明治村と名古屋城     2015年05月06日


 半世紀を超えた記憶を呼び戻す母校の正門

 久しぶりに明治村を訪れ、母校の正門の前にて記念撮影、53年前の当時の姿を思い出す。  今回は北口から入門する、何べんも訪れた記憶があるが、最後の入園は2002年3月26日で13年ぶりである。
 入園すると、「帝国ホテル」中央玄関の前に出る。 博物館明治村は、今年で丁度50周年を迎えていた。  ホテルのロビーで一服してから、宮津裁判所の「宮津裁判所法廷」、洋風木造二階建の「高田小熊写真館」、 「東京駅警備巡査派出所」「金沢監獄中央看守所・官房」を巡り、洋風建築の「金沢監獄正門」を潜り、 「天童眼鏡橋」や「隅田川新大橋」を渡り、「内閣文庫」を覗いてから、「川崎銀行本店」の屋上に昇る。
 「聖ザビエル天主堂」の薔薇窓を見上げ、並んでいる、重文の「呉服座」、「小泉八雲避暑の家」、 理髪店の「本郷喜之床」の前を通り、登録有形文化財である「工部省品川硝子製造所」の前で一休み。  重文の「宇治山田郵便局舎」「東松家住宅」「東山梨郡役所」を巡り、村長室で記念撮影、 更に重文の「三重県庁舎」「聖ヨハネ教会堂」「西郷従道邸」を覗く。  この辺りは、開村当時からの建築物で、何べんも訪れた記憶がある。
 「北里研究所本館」「芝川又右衛門邸」を眺め、重文の「品川燈台」で現存最古の洋式燈台へ。  昨年の10月29日に、現存最古の木造灯台である「旧福浦灯台」を訪れたことを思い出す。  隣接した重文の「菅島燈台付属官舎」を最後に、「六郷大橋」を渡って、北口へ向かう。
  明治村   地図の中央の矢印が明治村です      <愛知県犬山市内山にて>
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 西側からお堀越えに望む名古屋城の層塔型天守閣

 久しぶりに名古屋城を目指す、地下鉄名城線市役所で降りて、東門へ。  内に入ると、三の丸広場に面した重文の東南隅櫓(辰巳櫓)が出迎えて呉れる。
 再建中の名古屋城本丸御殿へ、2009年から復元に着手し、一昨年から玄関、表書院の公開が開始された。  本丸御殿は総面積3,100平方米、部屋数は30を超える平屋建ての建物で、復元工事の完了は平成30年の予定である。  取り外しが出来た襖絵など1047面が、焼失を免れ、国の重要文化財に指定されている。
 御殿の玄関から北に進むと、名古屋城で最大の石垣石材の清正石がある。  清正石の前から西を望むと、連結式層塔型5層5階地下1階の天守閣が聳えている。  小天守は2層2階地下1階から成り、小天守から大天守へ向う。
 7階の展望室に登り、西を望む、右端がウェスティン・ナゴヤキャッスル、左端に名古屋駅周辺の高層ビル群が見える。  東北の方向を望むと、名城公園の森が広がっていて、その後ろに愛知学院大学名城公園キャンバスのビルが見える。  名城公園のお堀の北側の道路は、休日は駐車可能で車が並んでいて、左手に創価学会中部池田記念会館がある。
 焼失した金鯱の金塊から造られてた「丸八文様鯱環付真形釜」や本丸御殿の重文の襖を観賞した後、天守閣を出て、 表二之門の前にある、名古屋名物きしめんを食べたが、とても不味かった。  重文の西南隅櫓や一般公開中の茶室がある金城宛、特別公開中の御深井丸の西北角にある戌亥櫓を見学してから正門に向かう。
  名古屋城   地図の中央の矢印が名古屋城です      <愛知県名古屋市中区本丸1にて>
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 長篠の戦いの場としては有名だが、本丸跡の広場しかない長篠城址

 5月17日、全国100名城に指定されている長篠城を訪れる。  三河の国では、日本100名城に指定されているのは、岡崎城と長篠城址の2つだけである。  長篠城は1508年に今川の将であった菅沼元成が築城した。
 戦国時代の合戦の場としては有名だが、城址には長篠城址史跡保存館以外に何もない。  長篠の戦いは、1575年5月、武田勝頼軍1万5千が長篠城を包囲することから始まった。  長篠城は当時奥平貞昌が5百の兵で守っていた。   城跡として広場があるだけである。 長篠の戦いの主戦場は西方4kmの設楽原であった。
 広場の向こうには、工事中の新東名高速道路のが見える、インターも近くに建設中である。  長篠城址は飯田線の開通により分断されたが、日本の大動脈である新東名の開通で、更に様変わりするだろう。  長篠城址には、寒狭川に落ち込む滝があり、以前は滝壺まで近づけたが、今は遠望するのみである。  長篠城は寒狭川と宇連川の合流点の断崖の上にあり、難攻不落の様相を示しているが、 簡単に近づけず、その風景を目視出来ないのが残念だ。  今回、頻繁に訪れた明治村、名古屋城天守閣、長篠城址を久しぶりに訪れたが、残り少ない人生を思えば、 再び、足を踏み入れることは無いだろう。
  長篠城址   地図の中央の矢印が長篠城址です      <愛知県新城市長篠市場にて>
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