津田の松原と屋島寺      2013年10月28日


 日本の白砂青松100選に指定されている津田の松原

 瀬戸内海周辺旅行に出発し、明石海峡大橋を渉り、 一年ぶりに淡路サービスエリアに寄る。  青空を背景に、観覧車と明石海峡大橋が映える。
 高松自動車道の津田東インターで降りて、瀬戸内海国立公園の津田の松原へ。  松原は琴林公園と名付けられ、日本の白砂青松100選に指定されている。  約3千本の松と白浜が広がる、全国でも有数の白砂青松の公園である。  砂浜からは、東に鵜部の鼻の岬や名古島、北には、海岸から突き出た円山、 その沖に鷹島、背後に小豆島の山々が見える。
 この松原は、600年前に常楽寺の僧が防風林として松を植えたのが始まりである。  松林に清風が入ると木の揺れる音がまるで琴を奏でているようなので琴林と名付けられた。  園内には、弁天の松など、七福神の松と呼ばれている、7本の老松がある。
 琴林公園の南にある岩清水神社に参拝してから、 道の駅「津田の松原」で本場の讃岐うどんを食べて、八栗寺に向かう。
   津田の松原   地図の中央の矢印が津田の松原です      <香川県さぬき市津田町津田にて>
津田の松原の風景を、下記の「津田の松原」のボタンを クリックして23枚のスライド写真でご覧ください。


 第第八十五番真言宗八栗寺の境内から五剣山を望む

 津田の松原から、八栗五剣山の八栗ケーブル「八栗登山口駅」へ  全長660m、高低差167mのケーブルカーに4分乗ると、山頂駅に到着。
 参道に入ると、四国霊場第八十五番真言宗八栗寺と書かれた石碑が立っている。  聖天宮の扁額が掲げられた鳥居を潜ると、右手に八栗寺本坊がある。  左手の参道を進むと、右手に、多宝塔、大師堂が並んでいる。  二つ目の鳥居の正面には、八栗の聖天さんとして親しまれている「聖天堂」が見える。
 ケーブルを使わずに参道を登ると、参詣者を迎える「お迎え大師」の像があり、 五剣山が望め、西を望むと、源平の古戦場で名高い屋島の南嶺が見える。  山門を潜ると、左手に護摩堂、八栗寺の聖天堂が並んでいる。  聖天寺の本尊は、弘法大師作の歓喜天である。
 四剣山が上から八栗寺に覆いかぶさっている。  右端の剣山は宝永三年の大地震で崩壊し、平らな山になってしまった。  八栗寺の本堂に参拝し、再びケーブルで下山する。
   八栗寺   地図の中央の矢印が八栗寺です      <香川県高松市牟礼町牟礼にて>
八栗五剣山の風景を、下記の「八栗五剣山」のボタンを
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 屋島の南嶺から屋島源平合戦の地を望む

 八栗寺を出て、屋島ドライブウェイを走ると、四国霊場第八十五番札所屋島寺に着く。  駐車場から向かうと、東大門がある。 門を入ると本堂前の境内で、右手に千体堂、三体堂、大師堂が並んでいる。  熊野大権現を祀った社の横に、日本三大狸である、屋島の太三郎狸が蓑山大明神として祀られている。
 本堂に参拝後、表参道を進むと、四天門、仁王門がある。  四天門から左に進むと、屋島の南嶺を散策できる。  飛鳥時代に造られた「屋島城跡」からは、女木島や男木島が見える。  屋島を横断して、東側に出ると、庵冶半島の先端に、平家が軍船を待機させた「船隠し」の入り江が見える。  正面に聳える五剣山がある庵冶半島と屋島で挟まれた入り江が、源平屋島合戦の地である
。  山上三大展望台の「談古嶺」の眼下には、激戦地の壇ノ浦、安徳天皇社、相引川の向こうには、 与謝野与一が弓を引いた駒立岩がある。  壇ノ浦で戦った武士たちの血刀で赤くなったという「血の池」を最後に、屋島寺を出る。  屋島の合戦の翌日、平家が退却し、その後、志度合戦が行われた志度湾を、帰りのドライブウェイから遠望し、 今夜の宿である、高松国際ホテルに向かう。
   屋島寺   地図の中央の矢印が屋島寺です      <香川県高松市屋島東町にて>
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