宿を出て、栃木県宇都宮市大谷町にある大谷資料館に向かう。
大谷景観公園に到着、公園の周りを奇岩群が囲んでいて、異境に来たようだ。
大谷資料館は、「神秘的な巨大地下空間 大谷石の歴史が学べる」をキャッチフレイズにしている。
大谷石が採掘された地下採掘場跡は、幻想的な空間を利用して、数多くの映画の撮影現場になっている。
館内に入ると、撮影された映画のポスターが陳列され、最初に飛び込んできたのは、「リアル鬼ごっこ」である。
三人の高校生が並んでいて、中央が、トリンドル玲奈、左が、篠田麻里子、右が、真野恵理奈である。
高校生の年はとっくに過ぎてしまった3人だが、トリンドルはコマーシャルで名が知られているが、真野恵里奈は、
昨年、テレビで見た記憶があり、最近、名前が分かったが、此処で繋がるとは興味深い。
その他、「暗殺教室」「超MOVIE大戦ジェネシス」「るろうに剣心」などのポスターもあった。
薄暗い中の石段を降りていくと、別世界の中に入って行くような気持ちになる。
地下採掘場は、広さ2万平方米、深さは平均30mあり、深いところでは60mにも及ぶ。
野球場が一つ、すっぽりと入ってしまう大きさである。
巨大な神殿のような景観で、エジプトのピラミットの内部やインディ・ジョーンズの世界観のような幻想的な空間である。
エジプトを旅行し、クス王のピラミットの内部を探索したのは、1992年8月12日で四半世紀も過ぎてしまった。
戦争中は、地下倉庫や軍事工場として使われ、戦後は、政府米の貯蔵庫としてお米を預かっていた。
坑内の平均気温は8度前後で、地下の大きな冷蔵庫といった感じである。
大谷石とは大谷の付近一帯から採掘される流紋岩質角礫凝灰岩の総称である。
流紋岩質角礫凝灰岩は2000万年前の新生代第3紀中世期に属している。
大谷石利用の歴史は、8世紀の中頃、下野国分寺の土台石として使われた。
大正11年にアメリカの建築家のフランク・ロイド・ライトの設計による東京の旧帝国ホテルに使われた。
旧帝国ホテルは、現在、犬山市の明治村に保管されている。
明治村は何度も訪れたが、最後に、旧帝国ホテルの大谷石をカメラに収めたのは、昨年の2月1日であった。
大谷石地下採掘場跡の地底探索を終えて地上に戻る。
大谷石博物館
地図の中央の矢印が大谷資料館です <栃木県宇都宮市大谷町にて>
大谷資料館を、下記の「大谷資料館」のボタンをクリックして42枚のスライド写真でご覧ください。
大谷景観公園を出て、鹿沼市花木センターに向かう、お目当ては「鹿沼そば」である。
大谷資料館がある宇都宮市に隣接した鹿沼市は、「鹿沼そば」で町興しをしている。
鹿沼そば振興会が「東京から最も近い本格的なそばの郷」をチャッチフレーズにPR作戦を展開している
花木センターにある鹿沼そば店の「食べログ」でそばを頂く。 故郷が三州の人間はうどんの方が合う。
鹿沼市のそばの郷で腹ごしらえした後、埼玉県さいたま市にある「鉄道博物館」へ。
玄関に掲げられた鉄道博物館のシンボルマークは3つの車輪を繋ぎ、
「鉄道」「歴史」「教育」の3つのコンセプトを表わしている。
旧国鉄の代表的な機関車のD51形蒸気機関車を見て、学生時代に実習で乗せて貰った機関車は
D51が現れる前の機関車で、貴重な機関車の搭乗経験は還暦を飛び越える「昔話」と悟る。
最初に、2階に上がり、ラーニングゾーンへ。
「原理・しくみ展示」の場で、触り・動かし・楽しく実験するフロアーである。
次は1階のヒストリーゾーンへ、明治初期から現代までの鉄道技術や鉄道システムの変遷・歴史を紹介している。
0系新幹線を見学。 新幹線の歴史は、同じ月にスタートした、我々の結婚生活の歴史でもある。
いくら見ても飽きないとの解説付きの「模型鉄道ジオラマ」を見学し、
エントランスゾーン3階にあるビューデッキからの風景を眺めて、鉄道博物館を後にする。
鉄道博物館
地図の中央の矢印が鉄道博物館です <埼玉県さいたま市大宮区大成町3丁目にて>
鉄道博物館を、下記の「鉄道博物館」のボタンをクリックして18枚のスライド写真でご覧ください。