかがフラワーパークにある大藤は、不可能とされた移植が成功したものである。
 もう一本の大藤へ向かう。 「足利のフジ ノダナガフジNO.2」で、同じく指定天然記念物である。  寸法は南北35.m、東西37.1m、幹廻り5.15mで、花房最長1.8mである。  樹齢150年のこの藤は明治から終戦まで、藤の名所であった柿崎園にあった。  終戦後、早川農園に移植され、1996年に他の藤と共にこの地に移植された。  二度の移植を終え、移植当時は72平方米だった藤棚が、今や千平方米を超える世界一の藤棚になっている。  大藤の観賞を終え、最後にうす紅橋を望む。 ここは、日本三大イルミネーションにも選定されている。  イルミネーションアワード・イルミナーション部門で2年連続世界一になっている。  「光の花の庭」を訪れれることを願ってパークを離れる。

   天然記念物の大藤とうす紅橋を、下記の「天然記念物の大藤とうす紅橋」の ボタンをクリックして36枚のスライド写真でご覧ください。

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