新宿御苑散策のために、中央線の信濃町駅で降りて、外苑東通りの信濃町駅交差点に出て、
北に歩き、左門町交差点から右手の露地へ右折する。
更に露地を左折すると、「於岩稲荷」の陽運寺がある。
門を潜ると手水舎があり、「この水はお岩様縁の御霊水です」の文字が見られる。
於岩稲荷水かけ福寿菩薩の横に、お題目を唱えながらお水をおかけ下さいとある。
現在も御霊水として使われているお岩さま縁の井戸もある。
陽運寺は悪縁切り・良縁結び祈願で名高い寺として知られている。
この地は、歌舞伎作者鶴屋南北作の「東海道四谷怪談」のお岩様縁の祠があったと云われている。
次に、陽運寺の近くにある於岩稲荷田宮神社へ。
この地は、四谷怪談で有名なお岩の屋敷の田宮家があった場所である。
屋敷内にあった神社に熱心な信者だったお岩の霊が合祀されている。
於岩稲荷田宮神社を出て、国道20号線の甲州街道の四谷3丁目交差点に至る。
左手に曲がると新宿御苑がある。 四谷3丁目交差点を通り、新宿御苑へ。
新宿御苑の大木戸門の東には、内藤新宿開設三百年記念碑がある。 この辺りに内藤新宿が開設された。
新宿御苑の大木戸門に到着。 2010年4月6日以来、6年ぶりの訪問である。
於岩稲荷の陽運寺
地図の中央の矢印が陽運寺です <東京都新宿区左門町にて>
於岩稲荷を、下記の「於岩稲荷」のボタンをクリックして24枚のスライド写真でご覧ください。
大木戸門から、新宿御苑に入って先ず、「旧洋館休憩所」に向かいお弁当を買う。
芝生広場の中を歩き、休憩場所を探すが、木陰は人で一杯、
中の池の前で空いているベンチを見つけ、池を眺めながら昼食をとる。
中の池は中央に橋があり二つに分かれている。
中の池の向こうに、唯一の都会的建物である、NTTドコモ代々木ビルがそそり立っている。
外国旅行者の中には、古風な日本庭園と超都会的な借景の組み合わせが素晴らしいと云う人もいる。
中の池から池畔を歩いて、下の池に向かう。
下の池を回り南側に出て中の池の対岸に向かうとツツジ山がある。
上の池、中の池、下の池をひと回りして、フランス式整形庭園へ。
バラ花壇の花は満開には今一歩だった。 スズカケの並木道から大木戸門近くの玉藻池に向かう。
玉藻池は家康の家臣の内藤清成の屋敷地だったところに作られた庭園である。
1892年に始まり、2012年にリニューアルオープンされた新宿御苑大温室にも入る。
新宿御苑は信濃高遠内藤家の下屋敷があった敷地で、1879年に新宿植物御苑として開設された。
温室を出て、アヤメ科の仲間のイチハツ(一初)を見つける
新宿門へ向かう。 新宿御苑は桜の名所として知られている。
2010年4月6日に訪れた時の桜は素晴らしかった。
新宿門を出ると、門の前には御苑を訪れた観光客が溢れていた。
都道305号線の御苑大通りを進み、新宿御苑トンネルから出てきた国道20号線へ。
新宿4丁目交差点から明治通りを歩いて、新宿高島屋に入り、新宿南口交通ターミナルのバスタ新宿へ向かう。
石段を登り、今月にオープンしたバスタ新宿の南側広場へ。
広場からは、左に、高島屋タイムズスクウェアとドコモ代々木ビル、
右に、小田急ホテル・センチュリーサザンと東日本旅客鉄道本社が見える。
新宿バスタの旅客乗降口のフロアーに入って中央線に乗車、帰路に就く。
新宿御苑
地図の中央の矢印が新宿御苑です <東京都新宿区内藤町にて>
新宿御苑の風景を、下記の「新宿御苑」のボタンをクリックして40枚のスライド写真でご覧ください。