梅雨の合間を縫って、御在所岳へ。
ロープウェイ乗り場は誰もいない。 動き出す迄の間に蒼滝へ向かう。
ロープウェイの裏手が、御在所岳裏登山道の一合目になっていて、
登山道の分岐点で東海自然歩道と別れて、蒼滝に下る。
左手に蒼滝が現れる。 2002年9月16日に訪れた以来12年ぶりの蒼滝だ。 今日は梅雨の谷間なので水量は多い。
平成20年のゲリラ豪雨により、この辺りは一変し、滝壺も土砂で埋まってしまったのが残念だ。
頭上50mから流れ落ちる、今日の蒼滝は迫力がある。
蒼滝へのコースは、蒼滝駐車場に車を置き、川沿いの東海道自然歩道を歩くのが一般的であるが、
豪雨より遊歩道が崩壊し、未だに通行止めになっている。
この辺りにあった「たきみ橋」も跡かたも無く、東海自然歩道沿いの茶店も廃墟になっている。
この時期、鈴鹿の山は山蛭が多く、登山したことは無い。
気を付けていたら、剥き出しの腕の上を小さな尺取り虫が這っていた、動作と色合いから山蛭の赤ちゃんに間違いない。
最近は野生動物が麓まで下りて来て、山蛭が特に多くなったと云われている。
山蛭に注意しながら東海自然歩道をロープウェイ駅まで戻る。
蒼滝
地図の中央の矢印が蒼滝です <三重県三重郡菰野町菰野にて>
蒼滝を、下記の「蒼滝」のボタンをクリックして21枚のスライド写真でご覧ください。
ゴンドラに乗って山頂駅へ向かう。 ゴンドラは、6人乗りで、1分間隔で運転されている。
山頂に近づくにつれて、ガスが晴れて、山頂駅側の頂きが見えて来た。
正面に見えて来た白い鉄塔は、高さ61mの6号鉄塔で東洋一と云われている。
左手に鎌ヶ岳、右手に登山道で一番人気がある中道の難所のキレットが見える。
正面に見える鎌ヶ岳に、最初に二人で登ったのは、半世紀前の新婚時代、
最後に登ったのは、2003年10月29日で11年前であった。
山頂駅に到着、最初に、見晴台、次に、富士見岩に行き絶景を堪能する。
ロープウェイのゴンドラ、大黒岩、鎌ヶ岳の三点セットが見応えがある。
右手に、国見岳を見ながら、富士見岩からゲレンデを歩いて山頂へ。
国見岳に最後に登ったのは、10年前の、2004年11月10日であった。
標高1212mの御在所岳頂上にある一等三角点に到着。
望湖台、山口誓子句碑、鈴鹿国定公園記念碑、伊藤冠峰の詩碑などを巡ってロープウェイ駅へ。
ロープウェイの係員に推薦してもらった、日帰り温泉のグリーンホテルで、
源泉架け流しの温泉に浸かってから、帰路に着く。
御在所岳
地図の中央の矢印が御在所岳の山頂です <三重県三重郡菰野町菰野にて>
御在所岳を、下記の「御在所岳」のボタンをクリックして41枚のスライド写真でご覧ください。