高瀬渓谷       2012年10月20日


 高瀬渓谷の濁沢の濁沢の滝

 一年ぶりに名鉄バスハイキングに参加する。  コース名は「エメラルドグリーンのダム湖と木々の渓谷美・高瀬渓谷」である。  高瀬渓谷の拠点である高瀬ダムは乗用車の乗り入れ禁止で、七倉ダムからタクシーで行くことになる。  過去2回挑戦したが、今回3回目の挑戦で実現可能となった。
 安曇野インターを下り、有明山を左に見ながら進む。  高瀬川を遡り、17年前に宿泊した葛温泉を通り過ぎると、七倉ダムに到着。  12台のタクシーを連ねて、高瀬ダム湖の堰堤へ向かう。  今年の紅葉は、残暑のため一週間遅れで、やっと色付いた所だ。
 ダム湖を見ながら堰堤の上を歩き、不動沢トンネルの入口の上にある展望台から槍ヶ岳の先端を望む。  トンネルを出ると、不動沢に架かる不動沢吊橋があり、右手に船窪岳が見える。  濁沢に分岐して、濁沢の滝を眺めて、Uターンし、高瀬ダムの堰堤まで戻る。
   濁沢の滝   地図の中央の矢印が濁沢の滝です      <長野県大町市平にて>
 濁沢の滝周辺の高瀬渓谷の風景を、下記の「  濁沢の滝  」のボタンをクリックして42枚のスライド写真でご覧ください。


 高瀬渓谷東沢から高瀬ダム湖を望む

 ハイキングの後半は、高瀬渓谷の渓谷美を見ながら、高瀬ダム湖の東岸を歩くコースである。  日本有数のロックダムである高瀬ダムから少し歩くと、全長900mの長い第1トンネルがある。  トンネルの中のウォーキングは歩行距離が長く感じられる。
 トンネルを出ると、右手に、2005年にダム湖100選に選べれたダム湖が目に飛び込んでくる。  直ぐに、長さ300mの第2トンネルがある。 トンネルを出ると、視界が広がり、 エメラルドグリーンのダム湖が広々と見える。
 国立公園内のダム湖である高瀬ダム湖は、通常見かけるダム湖より見栄えがあるが、 所詮、ダム湖で、自然湖には及ばないと感じた。  第3トンネルの前の東沢が湖に流れ込む砂場は、砂浜のように広がり、背後の餓鬼岳の山容と合わせて、 高瀬渓谷随一の絶景であるとの印象をもった。
 第3トンネル手前でUターンして、再び、高瀬ダム堰堤まで戻り、タクシー街の長蛇の列に加わる。  七倉ダム経由で、8時半前に名古屋に到着。 駅前に出て、明かりが消えた大名古屋ビルヂングや 駅前通り沿いに並ぶブランド店を眺め、55年前の通学時に見た風景とダブらせながら、名鉄名古屋駅に急ぐ。
   高瀬渓谷の東沢   地図の中央の矢印が高瀬渓谷の東沢です      <長野県大町市平にて>
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