池上梅林と向島百花園     2014年03月12日


 都内の梅の名所として知られている池上梅園

 品川プリンスホテルにて、関東地方の梅を尋ねる旅の4日目の朝を迎える。  ホテルに荷物を預けて、国道15号線に出て、地下鉄浅草線の泉岳寺駅を目指して北に歩く。
 泉岳寺駅から西駒込駅まで乗り、第二京浜の国道1号線を、池上梅園に向って歩くと 本門寺交差点があり、左手に池上梅園がある。  受付を入ると、正面に小高い丘があり、木道を登ると、梅園全体を鳥瞰できる。  今年は寒波で開花が遅れ、今が将に満開である。  梅園には、白梅150本、紅梅220本あり、花梅中心に約30種類の梅がある。
 園内には、東条内閣打倒の密議が行われたと云う、藤山愛一郎の茶室「聴雨庵」や  川尻善治が建てた茶室「清月庵」がある。  池上梅園の北半分は,伊東深水の自宅兼アトリエで月白山荘と呼ばれていた。  池上梅園を十分堪能した後、隣接する本門寺に向かう。
   池上梅園   地図の中央の矢印が池上梅園です      <東京都大田区池上2丁目1にて>
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 池上本門寺の仁王門、奥に大堂が見える

 本門寺を尋ねて歩いたら、池上梅園の南に隣接する「大坊本門寺」の山門の前に出る。
 山門を入り、右手に行くと、1828年に建立された、重文の池上本門寺多宝塔がある。  日蓮大聖人ご入滅の霊地に建てられた、日蓮宗本山池上大坊本行寺に参拝してから、 左手の石段を登ると、池上本門寺の仁王門がある。
 仁王門の右手には、関東に現存する一番古い五重塔である池上本門寺の五重塔が見える。  仁王門の正面に、日蓮を祀ることから「祖師堂」とも云われている大堂、左に経蔵がある。  池上本門寺は日蓮聖人入滅の霊場として、日蓮宗の14霊蹟寺院の一つとされ、七大本山の一つでもある。
  本門寺を後にし、スマホのナビを活用し、1号線に出なくて、一直線に西馬込駅を目指す。
   本門寺   地図の中央の矢印が本門寺です      <東京都大田区池上1丁目1にて>
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 唯一、現代に残る江戸時代の花園である向島百花園

 西馬込駅から一気に押上駅まで来たが特急しか停車しないとのことで、 曳舟駅でもう一度乗換えて東向島駅へ。 国指定名勝・史蹟で、梅の名所でもある「向島百花園」を目指す。
 向島百花園は都立庭園で、唯一、現代に残る江戸時代の花園である。  都立文化財庭園は9個所あり、向島百花園の他、後で訪れる小石川後楽園もその一つである。  向島百花園を出て、再び東向島駅に戻り、東部伊勢崎線(スカイツリーライン)で浅草に向かう。
   向島百花園   地図の中央の矢印が向島百花園です
      <東京都墨田区東向島3丁目18にて>
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 水戸黄門ゆかりの名園である小石川後楽園の梅林

 向島百花園の梅林を鑑賞してから、東向島駅から飯田橋駅へ。  飯田橋交差点の歩道橋の上から、周りを眺めた後、小石川後楽園に向う。
 関東の梅を尋ねる旅の最後で、9箇所目の梅林に到着する。  特別史跡・特別名勝である「小石川後楽園」は水戸黄門ゆかりの名園である。  園内には約90本、20種類ほどの紅梅・白梅の梅林がある  今年の梅まつりは2月8日から3月2日まで開催されたが、 今年は寒波到来で、開花時期が遅れ、祭りが終了した今の時期が満開になった。
 園内中央にある、池の中には蓬莱島や竹生島が浮かんでいて、琵琶湖を見立てて造られた。  後楽園の名は范仲淹「岳陽楼記」から付けられた。  飯田橋駅に戻り、品川プリンスホテルによって荷物を受け取って、4日間に渡る梅林の旅を終え、 新幹線で帰路に就く。
   小石川後楽園   地図の中央の矢印が小石川後楽園です      <東京都文京区後楽1丁目6にて>
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