備讃瀬戸大橋   2015年05月29日


 大歩危峡で見つけた「妖怪の里」の立て札と妖怪「伸び上り」の像が

 大歩危温泉のホテル「まんなか」で、南東四国旅行の5日目の朝を迎える。  部屋の窓からは、吉野川に注ぐ藤川谷川に架かる赤い藤川橋が見える。
 ホテルを出て大歩危温泉郷の散歩に出かける。  大歩危峡遊覧船の乗船場があるレストラン「大歩危峡まんなか」迄歩く。 吉野川の河岸には砂質片岩が多く露出している。  吉野川は左に流れて、祖谷温泉がある祖谷川と合流し紀伊水道へ注ぎ、 上流に遡ると、大豊インターの北の高知自動車道を潜り、早明浦ダムのさめうら湖に至る。
 藤川橋を渡り、道の駅の手前で、藤川谷川の右岸へ曲ると、「妖怪の里」の立て札と妖怪「伸び上り」の像が立っている。  藤川谷は妖怪の伝説の里として知られている。 藤川谷は子啼爺の発祥の地である。  大歩危峡温泉郷の湯に浸かってから、山の幸に恵まれた朝食を頂く。  ホテルで今回の旅行の最後のお土産を確保してから、大歩危峡温泉のホテル大歩危峡まんなかを後にする。

  大歩危温泉   地図の中央の矢印が大歩危温泉です      <徳島県三好市山城町西宇にて>
大歩危温泉を、下記の「大歩危温泉」のボタンをクリックして23枚のスライド写真でご覧ください。  



 回転式展望塔の瀬戸大橋タワーから瀬戸大橋を望む

 ホテルを出て、自宅への帰路に就く。 ガソリンスタンドの店員のアドバイスにより、 大歩危峡から国道32号線を北上して善通寺インターまで走り、瀬戸大橋を望む瀬戸大橋タワーへ向かう。  瀬戸大橋タワーは瀬戸大橋記念公園にある展望タワーで、瀬戸大橋の開通を記念して1988年に建設された。  タワーは、高さ108m、360度の景色が眺められる回転式展望塔である。
 展望室部分が回転しながら昇降するタイプのものでは世界一の高さと云われている。  展望室が上昇を開始、先ず、南西の方向が正面にくる、沙弥島の港が見える。 島は現在陸続きになっている。  沙弥島の後方、中央左に牛島、その右に高無防山がある本島が見える。  展望室が北を向き、瀬戸大橋が見えて来た、瀬戸大橋は正確には10橋の総称で、備讃瀬戸大橋が正しい。  展望室から見える備讃瀬戸大橋は、南備讃瀬戸大橋と北備讃瀬戸大橋が連結した物である。  南備讃瀬戸大橋は全長12,300m、海峡部長さは9,367mである。
 展望室は東を向く、瀬戸中央自動車道の向こう右手に陸続きの瀬居島、左手に小瀬居島が見える。  展望室は2周目に入る、左端は東山魁夷せとうち美術館、右端が弥弥島にある坂出市役所海の家である。  備讃瀬戸大橋の三っ子島から北は、北備讃瀬戸大橋で全長1611m、最大支間長は990mである。  南備讃瀬戸大橋は鉄道と道路が走る道路鉄道併用の吊橋で、建設当時は世界最長であった  瀬戸大橋タワーからの展望を楽しんだ後、瀬戸大橋記念公園にある瀬戸大橋記念館へ。

  瀬戸大橋タワー   地図の中央の矢印が瀬戸大橋タワーです      <香川県坂出市番の州緑町にて>
瀬戸大橋タワーの風景を、下記の「瀬戸大橋タワー」のボタンをクリックして26枚のスライド写真でご覧ください。  


瀬戸大橋架橋記念博覧会与島パーキングエリア  瀬戸大橋記念館のガラス張りの休憩室から備讃瀬戸大橋を望む

 瀬戸大橋タワーから降りて瀬戸大橋記念館へ。  瀬戸大橋記念館は瀬戸大橋架橋記念博覧会のパビリオンを記念館として活用し、1988年に開館した。  記念館の屋上は展望台になっているので、先ず屋上へ登る。
 展望台に登ると、三っ子島を挟んで、此方が南備讃瀬戸大橋、 向こうに北備讃瀬戸橋、橋の向こうに与島、左に亀山市の本島町がある本島、右に小与島が見える。  与島は瀬戸内海に浮かぶ塩飽諸島の島の一つで、瀬戸中央自動車道の与島パーキングエリアがある。  西には瀬戸大橋タワーの建物、その後ろに沙弥島、入江の突き当たりに東山魁夷せとうち美術館がある。
 瀬戸大橋記念館には、四隅にも展望台がある、南に瀬戸大橋記念公園が広がっている。  東を望むと、自動車道の向こうにユーモラスなコスモス石油坂出製油所の多数のタンク、その向こうに陸続きの瀬居島が見える。  瀬戸大橋記念館の屋上には備讃瀬戸大橋を撮影する絶好のシャッターポイントがある。 橋梁の下部の鉄道は新幹線・在来線合わせて4線施設できるようになっているが、現在在来線のみ使用されている。  瀬戸大橋の上部構造部分は、上部に4車線の瀬戸中央自動車道が走り、下部はJR四国本四備讃線が通る二階建ての構造になっている。  瀬戸大橋線と呼ばれているJR四国本四備讃線を丁度列車が通りぬけている
 瀬戸大橋記念館に入館、館内では、瀬戸大橋の実現までの過程や架橋工事・架橋技術を映像や模型などで紹介している。  ガラス張りの休憩室からは、瀬戸大橋が展望出来、赤い躑躅が彩りを添えている。  園内には瀬戸大橋の石碑と姉妹橋である金門橋と第2ボスポラス橋の解説版がある。  園内を出て、13年ぶりに与島パーキングエリアに寄って、四国最後の昼食に讃岐うどんを食べる。  屋上に設けられた展望台に登ると西に牛島や本島が見える。  再び、瀬戸中央自動車道に入り、多くの島が浮かぶ瀬戸内海の景色を最後に、西南四国旅行を終えて帰路に就く。
  瀬戸大橋記念館   地図の中央の矢印が瀬戸大橋記念館です      <香川県坂出市番の州緑町にて>
瀬戸大橋記念公園の風景を、下記の「瀬戸大橋記念公園」のボタンをクリックして44枚のスライド写真でご覧ください。  

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