先端に猫崎がある猫崎半島の付け根にある奥城崎シーサイドホテルにて10月6日の朝を迎える。
部屋から静かな竹野浜、沖には冠島、その向こうに日本海が広がっている。
半島の東海岸に沿って建てられているホテルの客室からの眺めは良い。
ホテルを出て、半島の遊歩道を北に歩くと、芝野栗山の碑があり、更に歩くと竹野賀嶋公園に至る。
この丘からは、朝日・夕日・漁火が見えるらしい。
公園から西を望むと左手に竹野港、奥に淀洞門がある岬が見える。
半島の西海岸では、象の足跡などの化石が発見されたらしい。
更に進むと、目の前に波食棚と呼ばれる断崖が見えてきた。
この辺りは、柱状摂理が発達している。
岩場には、真ん丸のポットホールと言われる波食甌穴が見られる。
ホテルを出て、昨日、訪れた竹野海岸に向かう。
猫崎は猫が蹲っていると言われているが、最近はキューピットの方が知られている。
太陽の光が差し込む竹野海岸から、安来浜へ。
訓谷浜の東端の丘の上に、地曳網の見張番である山番の小屋が建っている。
夏は佐津海水浴場になっている。
更に西進すると山陰本線の佐津駅がある。
無人駅を除いてから、今子浦へ向かう。
竹野海岸の猫崎半島
地図の中央の矢印が猫崎半島です <兵庫県豊岡市竹野町竹野>
猫崎半島の風景を、下記の「猫崎半島」のボタンをクリックして30枚のスライド写真でご覧ください。
剣道11号香美久美浜線を西進すると、突然視界が開け今子浦が姿を現す。
この辺りは、今子浦海水浴場になっていて、浜辺に下りると、目の前に黒島が現れ、その前に蛙岩が見える。
この地は北前船の風待港として賑わい、廻船で航海に出た男たちが、無事に帰ることを祈願したと云われている。
黒岩の前の海岸には千畳敷が広がり、2010年には「ノルウェイの森」の撮影地になった。
右手に大引の鼻が海へと突き出している海岸は絶壁が続く、所謂、但馬赤壁である。
今子浦は山陰海岸国立公園を代表する自然景勝地の一つである。
大引の鼻展望台へ向かう。 ここの遊歩道は近畿自然歩道と呼ばれている。
香住湾の東端に位置する展望台は切り立った崖の上にあり、周りを但馬赤壁が囲んでいる
西を望むと左手に黒島、右手後方に白石島が浮かんでいる。
白石島を巡る観光船が見える。 1997年4月13日に、香住港から「三姉妹船長」の遊覧船に乗って
白石島を巡ったが、今でも三姉妹船長が活躍しているとのことである。
大引の鼻展望台から岡見公園へ。 香住漁港の西港を見ながら北上すると八坂神社がある。
公園は城山半島の先端にあり、香住を代表する絶景の一つとされている。
余部道路の船越トンネルを出ると、道の駅「あまるべ」があり、観音さんの上に余部橋梁が走っている。
余部鉄橋は平成22年にコンクリート橋に架け替えられたが、3本の橋脚は現地保存され
「余部鉄橋空の駅」として開設された。
プラットホームに下り電車が近づいてきた。 見物客は多いけど、乗降客は無し。
丘の上には余部橋梁を望める展望台がある。 昭和34年4月に餘部駅が誕生し、「解説記念碑」が建てられた。
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蛙岩
地図の中央の矢印が蛙岩です <兵庫県美方郡香美町香住区境にて>
今子浦と餘部の風景を、下記の「今子浦と餘部」のボタンをクリックして45枚のスライド写真でご覧ください。
居組海岸を右手に見ながら西進すると、兵庫県の新温泉町から
鳥取県の岩美町にある陸上岬の西海岸に出ると、浦富海岸の東浜海水浴場の白浜がある。
羽尾鼻の先端に寄り、但馬往来線を西進すると、浦富海水浴場に出る。
山陰の代表的な海水浴場で、西に小栗、東に牧谷の海水浴場がある。
更に、県道155号線を西進すると前方の海の中に菜種島が見えてきた。
菜種五島を望む城原海岸は山陰海岸国立公園を代表する自然景勝地の一つである。
県道155号網代港岩美停車線を西に進むと、鴨ヶ磯展望駐車場があり、鴨ヶ磯への遊歩道がある。
少し下ると、目の前に鴨ヶ磯海岸が眼前に広がる。
太郎兵衛島、夫婦島、蛙岩などの創り出す海岸線は山陰随一の景勝地と云われている。
文豪島崎藤村がこの風景を見て、「松島は松島、浦富は浦富と絶賛した。
曇天の空で、物足りない山陰の旅も、最終段階で太陽が顔を出し、絶景を楽しむことが出来、
今夜の宿の「ゆあみ」へ向かう。
鴨ヶ磯展望駐車場
地図の中央の矢印がお鴨ヶ磯展望駐車場です <鳥取県岩美郡岩美町網代にて>
富浦海岸の風景を、下記の「富浦海岸」のボタンをクリックして28枚のスライド写真でご覧ください。