高松国際ホテルを出て、2日目の最初の訪問地である第81番札所である「白峰寺」へ。
正面の「七棟門」を潜ると、正面に納経所を兼ねた護摩堂がある。
崇徳上皇の霊廟である頓証寺殿の勅額門の前で右折し、石段を登ると左手に、金堂と行者堂、
石段の上には、正面に千手観音堂である本堂、左手奥に阿弥陀堂、右手に大師堂がある。
本堂に参拝し、多宝塔形式の原型とされている瑜祇塔を眺め、仏足石に乗ってから、
崇徳上皇陵に向かう。
先ず、頓証寺殿に参拝し、日本三大怨霊の一人として世人に恐れられた崇徳上皇の白峰陵へ。
雨月物語にも取り上げられた、平家物語の主役でもある上皇に思いを馳せて、御陵を後にする。
崇徳御陵
地図の中央の矢印が崇徳御陵です <香川県坂出市青海町にて>
白峰寺と崇徳御陵を、下記の「白峰寺と崇徳御陵」のボタンを
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白峰寺を出て、五色台スカイラインを北上すると、右手に「瀬戸内海歴史民俗資料館」がある。
無料開放と絶景の展望台の文字に釣られて館内へ。 1975年に日本建築学会賞を頂いたバブル期の典型的な箱物らしい
展示室が第8室まである大きな資料館であるが、参観者は我々だけだった。
屋上展望台から亀水湾を眺めてから、隣接する大崎山園地へ。
標高230mの大崎山の山頂にある展望台からは、西側に木沢塩田跡地が見え、その前に木沢湾が広がり、
前方に宮の鼻や乃生岬が見える。
木沢湾の東側、大崎鼻の沖にある槌戸瀬戸には、小槌島と大槌島の二つの島が浮かび、背景には本州の陸地が広がり、
玉野市の工業地帯らしき風景が見える。
展望台に設置された、庵治町在住の世界的な彫刻家「流政之氏」の作品「またきまい」の間から、
ダイヤモンド・フェリーらしい白い大型船が見える。
大崎園地には香川県自然科学館など、多数の施設が集中しているが、広い駐車場に駐車しているのは、三河ナンバーの車一台だけだった。
大崎山公園の展望台
地図の中央の矢印が展望台です <香川県坂出市王越町木沢にて>
五色台の風景を、下記の「五色台」のボタンを
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丸亀城に到着、正門である「大手二の門」を望むお堀の外で、「亀山公園」
「史跡丸亀城」の二本の石碑が立つ地点からスタート。
早速、バイクに乗ったおっさんが接近、丸亀城に関する懇切丁寧な解説をして頂き、
パンフレットから50%割引入城券まで頂戴する。
高麗門の大手二の門から、「丸亀城大手枡形」を通り、太鼓門の大手一の門を潜ると、見返り坂に出る。
右手にある、算木積みされた隅角部の石垣は、美しい曲線美で「扇の勾配」と呼ばれている。
坂を登ると、三丸跡に出て、月見櫓跡からは、讃岐富士である飯野山が見える。
二の丸から三の丸に向かうと、日本一小さな現存木造天守である丸亀城が現われる。
小さいながらも、1660年に完成した四国で最も古いお城は郷土自慢のシンボルである。
入場料100円を支払って入城し、天守閣から、丸亀市内地の360度のパノラマを楽しむ。
藩主居館の玄関先にあった「御殿表門」を通り、城内駐車場へ向かう。
丸亀城
地図の中央の矢印が丸亀城です <香川県丸亀市一番丁にて>
丸亀城を、下記の「丸亀城」のボタンをクリックして41枚のスライド写真でご覧ください。
丸亀城から善通寺へ、駐車場から天津橋を復元した済世橋を渡り境内へ。
中国風の正覚門がある、インド訪問時に登頂した正覚山に因んだ名前だろう。
中を進むと、左には、供養塔パゴダ、聖天堂、光明殿、聖霊殿、右には、大師堂である御影堂が並ぶ。
御影堂は、弘法大師御誕生所として奥ノ院とされている。
護摩堂を左に見て、大師堂の前から回廊を進むと、仁王門に出る。
仁王門から、右手に観智院を見て、東に向かう。
善通寺は誕生所が西院、伽藍の寺域が東院と両院から成っている。
中門を潜ると、左に金堂、中央に釈迦堂、右に五重塔がある。
東院の正門である南大門は五重塔を従えた、威厳ある建物である。
参拝を終えてから、琴引公園へ向かう。
琴引山々頂から、砂絵の寛永通宝を望み、海岸に降りて近づいてみたが、
周囲345mの巨大な砂絵は全く判別不可能であった。
燧灘に夕日が沈み、有明浜から眺めた夕焼けは、今回の旅行で印象に残るヒトコマであった。
自然の造形を十分堪能してから、今夜の宿である、かんぽの宿「観音寺」に向かう。
善通寺
地図の中央の矢印が善通寺です <香川県善通寺市善通寺町3丁目3にて>
琴引公園
地図の中央の矢印が琴引公園です <香川県観音寺市有明町14にて>
善通寺と琴引公園を、下記の「善通寺と琴引公園」のボタンを
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