高尾山の紅葉が見頃を向えたとの情報により、中央線の高尾駅で下車、京王高尾線に乗換える。
京王高尾線の高尾山口駅で下車し、ケーブルカー駅を目指す。
高尾山口駅から、もみじ通りをケーブルカーの清滝駅に向かって歩く。
もみじ通りの両側の木々は、紅葉が進んでいる。 高尾山ケーブルカーの清滝駅前に到着。
清滝駅まで、長い列が続いている。 ケーブルカーの清滝駅とエコーリフトの山麓駅の入口は同じ駅舎の中にある。
駅舎の右上の山肌には、紅葉した木々が見える。
今日は期待できそうだと微笑む。 やっと、乗車する番が回ってくる。
ケーブルカーは麓駅の清滝駅から山頂駅の高尾山駅の間を6分程で繋いでいる。
リフトは片道で12分程かかる。 ケーブルカーは最大で135人を一度に運ぶことが出来る。
京王線高尾山口駅は標高191m、スタート地点の清滝駅と山麓駅は標高201mである。
ケーブルカーの最急勾配は31度18分で日本一の急勾配である。 高尾山駅に到着。
高尾山駅は標高472mで、ケーブルカーの標高差は271mである。
最初に、駅の近くの展望台へ向かう。
山頂駅の横にある展望台から東京の市街地が見える。
左手が八王子辺り 正面には、新宿副都心のビル群が見える。
関東平野の縁にある高尾山は眼前に遮るものも無い。
晴れた日には、城が島や江ノ島まで見えると云う。
参道を進むと、絶景展望の看板が目に付いた。
ビアマウントから、北東を望むと、先程見た八王子方面の景色が広がる。
北に目を移すと、目の下に、ケーブルカーの山頂駅が見える。
左に目を移すと、八王子ジャンクションが見える、トンネルは首都圏中央連絡自動車道である。
首都圏中央連絡自動車道と交差しているのは、中央自動車道である。
中央に見えるのは、標高727mの景信山だろうか。
ケーブルカーの山頂駅前では、もう、下山する人の列が出来ているようだ。
首都圏中央連絡自動車道はケーブルカーの高尾登山鉄道の真下の高尾山トンネルを通って高尾山インターへ向かう。
遥か、北関東の山々も見える。 紅葉に囲まれた石段を、参道へと降りる。
高尾山天狗屋の出店で、チーズタルトを見つける。 一服して、高尾山の名物であるチーズタルトを頂く。
高尾山山頂駅
地図の中央の矢印が高尾山山頂駅です <東京都八王子市高尾町にて>
高尾山口駅から山頂駅展望台までの紅葉を、下記の「高尾山口駅から山頂駅展望台までの紅葉」の
ボタンをクリックして43枚のスライド写真でご覧ください。
薬王院境内の参道には、樹齢七百年とも云われる都内最大の杉並木がある。
参道に植えられた杉並木の巨杉は十数本あり、高さ47mに達しているものもある。
樹齢450年の巨大杉たこ杉の隣に、頭をなぜると運を引き寄せると云う「ひっぱり蛸」がある。
たこ杉を過ぎると、薬王院の浄心門がある。 浄心門から薬王院の境内になる。
浄心門を過ぎると、薬王院神変堂がある。 山岳修験道の開祖である役の小角が祀られている。
高尾山薬王院有喜寺は1270余年前に開山された真言宗の寺院である。
参道は、百八段階段がある左の男坂と右の女坂に分かれる。
男坂と女坂の合流地点に、北原白秋の歌碑がある。 高尾山は、現在、紅葉の真っ盛りである。
北原白秋歌碑を過ぎると、左手に、権現茶屋がある。
権現茶屋は胡麻専門店で、金ごまだんごや黒ごまだんごを売っている。
炭火で焼いたボリュームたっぷりのお団子を購入して、
ベンチに腰掛け、目の前の紅葉を眺めながら頂く。
薬王院山門に到着。 四天王門とも云い、薬王院の入口に建つ楼門である。
1984年に、江戸期に建立されたままの形で再建された。
祭神は四天王の持国天、広目天、増長天、多聞天である。
山門の後には、大天狗と小天狗の像があり、中央に、「賽銭蛸」がある。
「願叶輪潜」の石造りの大きな輪は、「願い叶う輪潜り」と呼ばれている
紅葉狩りで込み合う薬王院の境内を進むと、薬王院仁王門の前に来る。
仁王門を潜ると、御本堂の前に出る。
御本堂は薬王院の中心になる本堂で、1901年に建立され、薬師如来と飯縄権現を祀っている。
薬王院は744年に聖武天皇の勅命により、東国鎮護の祈願所として建立された。
御本堂の後の石段を登ると、御本社がある。
1729年に本殿、1753年に弊殿と拝殿が建立された。
権現堂の本尊は飯縄権現で、社殿全体に華麗で極彩色の装飾がなされている。
今回は、薬王院の権現堂迄とし、高尾山の山頂は次回に目指すことにする。
薬王院と参道の杉並木は八王子八十八景に選べれている。
薬王院
地図の中央の矢印が薬王院です <東京都八王子市高尾町にて>
山頂駅から薬王院の御本堂までの紅葉を、下記の「山頂駅から御本堂までの紅葉」の
ボタンをクリックして44枚のスライド写真でご覧ください。
往路の女坂に替わり、復路は男坂の百八段階段を下る。
高尾山は秩父山地の東縁に位置し、明治の森国定公園に指定されている。
高尾山には、古くから天狗が存在しているとの伝説がある。
高尾山は二等三角点で、現在の標高は、599.30mである。
1972年に、高尾山の標高を、600mに回復する運動があった。
山頂駅に到着、山頂駅ではケーブルカーに乗車するための長い列が出来ていた。
帰りは、ケーブルカーに乗らずに、高尾山口駅まで歩くことにする。
京王高尾山口駅まで、40分である。
1927年にケーブルカーが開通、高尾山が日本百景に選定された。
2005年に高尾山が関東の富士見百景にも選定されている。
2007年から連続して、ミシュランガイドの三つ星の観光地に選定されている。
年間の高尾山の登山者数は約260万人を超え、世界一の登山者数を誇る。
ようやく、高尾山口駅前に到着、所要時間は35分だった。
高尾山は全長1697mに及ぶ東海自然歩道の起点でもある。
東海自然歩道の終点である箕面公園を訪れたのは、8年前の2010年10月5日だった。
東海道自然歩道の起点の前には、高尾山飯縄権現遙拝所の石碑と御堂がある。
清滝駅の入口には、ごみ持ち帰り運動発祥の地のシンボルである「おそうじ小僧」がある。
ケーブルカーの清滝駅前には、今の時間でも長い列が出来ている。
紅葉橋を渡って、紅葉通りを京王高尾線の高雄口駅に向かう。
紅葉橋から南浅川を下流に望む。 両岸を紅葉が飾っている。
もみじ通りを進むと、右手、南浅川の左岸に紅葉に囲まれた広場がある。
山の蔭になっているが、今日最高の紅葉である。 ゆっくりと、高尾山の最後の紅葉を楽しむ。
京王高尾線の高尾山口駅前に到着。 赤い、高尾山麓氷川神社一の鳥居が見える。
次回は山頂への登頂を約して、高尾山に別れを告げる。
高尾山口駅は、登山者数世界一の山口駅だけあって立派な駅である。
高尾駅で京王高尾線から中央線に乗換えて帰路に付く。
東海自然歩道の起点
地図の中央の矢印が東海自然歩道の起点です <東京都八王子市高尾町にて>
薬王院から高尾山口駅前までの紅葉を、下記の「薬王院から高尾山口駅前までの紅葉」の
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