小石川後楽園の花菖蒲      2016年6月12日


   6月中旬に660株の花菖蒲が見頃を迎える小石川後楽園

 小石川後楽園の花菖蒲を目指すも、飯田橋駅では西口に出てしまう。  牛込橋を渡り、神楽坂交差点に出て、外堀通りを北東に向かう。  牛込橋の北側にあった飯田濠まで、海から船が上がってきて、この辺りは「牛込揚場」と云われた。  市街地再開発で埋め立てられた飯田濠を保存して欲しいとの要望から一部が復元されている。  外濠の水は、復元された約230mのせせらぎの地下水路を通って神田川に注いでいる。  外堀通りを進み、大久保通りと交差する飯田橋交差点へ。
   飯田橋交差点の歩道橋に上がって、中央線のガードを見る、右下に駅の東口がある。  飯田橋交差点の北側に向かって歩道橋を歩く。 左下が目白通り、左上が外堀通り、右が大久保通りである。  目白通りを北に望むと、右が神田川、川の上が首都高速5号池袋線である。  目白通りから外堀通りに入り、東に向かって歩く、前方の飯田橋職安前交差点を左折すると小石川後楽園がある。  小石川後楽園に到着、先回訪れたのは、2年前の2014年3月12日の梅の季節だった。  後楽園は花菖蒲の名所としても知られている。 後楽園は神田上水を引き入れた回遊式築山泉水庭園である。  後楽園の花菖蒲園は園内の北端、梅林の前にある。 後楽園では、6月中旬に、660株の花菖蒲が見頃を迎える。  花菖蒲が間近で見られるように、「花菖蒲の小道」と名付けられた木道が設置されている。  愛宕坂を登ると、菖蒲園が見渡せると言うので、48段の石段を登る。  菖蒲園の横には藤棚も見える、梅林は左奥にある。 花菖蒲の鑑賞を終え、園内の散策に出発。
 花菖蒲園の横には、江戸時代の風流な酒亭を表わした「九八屋」がある。 後楽園の南東隅にある内庭に到着。  内庭には、この時期は蓮の花が咲いている。 内庭は江戸時代には、水戸藩邸の書院の庭であった。  内庭に流れる木曽川には、「目覚の床」にちなんで、「目覚の滝」もある。  大泉水に流れ込む、駐歩泉の流れを楽しみながら出口に向かう。  小石川後楽園の散策を終え、春日局之像がある礫川公園に向かう。  築地塀沿いに北に歩く、塀の下部の石垣は江戸城の石垣を再利用したものである。  石垣には、備中成羽藩山崎家の「山」をはじめ、大名を表わす刻印や矢穴が残っている。
 前方に東京ドームのジェットコースターが見えてきた。  南に1988年に開場した日本初の屋根付き球場である東京ドームがある。  後楽園駅前に、地上27階、高さ141.7mの文京シビックセンターが建っている。  センターの前に、礫川公園がある。  この辺りの土地を、春日局が徳川家光から拝領したため、春日と云う地名が残っている。  公園には、1989年に大河ドラマ「春日局」が放映されたのを契機に、春日局之像が建立された。  春日局之像を最後に、今日の散策を終え、文京シビックセンター前の富坂下交差点へ。

     小石川後楽園 地図の中央の矢印が小石川後楽園です      <東京都文京区後楽1丁目6にて>
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