蔵王   2017年10月26日

     樹氷高原駅に向かう蔵王ロープウェイのゴンドラの窓からの眺め

 蔵王国際ホテルにて、南東北旅行の3日目の朝を迎える。  窓の外は青空が広がっている。 蔵王の山々は褐色に輝いている、右の山が標高1362mの瀧山だろう。  ホテルのレストランの外は、黄葉で色付いた木々が取り巻いている。  今日は上天気で、蔵王の登山は期待できそうだ。  蔵王国際ホテルの玄関脇に横付に駐車してある愛車のレクサスが見える。  ホテルの玄関を出て、左に道を曲ると、直ぐに、ロープウェイの蔵王山麓駅がある。  ホテルを出て、蔵王ロープウェイ山麓線の蔵王山麓駅の駐車場へ。
 蔵王のロープウェイは、もう一本蔵王中央ロープウェイがある。 このロープウェイの終点は、地蔵山頂駅である。  蔵王ロープウェイの蔵王山麓駅は、標高855mの所にある。  蔵王山麓駅からは、標高1331mにある樹氷高原駅まで、蔵王ロープウェイ山麓線が繋いでいる。  山麓線は2台のゴンドラで1734mの距離を往復している。  ゴンドラの最大乗車人員は座席・立席合わせて53人である。   山麓駅を出発すると、目の前に緑のゲレンデが広がり、それを取り巻く色鮮やかな木々に目を見張る。  白い建物が、蔵王国際ホテルの一部だろう。 左が瀧山、右に標高1387mの鳥兜山が見える。
 窓外の木々が色づき始めた。 次第に、紅葉の紅色が一層鮮やかになる。  山麓線の高低差は464mで、所要時間は7分である。  山麓線の索道形式は複線交走式普通索道で、最高運転速度は毎秒5mである。  瀧山と蔵王温泉街がかなり遠くに見える。 山麓線の樹氷駅に到着、ここで、蔵王ロープウェイ山頂線に乗換える。  樹氷高原駅からは、蔵王温泉に行く途中にある「鴨の谷地沼」が見える。  山麓線の最大輸送人員は毎時364人である。 樹氷高原駅からは、蔵王ロープウェイ山頂線に乗って山頂を目指す。  山頂線の標高差は329mで、1872mの距離を10分で走る。
 最大乗車人員は座席が18人で、最大輸送人員は、毎時、夏は450人、冬は1200人である。  山頂線は、複式単線自動循環式ゴンドラで、「フニテル」を採用している。  フニテルは、2本のロープ幅がゴンドラ幅より広いロープウェイの愛称である。  フニエルを採用したのは、箱根ロープウェイに続いて国内で2番目である。  「樹氷の碑」の前の道を進むと、サワ小屋跡を経由して熊野岳に至る。

     蔵王ロープウェイ山麓線の樹氷高原駅 地図の中央の矢印が樹氷高原駅です      <山形県山形市蔵王温泉にて>
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   標高1736mの地蔵山の山頂に向かう

 地蔵山山頂駅は標高1661mの所にある。 地蔵山山頂駅の前に三宝荒神山が広がっている。  山頂駅の前には、「開運の鐘」と1775年に建てられた「蔵王地蔵尊」がある。  「樹氷の碑」の前の登山道を進むと、サワ小屋跡を経由して熊野岳に至る。  蔵王地蔵尊を後にする。 背後には、標高1703mの三宝荒神山が見える。  三宝荒神山の右手に、紅葉した尾根が見える。 宮城県との県境の山々だろうか。  三宝荒神山の左下に、蔵王ロープウェイ山頂線の地蔵山頂駅が見える。
 熊野岳への山道を南東に歩くと、左上に地蔵山がある。 右手前方に谷が見えて来た。 蔵王沢の上流だろう。  熊野岳への登山道を進むと、蔵王沢の上流が見える。  前方に、蔵王連峰の最高峰の熊野岳が見える。 右肩がワシ岩だろう。 西麓は蔵王沢に落ちている。  熊野岳に別れを告げて、右折して、地蔵山に向かう。 地蔵山迄の登山道は起伏が無く歩きやすい。  お連れさんも、地蔵山を目指す。 背後に、熊野岳山頂までの登山道が見える。  地蔵山山頂へ向かう。 見た目よりも勾配があり、一端の登山に見える。 青空が美しい。  県境の山々が見えて来た。 地面には、高山性の植物が広がっている。
 可也歩いたのか、蔵王沢が遥か彼方になった。 地蔵岳から南東にる尾根が延びている。  標高1703mの三宝荒神山が目の前に。 左上に、地蔵山山頂、右下に、蔵王ロープウェイ山頂線の地蔵山頂駅が見える。  地蔵山頂駅の上の雲から、山の頂が頭を出している。 月山だろうか。  地蔵山頂駅から三宝荒神山に登っている人影が見える。 右上の地蔵山山頂にも、人が大勢いるようだ。  周りにも、地蔵山を目指して歩いている人の姿がある。 遠くに見える山々は、福島県と新潟県の県境辺りの山だろうか。  間もなく、地蔵山山頂だ。

地蔵山山頂までの風景を、下記の地蔵山山頂までの風景のボタンをクリックして40枚のスライド写真でご覧ください。


   標高1736mの地蔵山の山頂にて

 東を望むと、宮城県との県境の山々が見える。 東を望むと、宮城県との県境の山々が見える。  地蔵山山頂に到着、前面に、瀧山が広がる。  標高1736mの地蔵山の山頂の直ぐ北側に、蔵王ロープウェイ山頂線の地蔵山頂駅が見える。  山頂からの風景を堪能した後、地蔵山頂駅に向かって一気に駆け下りる。  三宝荒神山と地蔵山のコルに到着。 蔵王国定公園の標示柱の前を通って山頂駅へ。  山頂駅にて、ゴンドラに乗車する。 ゴンドラが山頂駅から離れて行く。 前に見えるのは横倉山だろうか。  瀧山が前面、目の前に、パラダイス・コタンゲレンデが広がっている。  前に樹氷高原駅、後に、地蔵山と三宝荒神山が見える。  樹氷高原駅が目の前に。 山頂へ行くゴンドラには、未だ、大勢の人が乗っている。  樹氷高原駅から山麓線に乗換えると、外の景色が鮮やかに変わる。 眼下の森は、燃えるような紅葉だ。  暫くの間、ゴンドラから蔵王の紅葉を楽しむ。 右手に、蔵王温泉街の街並みが見えて来た。  山頂に建物が見えるのは、鳥兜山だろうか。 左に、標高1362.1mの瀧山 右に、標高1387mの鳥兜山が見える。  緑の立ち木が目立ってきた。 横倉ゲレンデが現れる。 白い建物が、蔵王国際ホテルか。 間もなく、山麓駅に到着する。  山麓駅に広がるゲレンデの緑の絨毯とそれを取り巻く林が素晴らしい。 今日、一番のビューポイントであった。  山麓駅を取り巻く紅葉した木々は、朝よりも、一段と輝いている。 蔵王ロープウェイ山麓線の蔵王山麓駅の駐車場へ。  駐車場を出発して、蔵王ライン・蔵王エコーラインを走って「御釜」へ向かう。

   地蔵山 地図の中央の矢印が地蔵山山頂です      <山形県山形市上宝沢にて>
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   エメラルドグリーンの水を湛える蔵王御釜

 蔵王エコーラインを走り、刈田駐車場に到着。 駐車場は宮城県刈田郡七ヶ宿町にある。  御釜リフト乗り場は、標高1600mの所にある。 蔵王刈田リフトの終着点は御釜観賞地である。  山形県と宮城県との県境の尾根に到着。 右手には、馬の背から熊野岳に続く山並みが見える。  前の遊歩道を真っ直ぐ進むと、御釜が現れる。 右手の尾根を行くと、標高1757.8mの刈田岳がある。  左手に、標高1841mの熊野岳の山頂が見える。 御釜の背後にある、標高1672mの五色岳が頭を出した。
 御釜の南側の谷が、濁川へと続いている。 蔵王御釜とは、標高1670mにある噴火口である。  御釜は約3000年前の噴火で出来た自然の芸術である。 御釜は直径約330mの火山湖である。  御釜の西の尾根の馬の背を進むと、熊野岳に至る。 熊野岳から先に進むと、先程、登頂した地蔵山に至る。  蔵王山は奥羽山脈の連山で、日本百名山の一つである。 最大深さ約27mの御釜の湖底からは、今でも硫黄物が噴出している。  エメラルドグリーンの水を湛える、御釜の景観は神秘的である。 湖底の水質は強い酸性になっている。
 御釜の風景を頭に刻み、リフト乗り場へ向かう。 遊歩道には避難方向が示されている。  避難場所の蔵王レストハウスまで約640mある。 再び、蔵王刈田リフトに乗り駐車場へ向かう。  入ナンバ沢に架かる橋の背後に、宮城県の山並みが見える。 間もなく、目の前に、蔵王刈田駐車場が近づく。  リフトから降りて、刈田リフト下駅の売店で、名物の玉こんにゃくを頬張る。  売店から駐車場へ。 「豊橋 4476」のナンバープレートを見つけて声をかける。  御釜探訪を最後に蔵王散策を終え、米沢市へ向かう。

   蔵王御釜 地図の中央の矢印が蔵王御釜です      <宮城県刈田郡蔵王町にて>
蔵王御釜周辺の風景を、下記の蔵王御釜のボタンをクリックして36枚のスライド写真でご覧ください。

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