江ノ島     2018年3月14日


     湯河原海岸のホテル ラ シェネガにて

 
 湯河原の「ホテル ラ シェネガ」で富士を眺める旅の3日目の朝を迎える.  右手には朝日を浴びた伊豆半島の山々が見えるが、残念ながら、山に遮られ、富士山は見えない。  真鶴道路の向こうに、湯河原の街並みが見える。 中央、茶色のビルがエクセレントプラザ湯河原八番館である。  大黒崎の後辺りが熱海で、左に、伊豆半島が延びている。 正面には、遮るものが無い駿河湾が広がっている。  上から眺めるプールの蒼さが一層際立つ。
 ホテルの外に出て、南側から、丘の上のホテルを眺める。  中央の部屋のベランダに、お連れの姿が見える。 海の中には、初島がぽつんと見える。  海岸の前には舞鶴道路が通っていて、海岸には出れない。 ホテルの前の桜は、既に、開花している。  ホテルに戻って、前庭に出る。 プールの向こうに、食堂が見える、もう直ぐ、朝食の時間だ。
 部屋に戻って、ベランダに出る。 大海原を小舟が走る。 出発前の間、ロビーでゆったりとした時間を過ごす。  中国人旅行者で喧騒になった今日この頃、静かな宿の時間は貴重だ。  長期天気予報通り、今日も晴天が続き、富士山が見られそうだ。  ホテルのパンフレッドには「気ままに過ごす、だた、それだけのために。」とある。  ホテルを出て、石橋インターから西相バイパスに入り、更に、国道134号線を走って江の島へ。

     ラ シェネガ 地図の中央の矢印がラ シェネガです      <神奈川県足柄下郡湯河原町吉浜にて>
湯河原の海岸の風景を、下記の湯河原の海岸のボタンをクリックして31枚のスライド写真でご覧ください。


     慈覚大師が創建し、徳川家綱が再建した江島神社中津宮

 片瀬江の島駅入口交差点から南の駐車場に入り、境川の右岸を歩き、江ノ島を望む。  江ノ島片瀬漁協の前から、江ノ島の参道を望むと、遊覧船乗り場が見える。  巨大マリア像で話題になった親松英治の「海の詩」がある。  江ノ島片瀬漁協前から境川に架かる片瀬橋を望む。  境川に架かる、片瀬橋を渡って、江ノ島入口交差点から参道へ。  先回、江ノ島を訪れた時は、車で島へ渡ったので、今回は参道を歩く。  「名勝及史蹟江ノ島」の石碑の前から、歩行者・自転車道の江ノ島弁天橋を進む。  江ノ島弁天橋から西を見ると、片瀬漁港の彼方に富士が見える。  江ノ島へは、歩行者・自転車専用の江ノ島弁天橋と自動車専用の江ノ島大橋がある。
 江ノ島に入り、参道を進むと、最初の青い鳥居が現れる。  狭い参道を進むと、赤い鳥居の背後に、瑞心門が見える。 瑞心門の奥には、弁天様と児童像が並んでいる。  更に石段を登る辺津宮がある。 江島神社辺津宮は、下の宮とも呼ばれ、島の玄関口にあたる。  辺津宮は1206年に、源実朝が創建し、1675年に再建された。  辺津宮境内の奉安殿には、八臂弁財天と妙音弁財天が安置されている。  江ノ島は、2003年1月29日以来、15年ぶりの訪問である。
 中津宮に行く途中で、江の島ヨットハーバーを望む。 湘南港には、隙間も無く舟が係留されている。  湘南港灯台が立っている。 手前に江ノ島ヨットクラブの舟が陸揚げされている。  石段を登る。 対岸に、腰越漁港が見える。 中津宮に到着。  中津宮は853年、慈覚大師が創建し、1689年に徳川家綱が再建した。  中津宮は市寸島比賣命をお祀りしている。  島の上迄登ると、右に江の島展望灯台、左に富士山が見える。  西に向かって、奥津宮に下ると、途中に「山二つ」がある。  江の島を二分する境で、海食洞が崩落し、山が二つ出来たと云われている。
 江島神社奥津宮に到着する。 奥津宮は、三姉妹の一番上の姉神の多紀理比賣命をお祀りしている。  奥津宮の拝殿天井には、酒井抱一が描いた「八方睨みの亀」がある。  奥津宮の横には、龍宮がある。  石段を降りると、目の前に海が開け、脇に、「潮墳」の碑と称されて観光客に親しまれている、芭蕉の句碑がある。  芭蕉の句碑の前から、西を望むと、箱根の山の向こうに富士山が見える。  春霞に覆われながらも、うっすらと優美な姿を現している。

     江島神社中津宮 地図の中央の矢印が中津宮です      <神奈川県藤沢市江の島2丁目3にて>
江島神社を、下記の江島神社のボタンをクリックして44枚のスライド写真でご覧ください。


     江の島の稚児ヶ淵から富士山を仰ぐ

 
 江島神社中津宮下の石段を降りると、「江の島稚児ヶ淵」の石碑がある。  眼下に青い海と岩場が広がる、この辺りから東側が稚児ヶ淵らしい。  右側は、岸壁と岩場が続く、この辺りが、江ノ島の最西端になる。  岩場の先端に、幟が見える、遊覧船「べんてん丸」の船乗り場である。  石段を下って、稚児ヶ淵に降りる。 潮風を感じながら、岩場を歩く。 沖には小舟も見える。  左手、海に突き出ているのは三浦半島だろう。  東側の岩場へは、遊歩道が続いているが、現在は通行止めである。  江の島岩屋洞窟も閉鎖中である。 強い風に、岩場も波立っている。  稚児ヶ淵から西を望むと、駿河湾の彼方に富士の姿がある。  時間がたつにつれて、薄くなったが、雄姿には間違いない。
 稚児ヶ淵にて、北を望むと、先に遊覧船乗場がある。 岩場を歩いて船乗場へ向かう。  岩場の向こうに、片瀬海岸西浜海水浴場の浜辺が見えて来た。 遊覧船乗場らしき赤い旗が見える。  遊覧船乗場から江の島弁天橋を望む、後期高齢者カップルにとっては有りがたい帰路だ。  境川の遊覧船乗り場から、弁天丸が迎えにやってきた。 定員30名ほどの小舟が、裏磯の乗り場に到着。  ここから弁天橋の乗り場まで7〜8分で到着す。 遊覧船は稚児ヶ淵から江の島弁天橋を目指して出航する。
 右手に、江の島展望灯台が見えて来た。  江の島は引き潮の時のみ州鼻という砂嘴が現れ渡ることが出来る。  日本初の民間灯台の江の島灯台が目の前に、塔高60m、灯火標高107mである。  江の島灯台は1951年に初点灯され、実効光度39万カンデラ、光達距離23海里である。  左手前方に、片瀬西浜海水浴場が見えて来た。 右手に見えるのが、岩本楼本館が見える。  続いて、江の島アイランドスパやアイランドスパの別館が目の前に。  片瀬漁港の白灯台と赤灯台が見える。  新江ノ島水族館の左に、片瀬海岸西浜海水浴場と湘南海岸公園が続く。  境川右岸の堤防が近づいてきた。 片瀬橋の左に見えるのが湘南江ノ島パーク・ホームズである。  今、弁天橋乗り場から出航してきた第十八べんてん丸と擦れ違う。 乗客は一人だけみたい。  境川に架かる片瀬橋が目の前に。 参道と江の島弁天橋を歩く人々がはっきりと見えてきた。  乗船した第十五べんてん丸は弁天橋乗り場にやっと到着する。  第十五べんてん丸は、再び乗客を乗せて弁天島へ向かう。  二泊三日の富士を仰ぐ旅は上首尾に終わり、江の島から帰宅の途に就く。

     江の島稚児ヶ淵 地図の中央の矢印が稚児ヶ淵です      <神奈川県藤沢市江の島2丁目5にて>
江ノ島ノ海岸の風景を、下記の江ノ島ノ海岸のボタンをクリックして49枚のスライド写真でご覧ください。

次ページへ

最近のウォーキングより