積丹半島の先端の町、余別の宿「新生」で目が覚める。
早速、外を見ると、今回の旅行で初めて見る青空が一面に広がっていて、海の積丹ブルーも健在だ。
急遽、予定を変更して、もう一度、神威岬にチャレンジする。
岬の駐車場には、もう、車が詰め掛けている。
遊歩道を進み、女人禁制の門まで来ると、カメラを担いだ一団が屯している。
北海道放送のアナウンサーの室谷香奈子と酒場詩人の吉田類だ。
「吉田類の北海道港町めぐり」の番組の取材中であるらしい。
8月4日に「第8弾!夏の積丹半島へ」として放映予定とのこと。
岬の両側に、文句なしの積丹ブルーが広がっている。
右手奥には、昨日走って来た「積丹キャニオン」が良く見える。
義経伝説により、名付けられた「チャレンカの小径」を進むと、正面に白い神威岬灯台が見えてきた。
岬の緑の斜面には、無数の黄色い「エゾカンゾ」の花が咲いている。
岬の先端に到着。目の前には、「神威岩」から「メノコ岩」まで、数個の岩が積丹ブルーの中を泳いでいる。
神威岬
地図の中央の矢印が神威岬です <北海道積丹郡積丹町神岬町にて>
青空の下の神威岬の風景を、下記の「神威岬」のボタンを
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神威岬から、半島東部にある美国港に来て、水中展望船「ニューしゃこたん号」に乗るために、
長蛇の列の最後尾に着く。
北海道で唯一の水中展望船で、船底に設けられたグラスボードから海底を観察出来る訳だが、余りの観光客の多さに、
船内の見物席は、交代制になる。
今まで、多くの水中展望船に乗ったが、何れも期待外れで、今回は海中よりも、積丹ブルーの方が期待できそうだ。
堤防の先端に立つ赤い灯台を見ながら美国港を出航、正面に黄金岬、その沖に宝島が見える。
港を出て、北に向かう。 黄金岬からビヤノ岬までの海岸線は、奇岩や断崖絶壁が続き、
ニセコ積丹小樽国定公園の一翼を担っている。
遊覧船は宝島を回り込む、隣接した小島の岩礁の上には釣り人の姿も見える。
ゴメジマ(鴎島)に接近、名の通り、島の周囲は多くの鴎が群れている。
席を交代して貰い、海底を眺める。 確かに、太陽の光が、透き通った海水を通して、海底を鮮明に見せてくれる。
海底には、黒い団子がごろごろしていて、それらが無数のウニである。
然しそれだけでは、時間が持てず、再び甲板に上がる。
遊覧船はビヤノ岬に接近、積丹ブルーが一層鮮やかになる。 ビヤノ岬でUターンして港に向かう。
突然、鴎が近づいてきた、その数が見る間に増える。 鴎達は、遊覧船が帰路で餌を撒くことを良く知っているのだ。
青い海を背景に、無数の鴎が乱舞する様に目を奪われていたら、何時の間にか、港が目の前にあった。
積丹半島のビヤノ岬
地図の中央の矢印がビヤノ岬です <北海道積丹郡積丹町美国町にて>
黄金岬からビヤノ岬までの風景を、下記の「黄金岬からビヤノ岬」のボタンを
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美国漁港の西にある黄金岬展望台入口にある石段を登ると、岬の尾根に出る。
展望台に向かう遊歩道から、梢の間を通して、青い海に浮かぶゴメ島や宝島が見える。
やがて、ビヤノ岬も見えてきた。 右手には、美国町の家並みや、美国漁港も見える。
入口から10分ほど歩くと黄金岬展望台に到着、上から見下ろす宝島やゴメ島は積丹ブルーに囲まれ、
一段と美しい。 青い絨毯を広げたような海面に、漁船が白線を描いて通り過ぎる光景は一段と印象的だ。
岬からの景色を十分楽しんだ後、国道229号線を東に走り、沖歌トンネルを潜ると、犬の遠吠えをした形の
セタカムイ岩がある。
更に東進して、余市川河畔にある、道の駅「スペース・アップルよいち」に寄る。
道の駅には、郷土出身の日本初の宇宙飛行士毛利衛さんの業績を紹介している余市宇宙記念館がある。
錯覚の部屋で模擬体験をした後、日曜日の観光客で溢れている小樽の倉庫群の前を通り、今夜の宿である
定山渓温泉の章月グランドホテルに向かう。
黄金岬
地図の中央の矢印が黄金岬です <北海道積丹郡積丹町美国町にて>
黄金岬とセタカムイ岩を、下記の「黄金岬とセタカムイ岩」のボタンをクリックして34枚のスライド写真でご覧ください。