那須平成の森      2016年9月02日


   那須平成の森の学びの森で、インタープリターの説明を受ける参加者

 那須高原の3日目の朝をリゾートホテルのラフォーレ那須で迎える。  朝食前に入浴、チェックアウトの準備を済ませ、食事後直ちに出発する。  今回は、プログレからレクサスに乗換えてからの最初の宿泊旅行である。  昨日の那須岳登山で、両足が攣り、今日の行動が危ぶまれたが、温泉効果か何とかなりそうだ。  ホテルを出たところで、車を停止したら、お巡りさんが飛んできて職務尋問を受けた。  駐車した場所が、御用邸の入口だった。 今日の予定は、那須平成の森を散策する。 初めに、「駒止の滝」に向かう。
 駒止の滝は、滝壺辺りは立ち入り禁止になっているが、一般に開放されている「ふれあいの森」から見ることが出来る。  滝は、高さ20m、幅3mの滝で、朝日岳に源を発し、平成の森を流れる余笹川に架かっている。  700m離れた観瀑台から谷底に落下する滝を見ることが出来る。  那須平成の森フィールドセンターから駒止の滝まで、往復3kmの散策路が整備されて、 「ふれあいの森」の一般的なコースである。  この辺りは、日光国立公園那須甲子地区で、那須火山帯の南端に位置し、昭和25年に拡張された。  散策路には休憩ベンチなども整備されているが、人の声は全く聞こえない。  月の輪熊の生息地である那須高原での単独行動を止め、フィールドセンターに向かう。
 県道290号那須甲子線を進むと、左手に、辛うじて「那須平成の森」と読める入口がある。  表示はないが、此処は、「那須平成の森」駐車場で、正式な入口はもう少し先にある。  県道の東に広がる「学びの森」は立ち入り禁止で、インタープリターのガイドでのみ散策できる。  「フクロウルート」が本日の定員に空きがあったので、1.5km、2時間コースを飛び込みで申し込む。  森の緩やかな山道の一部を歩くコースである。  インタープリターのクマさんが、クワガタを捕まえる、 小クワガタかと思ったら、更に小さいスジクワガタだった。  平成の森は、御用邸の用地を2011年に日光国立公園「那須平成の森」として解放された。  平成の森はツキノワグマの生息地であり、樹皮には爪の跡も見られる。  この時期、全国的に山蛭に悩まされるが、那須高原では生息してないのが嬉しい。  2012年7月4日に体験した知床五湖ツアーのミニ版と云えるが落差は大きい。  今回の那須高原散策は、2012年に体力の衰えから山登りを止めてから、久しぶりの挑戦であった。  那須平成の森フィールドセンターを出て、那須インターから東北自動車道を一気に南下し、 外環を経て明るいうちに帰宅する。

     那須平成の森のフィールドセンター 地図の中央の矢印がフィールドセンターです      <栃木県那須郡那須町高久丙にて>
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