大宮八幡宮   2018年1月10日


   武蔵国の三大宮の一つである大宮八幡宮の社殿を神門から望む

 大宮八幡宮参拝のため、先ず、九段下から渋谷に行き、 窓からスクランブル交差点を眺め、京王井の頭線で永福町駅へ。   永福町駅から永福町駅前交差点に出て、都道413号赤坂杉並線を横切り、 都道427号瀬田貫井線を北上して、都道14号の方南通りに出る。  方南通りの大宮八幡前交差点を横断して北に進むと、大宮八幡宮の前に出る。  大宮八幡宮は1063年に源頼義・義家が石清水八幡宮を勧請した。  大宮八幡宮は東京の重心に位置するとして、「東京のへそ」と云われている  武蔵国の三大宮の一つである、大宮八幡宮の正参道の一之鳥居を潜る。
 多摩の大宮と呼ばれていた大宮八幡宮の二之鳥居を潜ると、神門がある。 神門の左に女銀杏、右に男銀杏がある。  大宮八幡宮の拝殿にて、御祭神である応神天皇、仲哀天皇、神功皇后に参拝する。  大宮八幡宮社殿の右には、宝物殿と大宮天満宮がある。  大宮八幡宮の参拝を終え、北神門である赤門から出て和田堀公園に向かう。  善福寺川に架かる御供米橋を渡って和田堀公園へ、左手に大宮遺蹟がある。  和田堀公園の中央には和田堀池がある。 善福寺川に沿って歩き、杉並区立郷土博物館へ。
 杉並区立郷土博物館の入口は、長屋門である。 旧井口家住宅の長屋門を潜って右手に行くと、民間信仰石塔がある。  博物館の玄関前に、旧嵯峨公勝侯爵邸の庭石「紀州青石」がある。  孫娘浩がこの邸宅から、溥傑のもとに嫁いで行ったという。  2002年9月15日、北京の故宮で、愛新覚羅の親戚の書を買い家の床の間に飾り、 2009年10月28日の天城山登山では愛新覚羅慧生に思いを馳せた。  窓から展示してある古民家を見ながら、思わぬ出会いに感動する。  杉並区郷土博物館を出て、郷土博物館入口交差点から、荒玉水道道路を大宮八幡前交差点へ。
 交差点にある馬頭観音は白馬宮春号の供養塔である。  荒玉水道道路から左折し、大宮八幡宮の参道である方南通りを東に進むと鞍掛けの松がある。  源義家が奥州遠征の折、この松の枝に馬の鞍を掛けたという伝承がある。  方南通りから大宮八幡入口交差点に出て、南に進むと、左手に、 曹洞宗の寺院の大円寺がある。 本尊は釈迦如来坐像である。  大円寺の前身は、1603年に家康が開基となり、江戸赤坂溜池辺りに建立された大渕寺である。  大円寺は、1673年以来島津家の江戸における菩提寺となった。  大円寺から路地を縫って南東に歩くと、貴船神社の前に出る。  貴船神社の創建は文永年間と云われ、祭神は雨水を司る竜神である。  境内の池は「御手洗の小池」と呼ばれ、枯渇することがないといわれていた。
 貴船神社から更に南に歩くと、和泉熊野神社がある。  和泉熊野神社は1267年に紀州の熊野神社の分霊を祀ったのが始まりと云われている。  境内には家光が鷹狩りの途中に休憩し、その時に手植えしたと伝えられる松の大木がある。  和泉熊野神社の南には、真言宗室生寺の寺院の龍光寺がある。  龍光寺の龍光は、井之頭池の竜がこの付近で雷鳴を轟かせ、光を放って昇天したことに由来する。  江戸時代、本尊の薬師如来は難病にご利益があるとして信仰が厚かった。  龍光寺の参拝を最後に今日の散策を終え、井の頭通りを西に向かって永福寺駅へ。

     大宮八幡宮 地図の中央の矢印が大宮八幡宮です      <東京都杉並区大宮2丁目3にて>
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