積丹半島の積丹岬      2013年7月6日


 積丹半島西岸にある西の河原の柱状摂理洞窟

 岩内高原ホテルで北海道旅行の4日目の朝を迎える。  源泉掛け流し温泉の朝風呂に入浴してからホテルを出発して積丹半島に向かう。
 泊原発の横を通り、カブトラインを北上すると、兜トンネルの海岸側にマウンテンゴリラの岩が見える。  竜神岬を過ぎると、神恵内(カモエナイ)の前浜に出る。  往時にニシン漁で栄えたブイダウスには、熊がキスをしている姿の「キス熊岩」がある。  道の駅「オスコイ!かもえない」で一服。
 積丹ブルーに染まった日本海に浮かぶ「窓岩」を見ながら進むと、 前方に、西の河原がある「ジュウボウ岬」が現れ、直立している「地蔵尊」が見えてきた。  西の河原トンネルの入口左手の海岸岩壁には、柱状節理の角柱で縁取られた大きな円錐状の洞窟がある。
 積丹・ソーラン節のふる里の碑を尋ね、神崎に入ると、蛸岩の向こうに神威岬が見えてきた。  青空を背景に、岬の上には神威岬灯台、岬の先にはカムイ岩が輝いて見える。  今日は神威岬の積丹ブルーが期待できると胸を膨らませながら、積丹キャニオンの海岸を岬に向かう。
   西の河原の柱状摂理洞窟   地図の中央の矢印が柱状摂理洞窟です      <北海道古宇郡神恵内村珊内村町にて>
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 義経伝説が伝わる神威岬の沖にあるカムイ岩

 神威岬の駐車場には、観光バスが列をなし、人気度の高に驚く。  女人禁制の門から岬に向かう「チャレンカの小径」に入る。
 左手後には、先ほど走った積丹キャニオン、右手後には念仏トンネルが見える。  遊歩道が続く尾根の両側の緑の斜面には、この時期の目玉である「エゾカンゾ」が一面に咲き乱れている。  日焼け止めまで付けて来たのに、先端に近づくにつれ、ピンクのハマナスの向こうに、 神威岬灯台が見え出した頃には、空が一面雲に覆われて来た。
 北海道の現存する灯台では、5番目に古い神威岬灯台に到着。  岬の沖に見えるカムイ岩は暗いブルーの海の中では、迫力が今一歩なのが残念だ。  女人禁制の門まで戻り、北側の丘にある「路傍広場」に登り神威岬を望む。  強風や遊歩道の崩落などで、門から先は通行止めになり、この広場で眺めて帰る人も多いという。  積丹キャニオンの海岸に立つ「たこ岩」を眺めながら駐車場に戻り、次の目的地である積丹岬に向かう。
   神威岬   地図の中央の矢印が神威岬です      <北海道積丹郡積丹町神岬町にて>
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 日本渚100選に選ばれた積丹岬の島武意海岸

 
 満杯の駐車場にやっと潜り込み、先ず、右手に延びる積丹岬自然遊歩道へ。  300m程坂を歩くと、積丹出岬灯台がある。  この辺りは、ニセコ積丹小樽海岸国定公園の積丹岬島武意(シマムイ)海岸である。  全く人影の無い遊歩道を、1km20分ほど歩き、分岐点で引き返す。 駐車場の雑踏が嘘のようだ。
 駐車場から左手に行くと、島武意海岸トンネルがある。  トンネルを出ると、多数の岩が浮かんでいる、積丹ブルーの島武意海岸が目に飛び込んでくる。  高台から見下ろす絶景は、地元の人が積丹半島随一の景色であると云うのも頷ける。  遥か下に広がる渚では、多くの人の姿が見える。 日本渚100選に選ばれた海岸まで木道の階段を降りる。
 海岸には、屏風岩など奇岩が多数見られる。  神威岬での曇天に変わり、一面の青空が広がる下での、積丹ブルーの海は今回の旅行の愁眉だ。  時間に全く制約されない個人旅行の恩恵を十二分に味わった後、 積丹の海鮮料理で人気の高い余別の宿「新生」に向かう。
   積丹岬の島武意海岸   地図の中央の矢印が島武意海岸です      <北海道積丹郡積丹町入舸町にて>
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