今日は「とげぬき地蔵」の縁日に当たると言うので、参拝するため山手線の巣鴨駅で下車する。
巣鴨駅前から、国道17号線白山通りの横断歩道を渡って向こうの歩道へ。 殆どの人が同じ方向に歩いている。
とげぬき地蔵入口交差点で、国道から左側の道へ進む。
「巣鴨地蔵通商店街」の文字と商店街のキャラクター「すがもん」げ出迎え。
人に揉まれながら進むと、間もなくとげぬき地蔵である高岩寺の前になる。
寺の前には、通りに面して多数の提灯が並んでいる。
高岩寺は曹洞宗の寺院で本尊は地蔵菩薩、一般にはとげぬき地蔵の通称で知られている。
1596年に神田明神下に創建されたのが始まり、その後、振袖火事で下谷に移転、1891年にこの地に移って来た。
本尊の延命地蔵菩薩が諸病に霊験あらたかで、お年寄りのお詣りが絶えない。
高岩寺の本堂、参道が人で埋まっている割には、本堂前で参拝する人は少ない。
地蔵菩薩像は秘仏で非公開なので、御影に祈願する。
境内で団子を売っている、2本買って1本は自分で食べ、1本は横の地蔵さんに奉納する。
境内では大勢の人が長い列を造っている。
本尊の地蔵菩薩より、病気や痛いところを洗うと効き目があるといわれる「洗い観音」の方が人気がある。
参拝後、駅から来た商店街を戻らずに、この先の商店街を反対方向に進む。
巣鴨地蔵通商店街は巣鴨駅近くから旧中仙道沿いに、都電荒川線庚申塚駅までの間にある。
「巣鴨で北海道」を看板で上げた店で、生姜煎餅を買い昼食の変わりに食べる。
巣鴨地蔵通商店街の中心客層の30%は60歳以上と言われ、「おばあちゃんの原宿」として全国的に知られている。
日本一の赤パンツ巣鴨マルジのお店がある。 赤の力で元気と幸福を届けると云う。
800mに及ぶ巣鴨地蔵通商店街を歩き通し、終点の庚申塚に到着する。
とげぬき地蔵
地図の中央の矢印がとげぬき地蔵です <東京都豊島区巣鴨3丁目35にて>
とげぬき地蔵の風景を、下記の「とげぬき地蔵」のボタンをクリックして38枚のスライド写真でご覧ください。
巣鴨地蔵通商店街の北端の出入口に、1502年の建立の「巣鴨庚申塚」がある。
江戸時代は夜通し賑やかに過ごす「庚申待ち」が盛んだったと云う。
巣鴨庚申塚から国道17号線に出て、染井霊園の北にある「本妙寺」へ。
本妙寺には名奉行遠山の金さんの墓や囲碁の本因坊歴代などの墓がある。
岡崎市の長福寺の檀家であった武将を開基として創建された寺で、千葉周作の墓もある。
1657年(明暦3年)の振袖火事の火元だったことから、その供養塔が立っている。
再び、巣鴨地蔵通商店街に寄ってから山手線巣鴨駅に至り池袋に向かう。
池袋駅東口から外に出て、グリーン大通りを進み、東口五差路交差点から60階通りを望む。
東口五差路から、60階通りを進みサンシャインに向かう。
首都高速5号池袋線の向こうにトヨタ自動車池袋ビル、その右にサンシャイン60が見えて来た。
ガード下を潜ると、サンシャイン60の真下に出る。
サンシャイン60の展望台が現在閉鎖中なので、専門店街アルバの屋上に登る、右手にアウルタワーが見える。
サンシャインシティ・プリンスホテルを背に、人々が日向ぼっこをしている。
昭和53年に完成した60階建てのサンシャイン60は地上高239.7mで完成当時はアジアで最も高かった。
サンシャインシティから池袋駅に向かう。 山手線から総武線に乗換えて帰宅する。
本妙寺
地図の中央の矢印が本妙寺です <東京都豊島区巣鴨5丁目35にて>
本妙寺とサンシャインシティの風景を、下記の「本妙寺とサンシャインシティ」のボタンをクリックして28枚のスライド写真でご覧ください。