農業センターの梅と五条川の桜     2015年03月13日


 満開の名古屋市農業センターの「しだれ梅園」

 名古屋市の平針にある名古屋市農業センターの「しだれ梅園」を訪れる。  名古屋市農業センターは、名古屋市の郊外にある。  県道56号名古屋岡崎線の農業センター北交差点から西南に曲がると正面にある。  最近、農業センターの枝垂桜が富に話題になっているので、休日を避け、晴天の朝早く家を出る。  農業センターには正門横に224台の駐車場があり、しだれ梅まつり期間中は有料であるが、満車寸前の到着だった。  農業センターは1965年に農業技術の研究、農業知識の向上を目的として開設された。  近年では農業公園としての側面が強く、市民を対象にする講習会や体験教室が催されている。  農業センターは梅林の他、名古屋コーチンの雛の最大の生産拠点で、年間数万羽を出荷している。
 今が満開の絶好期で、天気も良し期待できそう。 「玉垣枝垂」「呉服枝垂」が目に留まる。  呉服枝垂の花弁は僅かに紫色を帯び、満開になると、弁先がほんのり淡くなる、中輪ながら大柄に見える。  しだれ梅園の北には芝生広場がある、その北の休憩所の東屋で一服する。  名古屋市農業センターの園内には、12品種・700本余りの枝垂れ桜が植えられている。  先回、名古屋市農業センターに観梅に訪れたのは、2008年3月4日で8年ぶりの再訪である。  1965年の開園以来、梅を観に何度も訪れたが、今回が最後の訪問になるだろう。
 年が経るごとに、立派に成長した梅園は、往時に比べて素晴らしい梅園になった。  農業指導館の北側に広がる梅園を歩く。 この辺りの梅は特に素晴らしい。  東海地方は、名古屋市農業センターの他、津の結城神社、 いなべ市のいなべ梅園など、全国的に見ても比肩できる梅園がある。  農業指導館で昼食用の梅ちらし寿司を買う。 梅まつり中は、毎日、噴水広場でフードコーナーが開かれている。  噴水広場のベンチで昼食を頂く。 再び観梅、「満月枝垂」は花形が満月のように丸く見えることから、その名がついた。  「千鳥枝垂」の花は紅色・中輪・一重咲き、弁先に向かって濃い筋が入っている。  満開の梅花を十分に楽しんだ後、フードコーナーで石焼芋を見つけ、 それを味わってから、センターを離れ、大高緑地に向かう。

  名古屋農業センター   地図の中央の矢印が農業センターです      <愛知県名古屋市天白区天白町大字平針黒石にて>
名古屋農業センターの梅林を、下記の「農業センターの梅林」のボタンをクリックして56枚のスライド写真でご覧ください。  


 緑地公園に広がる350本の梅林

 名古屋農場センターを出て、国道302号線に乗り、大高緑地東交差点で右折して、公園の第2駐車場へ。  駐車場の前に梅林が広がっている。 緑地公園には350本の梅の花がある。  大高緑地公園は1963年に開園した愛知県営の都市公園である。  緑地公園の現在供用されている公園面積は100ヘクタール余りである。  梅林には人影がちらほら見えるが、枝垂れ梅に満る名古屋市農業センターとは比べようもない。
 梅林は菖蒲園と共に、和風庭園を形成している。  梅林の前に池がある。 公園には北に、もう一つ此れより大きい、琵琶湖ヶ池がある。 池の周りを散策する。  若草山の展望台へ向かう。 展望台から名古屋の市街地がある西を望む。 名古屋駅のツインビルを含めたビル群が見える。  東には、琵琶ヶ池が広がっている。 展望台から、琵琶ヶ池の池畔へ。 池畔を散策する。  駐車場に戻る途中で、再び梅林を通る。 名古屋農業センターと大高緑地公園の梅の花を十分堪能して帰路に就く。
  大高緑地   地図の中央の矢印が大高緑地です      <愛知県名古屋市緑区大高町文根山にて>
大高緑地の梅林を、下記の「大高緑地の梅林」のボタンをクリックして21のスライド写真でご覧ください。  


 五条川沿いのお祭りの本部がある「お祭り広場」

 五条川の桜並木を観桜するために、名鉄犬山線の岩倉駅で下車、岩倉桜まつり会場に向かう。  今年の桜祭りは4月1日から10日まで開催されている。 途中で、下本町の山車が展示してあるのを見つける。  五条川沿いのお祭りの本部がある「お祭り広場」近くの神明生田神社は、山内一豊誕生地として知られている。  神社の境内には、「山内一豊公誕生地」と、2006年に放映された、NHK大河ドラマ「功名が辻」の放映記念碑がある。
 五条川に架かる真光寺橋近くに設定された「お祭り広場」は観桜のために訪れた人々でごった返している。  五条川の桜は「日本のさくら名所100選」に選ばれ、人気度は愛知県内で2位である。  五条川沿いには、1400本のソメイヨシノが毎年3月下旬から4月上旬に掛けて見頃になる。  岩倉五条川の桜は1949年頃、町興しとして、約300本の植樹を行ったのが始まりである。  真光寺橋から上流に向かって、千亀橋まで歩く、この辺りで、初春の風物詩である鯉幟の糊落としの「のんぼり洗い」が行われる。  昔のダンス仲間にばったり遭遇、後期高齢者になっても相変わらず元気だ。
 八剣橋に到着、次は国道155号線の明治橋で石仏駅は直ぐだが、再び五条川を引き返す。  祭り広場まで戻り、更に下流の「一豊橋」へ。  城跡橋まで足を延ばす、萩原多気線を駅に戻ると、岩倉城跡がある。  岩倉城は、1479年頃に、織田伊勢守系の兵庫助敏弘が築城した。  当時の尾張では清洲城と並んで、最も重要な城であった。  岩倉城は1557年に織田伊勢守信安が信長に攻められ、1559年に落城した。  岩倉城址から、岩倉街道(柳街道)を通り、岩倉駅に向かう。
  本部があるお祭り広場   地図の中央の矢印がお祭り広場です      <愛知県岩倉市下本町下市場にて>
岩倉桜まつりを、下記の「岩倉桜まつり」のボタンをクリックして26のスライド写真でご覧ください。  

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