夢の島     2018年1月31日


     熱帯雨林をモデルとして造られた夢の島熱帯植物館

 夢の島散策のために、JR京葉線の新木場駅で下車する。  JR京葉線と首都高速湾岸線のガードを潜って、今日のお目当ての夢の島熱帯植物館へ。  駅から夢の島交差点に出て、東を望むと国道357号湾岸道路がある。  交差点から明治通りを真っ直ぐに北に歩くと、右手にゆうかり橋がある。  歩道橋のゆうかり橋に昇り、明治通り越しに、西側を望むと、江東区夢の島競技場がある。  ゆりかり橋から東に歩くと、「ぶんぶ」の旗と新江東清掃工場の白い煙突が立っている。  東京スポーツ文化館を右手に見ながら北に進むと、夢の島熱帯植物館の前に出る。
 植物館では、必要な莫大なエネルギーを新江東清掃工場から送られてくる高温水賄っている。  大温室はドームを3つ重ねたような特徴的な外観になっている。  夢の島熱帯植物館は、『熱帯植物とわたしたちの生活との関わり』を広く紹介するための施設である。  世界的には、東南アジア、アマゾン川流域、アフリカのザイール川流域の3ヶ所に広大な熱帯雨林が分布している。  植物館の大温室は、1年を通じて気温が高く雨の多い熱帯雨林の環境をモデルとして造られている。  館内では、「ブーゲンビレア」「ウナズキヒメフヨウ」「ベニヒモニキ」などが花を咲かせていた。
 夢の島熱帯植物館の参観を終え、次の目的地の。第五福神丸展示館へ。  展示館では木造のマグロ漁船「第五福神丸」及びその付属品や関係資料を展示している。  第五福神丸は1954年にビキニ環礁で水爆実感により被害を受けた。  当時、太平洋のマーシャル諸島にあるビキニ環礁が一躍有名になった。  大騒ぎになった事件が60数年ぶりに思い出される。  第五福神丸は、1947年に和歌山県で建造されたカツオ漁船である。  カツオ漁船が、後に、マグロ漁船に改造され遠洋漁業に出ていた。  水爆実験での被爆後は、練習船に改造されて東京水産大学で使われていた。  1967年に廃船になり、展示館が建設され、1976年に開館した。  最近になって、世界規模で、原水爆の危険が増大し、人々の関心を集めている。  世の中には、未だに、人の生命を糧として稼いでいる死の商人が居るのが嘆かわしい。
 第五福神丸展示館の北側には、砂町運河が広がっている。  砂町運河に設けられた夢の島マリーナを右手に見ながら夢の島大橋へ。  夢の島マリーナには、船舶がぎっしり並んでいる。 660隻の繋留施設があると云う。  夢の島で造成工事が盛んに行われている、夢の島熱帯植物館の向こうに白い新江東清掃工場が見える。  左手に見える、の赤と白の塔が砂町水再生センターの煙突である。  運河の対岸に、コクヨロジテム首都圏納品センターの建物が見える。  明治通りを跨ぐ歩道橋にでる。 歩道橋に昇ると、北側に夢の島大橋が見える。  明治通りを跨ぐ歩道橋を渡って、夢の島総合運動場へ  北端のグランドは現在整備中である。 オリンピックで使用するみたいだ。  夢の島の西側には、曙運河が広がる、運河の上を京葉線が走っている。  緑道公園を歩き、夢の島交差点を経て、新木場駅へ辿りつく。

     夢の島熱帯植物館 地図の中央の矢印が夢の島熱帯植物館です      <東京都江東区夢の島2丁目1にて>
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