小牧城と犬山城     2015年02月01日


 近世城郭のルーツとなる石垣がめぐされている小牧城

 1月24日に久しぶりに小牧城へ。  アピタ小牧店に寄ってから、小牧山口交差点から史跡小牧山の史跡公園へ。  右手に、584年の小牧・長久手の合戦の際、徳川軍が築いた土塁がある。  左手に向かうと、柔剣道場があり、桜の馬場に至る。
 東自然遊歩道から、小牧市歴史館である小牧城へ。  昭和43年に完成した歴史館には、小牧市の郷土資料が展示されている。  信長は1563年に清須から、濃尾平野の独峰である、標高85.9mの小牧山に居城を移した。  小牧山城の本丸の周囲には、近世城郭のルーツとなる石垣がめぐされている。  山頂からは、噴煙が上がる御嶽山が見える。  小牧山は1567年の小牧・長久手の合戦で、家康の陣城となり、 江戸時代に入ると、家康公縁の地として保護された。
 2004年の試掘調査で城の主郭の四方を石垣で囲んだ本格的な城であることが判明した。  小牧市歴史館の4階の展望台からは、西に伊吹山、養老山脈、鈴鹿山脈が見える。  南にはアピタ小牧店、小牧市役所の建物が見える、この辺りが信長が開いた楽市・楽座になる。  左手には、、アピタ小牧店の後に、名駅周辺のビル群、中央手前に合瀬川、後方に県営名古屋空港がある。  東には、小牧市民病院の建物、後方に猿投山、左手のグラウンドが愛知県立小牧高校である。  更に左手には、小牧警察署、後方に尾張本宮山、尾張富士、その背後に中央アルプスの山並みが見える。
 北には、県立小牧高校の遥か後方に恵那山、尾張富士の左に御嶽山と乗鞍が続く。  乗鞍岳に最後に登頂したのは、2008年7月30日、御嶽山には、2002年7月23日に登頂した。  左手に目を移すと、小牧インター、更に後ろに、白山が見える。  西を望む、右端に金華山、左端に伊吹山が見える。  雲の中に養老山脈を見つけて、一回りしたことになり、小牧城を出る。  「観音洞」を過ぎると桜の馬場になり、駐車場へ。
  小牧城   地図の中央の矢印が小牧城です      <愛知県小牧市堀の内1丁目にて>
小牧城を、下記の「小牧城」のボタンをクリックして36枚のスライド写真でご覧ください。  


 別名白帝城と呼ばれる国府犬山城

 2月1日、国宝犬山城を目指して犬山へ、本町通りを北上すると正面に三光稲荷神社がある。  稲荷神社は、犬山城の南搭乗口の近くにあり、前に、犬山神社、右に、針綱神社がある。  稲荷神社は、江戸時代以降、犬山城主成瀬氏の守護神として祀られた。  境内には、天川村の龍泉寺にあったと同じ重軽石があり、二人で挑戦する。
 神社の右側の石畳を奥に進むと、入場門がある。 門を入ると、別名白帝城と呼ばれる犬山城が現れる。  複合式望楼型3層4階地下2階で1617年頃に、現在の高さになったと云われている。  天守台石垣は野面積みで、高さ5m、天守の高さは19mある。  天守閣を左手に見ながら、北に進むと、七曲門跡があり、その先に木曽川が見える。  上流には、犬山橋が架かっている。
 犬山城の天守閣に入る。 1階には、上段の間、武者かくしの間、2階には、武具の間、3階には、波風の間がある。  4階の高欄の間に上がる。 戦国時代の見晴台及び司令塔であった。  南に望むと、福祉会館、右回りに歩くと、木曽川に架かるライン大橋、夕暮れ富士と呼ばれる伊木山、 岐阜城の金崋山、木曽川の上流には、犬山橋ツインブリッジ、木曽川の右には日本モンキーパークの観覧車、 成田山名古屋別院最聖寺と続き、犬山城入場門まで戻って、一回りしたことになる。  城の外に出る、今日は日曜日なのか、予想外の人の多さに驚く。 岩坂を下って犬山の城下町へ向かう。
     地図の中央の矢印が犬山城です      <愛知県犬山市犬山北古券にて>
犬山城を、下記の「犬山城」のボタンをクリックして51枚のスライド写真でご覧ください。  

 犬山城下町のメイン道路に面した食堂街の「昭和横丁」

 名鉄犬山駅から出て西に向かい、本町交差点を右折して、本町通りを北進すると、 突き当たりに、針綱神社の鳥居がある。 尾張五社の一つで、尾張の総鎮守とされている。 犬山祭りは、針綱神社の祭礼として行われている。
 針綱神社を参拝して、本町通りを南下すると、「城とまちミュージアム」がある。  犬山市内の文化財や、成瀬家伝来の資料が展示されている。  本町通りからは、犬山城の天守閣が望まれ、文化財に指定されている、「高木邸」や「旧磯部家住宅」がある。  登録有形文化財の「旧磯部家住宅」は江戸時代から、「柏屋」の屋号で呉服屋を営んでいた。  更に南に歩くと、左手に「どんでん館」があり、その斜め前に「昭和横丁」がある。  昭和横丁は、個性豊かな15店舗が集まった、奥行70mもある食堂街であり、 古き良き時代の「人と人とのコミュニケーション」を狙っている。
 軽食を済ましてから、向かい側にある、犬山祭りの山車を展示している「どんでん館」に入る。  展示の目玉は、現在のロボットの走りと云われている「からくり人形」で、係員の人に、 犬山こそ、中部の物作り、日本の物づくりの原点であると力説される。  一つ一つの山車の丁寧な説明を受けた後、再び本町通りを北上して帰路に就く。
  昭和横丁   地図の中央の矢印が昭和横丁です      <愛知県犬山市犬山西古券にて>
犬山の城下町を、下記の「犬山城下町」のボタンをクリックして33枚のスライド写真でご覧ください。  

 
次ページへ

最近のウォーキングより