御手洗渓谷     2014年10月30日


 日本三大弁財天の一つである天河弁財天社

 久しぶりに正倉院展鑑賞のため奈良へ、  最初に「高峰パーキング」、次に道の駅「吉野路大淀iセンター」に寄る。  国道309号線を南下し、道の駅「吉野路黒滝」へ。  正倉院展鑑賞は日帰りだったが、今回は余裕をもって一泊旅行にする。  紅葉が見られた道の駅「吉野路黒滝」に寄ってから、今夜の宿である観光旅館の「あたらしや」に到着。
 宿の番頭さんに、「みたらい渓谷」に送ってもらう。  途中で大回りして、天河弁財天社へ。 天川に来たなら是非「天河弁財天社」へと、わざわざ案内して呉れる。  厳島、竹生島と並ぶ日本三大弁財天の一つとされ、芸術の神様として古くから信仰されている。  飛鳥時代に、役の行者が大峰修行道開山のため創建されたと云われている。  能が奉納される古社として知られていて、本殿に能舞台があり、能が奉納されている。  弁財天社の西に、坪内の樹齢約800年と云われている大銀杏がある。
 天河大弁財天社から御手洗渓谷に向かう途中に、後村上天皇の行宮であった「南朝黒木御所跡」がある。  赤い鉄橋の弁天淵橋に出る。 この辺りは弁天淵と呼ばれている。  天ノ川の左岸にあるみたらい遊歩道を上流に向かって歩き、対岸の紅葉を眺める。  川迫川の合流点までは、日陰道になり、「苔のみち」と呼ばれている。  天ノ川に架かる天保橋(関電吊橋)は現在閉鎖中である、急な登り階段があり右手に展望台がある。
 遊歩道は河原を離れ一気に登りになり山の上に向かい、川迫川に架かる橋の上に出る。  橋の上からは、国道309号線沿いの「みたらい休憩所」や川迫川の上流が望める。  橋を渡ると白倉トンネルの上に出て、白倉林道に下る。  この辺りは紅葉が見ごろになっている。  白倉林道を歩き、川迫川を遡る、河原に降りて、川迫川の河原に降りて小休止をとる。   川迫川右岸は木々の紅葉が進み、南から差し込む日の光でキラキラ輝いている。  遊歩道入口からここまでは約1.6km、30分の距離である。
   天河大弁天財天社   地図の中央の矢印が天河大弁天財天社です      <奈良県吉野郡天川村坪内にて>
天河大弁天財天社とみたらい遊歩道を、下記の「天河大弁天財天社とみたらい遊歩道」のボタンをクリックして45枚のスライド写真でご覧ください。  


 

 川迫川の河原から、再び国道309号線に出て、 川迫川に架かる白倉橋を渡ると、先ほど上から見下ろしたみたらい休憩所がある。  休憩所の北側にある、山上川に架かる、みたらい橋に出ると、目の前に落差8mの「一の滝」が見える。  上流には、山上川に架かる吊り橋の哀伝橋が見える。 東側の階段を登ると、再び、遊歩道が始まる。  階段の下に「一の滝」と橋の向うに「みたらいの滝」が見える。
 哀伝橋から上流は、滝と橋が続く御手洗渓谷一の絶景ポイントである。 遊歩道は洞川温泉まで続いている。  みたらい滝は、3段からなっていて、滝の落差は15mとも、25mとも云われている。  上段の滝が御手洗渓谷の主瀑のようだ。  支流に架かる吊り橋の上から、上段の「みたらいの滝」を望む。  紅葉越しに見た滝は、雨上がりでもないのに、水量の多さに驚く。
 インターネットでの、現在、紅葉が最盛期との情報により、御手洗渓谷を訪れたが、情報通りだった。  遊歩道はつり橋と階段が続き、渓谷には小滝が連なる。  御手洗渓谷は大きな岩や滝の流れの絶景に加え、底まで透けるエメラルド・グリーンの清流がある。  落差10mの「光滝」が見えてきた、ここからは林の中の山道が続く。  洞川と川合の分岐点に至り、観音峰登山口に向かう。  みたらい遊歩道は、観音峰登山口休憩所がある県道21号線に一旦合流する。 県道を歩いて洞川温泉に向かう。  みたらい遊歩道は、みたらい休憩所から観音峰登山口まで、1.5km35分、 登山口から洞川温泉まで、3km50分のコースである。
 山上川の対岸に、洞川温泉の駐車場が見えてきた、洞川温泉は標高820mの高地にある。  温泉の入口に可愛い石像があり、「ようこそ後鬼の里」の文字が見える。  洞川温泉の宿「あたらしや」に早めにチェックイン。 新子屋の創業は江戸時代中期とのこと。  26度の無色透明のアルカリ性単純温泉に入浴後、薪の火にあたりながら静かなひと時を過ごす。
   御手洗渓谷   地図の中央の矢印が御手洗渓谷です      <奈良県吉野郡天川村北角にて>
御手洗渓谷を、下記の「御手洗渓谷」のボタンをクリックして51枚のスライド写真でご覧ください。  

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