高山と白川郷散策       2013年1月16日


 中橋の上から宮川の冬景色を望む

 寒波到来、豪雪情報の中、クラブツーリストのバスツアーに参加、ライトアップされた白川郷に向かう。  東海北陸自動車道に入ると、車道が埋まるほどの悪天候、ひるがの高原サービスエリアは雪の中、大幅遅れで先ず高山へ。
 高山の古い町並み散策は、高山別院照蓮寺からスタート、安川通りを進み、古い町並上三之町に入る。  雪が降り注ぐ中、多くの観光客が傘を差しながら、両側のお店屋を覗いていた。  多くの観光客が、白川郷のライトアップの次いでだろうが、飛騨の観光地人気は大したものである。
 白川郷が世界遺産に指定された際、売り手市場の観光地化に危惧する文章をこのホームページで書いたが、 それにしても世界遺産の威力は絶大なものである。  突き当りまで歩き、右手にある朱塗りの中橋から、宮川の冬景色を背景に記念写真を撮ってから、駐車場に戻る。  雪に埋もれた祭りの森で、早い夕食を頂いてから、夜の白川郷に向かう。
   中橋   地図の中央の矢印が中橋です      <岐阜県高山市本町1丁目にて>
高山の風景を、下記の「高山散策」のボタンをクリックして43枚のスライド写真でご覧ください。


 漆黒の空を背景に浮かぶ白川郷の合掌造りの家

 白川郷に6時に到着、売り手市場の観光地では、多くの制約条件があると思うが、元々観光時間が少ない中、 点灯されてから1時間も後に到着するという、旅行者の企画の不味さに憂鬱になる。 寧ろ、明るい前に到着すべきである。
 アイゼンを装着し、ライトを持って、野外博物館の「合掌造り民家園」からスタート。  であい橋を渡って、先ず、明善寺付近のライトアップ地区へ。  2002年に来た時は、積雪が少なく、厳冬に来た甲斐が無かったが、今年の明善寺の鐘楼門は、 屋根が潰れそうな程の積雪である。
 ライトで照り出された、降雪を眺めて、降り続く雪の状態を改めて知る。  和田地区に移り、漆喰の空に浮かぶ、合掌集落の幻想的な姿は極めて印象的だ。  荻町城跡の展望台からの風景を楽しみに来たが、散策に意外と時間がかかり、今何処を歩いているかも分からないので、 展望台は諦め、地元案内員に尋ねながら、白川街道の大通りを歩いて駐車場へ。
 消灯前にバスに辿り着いたが、消灯された真っ暗な集落の中での迷路を想像した。  心配が現実になり、集合時間に45分も遅れて来た人があり、家に着いたら、時計の針が翌日を指していた。  世界遺産は日本の看板であるので、世界の人に見放されない前に、欧州の観光地を見習って欲しいと思った。
   明善寺   地図の中央の矢印が明善寺です      <岐阜県大野郡白川村荻町にて>
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