錦帯橋と岩国城      2013年5月24日


 吉香公園の正面にある三代藩主吉川広嘉公の銅像

 グランドプリンスホテル広島にて、2日目の朝を迎える、  温泉付きのホテルで朝風呂に浸かった後、  20階にある、日本料理「広島なだ万」にて朝食、窓から外を眺める。
 東には金輪島の左に広島呉道路の鉄橋、宇品島の向こうに広島市街地、 窓の真下には宮島に行くのに昨日乗船した、高速船のホテル前桟橋が見える。
 西広島バイパスの佐方サービスエリアに寄り、山陽自動車道の岩国インターで降りて、 先ず、岩国の吉香公園へ、中級武家住宅の旧目加田家、世界でも岩国だけに生息している白蛇、 270年余り前に建造された香川家長屋門、岩国で生まれた佐々木小次郎の像などを見て歩く。
 錦川に架かる錦帯橋へ、右岸に城下を通過するとき槍を倒させた「槍倒し松」、 柳と燕を相手に「つばめ返しの術」を編み出したと云う「巌流ゆかりの柳」がある。
   吉香公園   地図の中央の矢印が吉香公園です      <山口県岩国市横山2丁目6にて>
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 日本三大奇橋に数えられている錦帯橋

 吉香公園散策の次は錦帯橋見物へ。  錦帯橋は両側の2つの桁橋構造、中央の3つのアーチ橋から成っている。  橋の上から、北側の尾根の上に、ロープウェイの山頂駅、その右側に岩国城が見える。
 錦帯橋は「流されない橋を造りたい」という情熱が生んだ技術の結晶である。  橋の全長は約193m、幅4.6mである。 錦帯橋は日本三名橋や日本三大奇橋に数えられている。  中央のアーチ橋の構造は、橋脚を起点に橋桁の1番桁から11番桁まで順次勾配を緩めながら、 先に突き出るように重ねてある。
 276年間流失しなかった錦帯橋が1950年に流失したのは、 米軍が基地拡張のため砂利を採取したのも一つの原因と云われている。  現在、「錦帯橋と岩国の街割」を内容として、ユネスコの世界文化遺産登録に向けた活動が行われている。  再び錦帯橋を渡り、吉香公園の中を通って、岩国城ロープウェイ山麓駅に向かう。
   錦帯橋   地図の中央の矢印が錦帯橋です      <山口県岩国市岩国1丁目にて>
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 複合式望楼型4重6階である岩国城の復興天守

 岩国城ロープウェイで山麓駅から山頂駅へ。  ゴンドラからは、目の前に旧目加田住宅、吉香公園の後に錦帯橋が架かった錦川、 その向こうに岩国の市街地が広がっている。
 ロープウェイで3分、徒歩5分で岩国城に到着。  現在の城は、1962年に「天守構造図」と云う絵図を元に、鉄筋コンクリート構造で、 復興天守として建てられた。  天守の構造は、連郭式山城で、複合式望楼型4重6階である。
 1608年に吉川広家により築城されたが、一国一城令により僅か7年で廃城になる。  再建時に麓からの見栄を重視して、南に移動させた。  天守閣最上階の展望楼から、岩国市街地を抱き込むように流れる錦川、川に架かる錦帯橋の眺めを最後に、 岩国を後にして、先日宿泊した帝釈峡休暇村に向かう。
   岩国城   地図の中央の矢印が岩国城です      <山口県岩国市多田にて>
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