宿の玄関で記念写真を撮ってから、奈良のバス旅行に出発する。
最初の訪問地は、飛鳥の代表的な名所である石舞台である。
石舞台に最近訪れたのは、12年前の2005年3月12日で、飛鳥宮跡の現地説明会の帰りだった。
同じ日に、蘇我馬子の屋敷跡と推定される島庄遺跡の現地説明会もあると知り、早速出かけて来た訳だ。
その前は、20年前の1997年4月29日で未だ現役時代のゴールデンウィークを利用した旅だった。
先回訪問した時は、石舞台が柵で囲まれていて、石室内は立ち入り禁止で物足りなかった。
20年前のアルバムには、石室内を見物する姿を写した写真が貼ってある。
家族連れで訪れた時のアルバムには、子供達が石室の上に乗っている写真がある。
昼食は奈良公園の南にある、荒池の北岸の洋食菊水の菊水楼へ。
創業1967年の欧風レストランである洋食菊水は、平成26年にリニューアルオープンした。
ランチでも、旬の食材をシェフ自ら厳選し、本来の旨味を生かしたお料理をご用意している。
菊水楼を出て新薬師寺に向かう、新薬師寺の左隣には南都鏡神社がある。
南都鏡神社は806年に、藤原広嗣が処刑された唐津の鏡神社から勧請を受け、
神社は新薬師寺の鎮守として境内南側にて創建された。
重文の新薬師寺南門は、鎌倉時代後期に建立された新薬師寺の表門である
奈良時代に建立された国宝の新薬師寺本堂は、当初は修法を行うためのお堂だった。
本堂内には、像高191cmの国宝の薬師如来坐像が祀られ、その周りに国宝の12神将立像が並んでいる。
新薬師寺を最後に訪れたのは、23年前の1994年4月16日である。
境内には、実忠和尚御歯塔があり、本堂の西側には新薬師寺香薬師堂がある。
香薬師堂に安置されていた白鳳金銅仏は1943年に盗難に遭い行方不明である。
新薬師寺から春日大社へ、石灯籠が並ぶ参道の脇に、阿部仲麻呂の歌碑がある。
参道の突き当たりに、一見正門かと見間違えるほどの内侍門がある。
内侍門は斎女・内侍が出入りした門である。
内侍門の奥正面に朱塗りの校倉造の建物がある。 鏡、太刀、鉾、弓矢などの御神宝が納められている宝庫である。
春日大社正面の楼門である南門から入り、特別参拝に参加する。
正面には左右に延びる御廊を備えた中門がある。
春日大社には三千基の燈籠がある。 現存する室町時代以前の燈籠の六割以上が春日大社にあると云われている。
東回廊の影向門を潜り左に行くと、御蓋山浮雲峰遥拝所がある。
浮雲峰は鹿島の武甕槌命が天降られた神蹟である。
先ほど見た宝庫まで来ると、右手に後殿各社参拝所がある。 後殿御門は御本殿裏側の末社5社への参拝の入口である。
後殿御門から御本殿の真後ろにあるお庭を覗く。 左手に末社の5社がある。
春日大社の参拝を無事終え、再び、宿のパナソニックリゾート大阪に戻る。
石舞台古墳
地図の中央の矢印が石舞台古墳です <奈良県高市郡明日香村島庄にて>
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