名古屋城の桜      2017年4月4日


   花見客で賑わう名古屋城の西の丸広場

 市街化地域に変更されてから風景が急激に変貌した碧海桜井駅前のロータリーを 名鉄櫻井駅のプラットホームから望む。  駅に隣接してアピタが出来、町医者が大挙して周辺に押しかけたこの地区は以前より暮らしやすくなったと云える。  名古屋城の桜を目指して、いつもの様に金山駅で下車。 今日は寄り道して、北口から出て右手に金山交差点を望む。  金山駅前の通りを西に歩く。 目の前に金山総合ビルがある。 左手にアスナル金山、右手にイオンがある。  金山駅の背後に、ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋が見える。  アスナル金山の周りを歩く、右手に、地下鉄金山駅の5番の出入り口がある。  金山駅の東口の交差点へ、前に三井住友信託銀行があり、右に行くと大津通りになる。  金山駅に到着、地下鉄で市役所駅に向かう。
 名古屋城の内堀に到着。 桜と猫柳が出迎えてくれる。 今日も、地下鉄の市役所駅から来て東門から入城する。  前回名古屋城を訪れたのは、一昨年の5月6日だった。 東門を入ると、右手の桜が鮮やかに咲き誇っていた。  桜の下では、和服姿の娘達が宴を開いている。 東南隅櫓に到着、いつものコースである。  隅櫓の前に、清正公石曳きの像がある。 先回食べたきしめんは不味かったが、周りの桜は綺麗だ。  表二之門から入って本丸へ。 今年は開花は早かったが、低温で花の寿命が延びたのが幸いした。
 7階の展望室に登り、西を望む、最初にウェスティン・ナゴヤキャッスルが眼に入る。  北西を望む、城西小学校の校舎が見える。  南を望むと、中央に、日本で最初に完成した集約電波等である、名古屋テレビ塔が見える。  東を望む、左端が愛知学院名城公園キャンパス、正面に名古屋高速楠線が横切っている。  城西小学校の校庭や創価学会中部池田記念会館が現れて、最初の景色に戻る。  展望台から降りて、小天守から外へ。 本丸跡は花見客で賑わっている。
 本丸御殿は今回はパス。 表二之門を出て、右折し西之丸へ。 西南隅櫓の前には多くの人が桜見物。  西之丸の桜は枝垂桜なので一段と鮮やかだ。  桜に釣られて、西南の正門から出るのをやめて、南側の土手に登る。  堀の底の緑が眩しい、緑に連れられて土手の上を東に歩く。  私が名古屋に住んでいた頃には、夏になると城のお堀が平家蛍で輝いた。  私が名古屋の住民だったのは、丁度60年前のことだった。  二之丸の大手二之門が見えてきたので、土手を降りて東門に向かう。

     名古屋城 地図の中央の矢印が名古屋城です      <愛知県名古屋市中区本丸1にて>
名古屋城の桜を、下記の名古屋城の桜のボタンをクリックして47枚のスライド写真でご覧ください。


 70年前に将来を夢見て立った母校のキャンバスにて

 名古屋城から地下鉄名城線の名古屋大学駅へ。 地下鉄駅から地上に上がると山手グリーンロードに出る。  山手グリーンロードに面して豊田講堂がある。 卒業時には、未だ建設途上で、豊田講堂は恩恵を受ける機会がなかった。  豊田講堂や野依記念物質科学研究館の前を通り、ES総合館へ。  ES総合館の二階には、名古屋大学博物館サテライト「2008年ノーベル賞展示室」がある。  展示室には2008年にノーベル賞を受賞した三人の博士についての展示がある。  三人の博士とは、小林誠、益川敏英、下村脩の三氏である。   展示室に入ると、体験展示コーナーがあり、受付の女の子が一人腰掛けていた。  展示室には三氏に加え、名古屋大学の教授だった野依良治博士の写真もある。  ノーベル賞受賞の基礎を築いた、坂田昌一博士の坂田記念資料室もある。  1940年生まれの益川博士在学中には、私も在学中だった訳である。  最後の学年であった1959年の写真には、在学した工学部の工の字の校舎が右端に見える。  在学当時では名大は帝国大学の中では影の薄かった大学が、東大、京大に次ぐ知名度を得たのは喜ばしい。  展示室の観覧時間も終わったので、他の展示室は諦め工学部に向かう。  工学部の前の広場は、豊田講堂から若宮大通りに連結する100m道路の一端と聞いていた。  工学部の校舎が先行して建てられ、後期講義は東山新校舎で受講できた。  当時は高度成長が華々しくスタートした時期で、特に、工学部機械科は医学部より遥かに難関であった。  当時の理学部は工学部の不合格者の受け皿になっていた。  日本の高度成長の初期に卒業して社会人へ、バルブ崩壊と共に退職した人生はそれなりに意義があった。  幹事の努力と熱意で、クラス会が毎年マリオットの52階で春に開催されている。  遠方で在住する私にとっては、今年は参加することができなかった。  来年は、クラス会には参加しようと思っているが、このキャンパスに再び立つことはないだろう。  中学、高校、大学と共に建設中の講堂を眺めながら卒業した時代に生まれ学んだ人生だった。  唐山の市電の駅から坂越えした頃と違い、便利になった地下鉄の名古屋大学駅から名古屋駅前へ。  名古屋駅前の名駅通りに出ると、高さ247m、地上47階のミッドランドスクエアが聳える。  右端には名鉄百貨店、その向こうに、ユニークな形のモード学園スパイラルタワーズが見える。  左手には、昨年開館した、高さ175m、地上34階の大名古屋ビルヂングが見える。  JR名古屋駅前から、名古屋駅交差点越しに桜通りを望む。 名古屋駅は人生で一番利用した駅と云える。  70年余り前に、母の手に引かれ、東山動物園まで市電で通った名古屋駅を後にする。

   2008年ノーベル賞展示室 地図の中央の矢印が2008年ノーベル賞展示室です      <東京都国分寺市西元町2丁目1にて>
2008年ノーベル賞展示室を、下記の「2008年ノーベル賞展示室」のボタンをクリックして38枚のスライド写真でご覧ください。  

次ページへ

最近のウォーキングより