桜田門から半蔵門へ      2016年02月02日


   外枡形という防御性の高い城門である桜田門の渡櫓門

 今日は、未だ歩いていない桜田濠の池畔に向かう。  東京駅の南口を出ると、丸の内仲通りの交差点にある虎が出迎えてくれる。  メトロ千代田線二重前駅から馬場先濠を北に望見ながら歩き、 馬場先門交差点から皇居に入り、右手の丸の内マイプラザビルを望む。  左手の芝生広場の中に楠木正成像がある。  この像は高村光雲、山田鬼斎、岡崎雪聲などにより、10年を費やし完成した。  大手町のビル群を見ながら、楠木正成像から二重橋前に向かう。  二重橋の前に集う人々は、私共以外は全て外国人である。  眼鏡橋の石橋の方が二重橋より目だった、良く知られた風景を背景に、外国人に混じって記念撮影をする。  二重橋前から桜田門前へ行き、祝田橋交差点から内堀通りを望む。  東は日比谷濠越しに、DNタワー21、西は凱旋濠越しに、桜田門が見える。  皇居に戻り、桜田門の渡櫓門を望む、桜田門は正式には「外桜田門」である。  桜田門は外側の高麗門と内側の渡櫓門からなっている。 渡櫓門から高麗門を通り、堀内通りへ。  桜田門は外枡形という防御性の高い城門である。  桜田門交差点から内堀通りを東に望むと、法務省の建物群があり、端が「法務省赤れんが棟」である。  西に臨む、国会議事堂の屋根が見える。  内堀通りを歩き、桜田濠越しに桜田門と丸い形の「ホテルグランドアーク半蔵門」を望む。  国会議事堂に向かって歩き、高台から桜田門を望む、前に首都高速都心環状線と国道20号線が走っている。  国会議事堂の正門前にある国会正門前交差点の横断歩道を横切る。  現在国会開催中なので、警備員が不審者を監視している。  北に向かって歩くと左手に、尾崎記念会館が前身である「憲政記念館」が、 大田道灌が「我が庵は松原続き海近く・・・」と詠んだ、松原の一角にある。  国会前庭は回遊式庭園になっていて、東京湾平均海面から24.3900mの日本水準原点標庫や 高さ31mの尾崎記念時計塔がある。  憲政記念館のレストラン「霞ガーデン」で軽い昼食を頂く。

  桜田門 地図の中央の矢印が桜田門です      <東京都千代田区皇居外苑1にて>
楠木正成像から憲政記念館までの風景を、下記の「楠木正成像から憲政記念館」のボタンをクリックして38枚のスライド写真でご覧ください。  



 内堀通りから和田倉門の高麗門を移築した半蔵門を望む

 内堀通りの三宅坂交差点の西側の小公園には、渡辺崋山生誕の地の説明文が立っている。  渡辺崋山生誕の地の前に三体の女性の裸像の銅像が立っている。  この銅像群は「平和の群像」と名づけられ、広告会社の電通が立てた顕彰碑である。
 三宅坂から青山通りを進み、最高裁判所を右回りに回ると西門の前に出る。  最高裁判所から更に北に進むと国立演芸場の建物がある。  国立演芸場の北側に隣接して国立劇場が建っている。  国立劇場では歌舞伎・文楽を中心に舞踊・邦楽・民俗芸能・声明・雅楽などが上演されている。  内堀り通りに出て桜田濠に沿って南東に歩くと半蔵門の前に出る。  現在の半蔵門は和田倉門の高麗門を移築したものである。
 内堀通りからら桜田濠越しに半蔵門を望む、濠の土手の傾斜が凄い。  濠の中では鴨が多数泳いでいる、この辺りに名水の「柳の井」があった  ビル街を背景にした桜田門が近づいてきた。 左手に、法務省赤レンガ棟が見える。  桜田門を後にする、門の近くで大老井伊直弼が暗殺された桜田門外の変が起こった。
 内堀通りを進み、日比谷交差点へ、正面の高いビルが日比谷サンケイビルである。  右手手前が帝国劇場、その向こうが丸の内マイプラザビルである。  日比谷濠沿いの晴海通りから日比谷交差点へ、左折して日比谷通りに向かう。  通りを馬場先門交差点に向かって歩く、今回で年末からで、皇居を一周したことになる。  丸の内マイプラザビルの重文である明治生命館が目の前に迫ってきた。   やがて、東京駅が見えてきて、今日の散策を終える。

  半蔵門   地図の中央の矢印が半蔵門です      <東京都千代田区千代田1にて>
渡辺崋山生誕の地から半蔵門への風景を、下記の「渡辺崋山生誕の地から半蔵門」のボタンをクリックして27枚のスライド写真でご覧ください。  


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